CMSに関するよくあるお問い合わせ

本記事について

本記事は「CMSアプリの仕様」や「b→dash設定時に使用される専門用語の説明」をまとめた「よくあるお問い合わせ」と、CMSアプリのご利用に伴いご期待の結果が得られなった場合の対応方法である「トラブルシューティング」について紹介しています。

CMSアプリについてご不明な点がございましたら、貴社カスタマーサクセス担当にお問い合わせいただく前に本記事をご参照ください。

CMSアプリの利用方法については「[概要]CMSに必要な準備」を、CMSご利用に必須のカスタムドメインについては「[概要]カスタムドメイン設定に必要な準備」をご参照ください。

CMSに関するよくあるお問い合わせ

CMSアプリの仕様や、b→dash設定時に使用される専門用語の説明としてよくお問い合わせいただく内容については下記をご参照ください。
よくあるお問い合わせでは「フォーム作成機能について」と、CMSアプリを利用する上で必要な「カスタムドメインについて」2項目に分けてご紹介します。

❶ フォーム/LP作成機能に関するよくあるお問い合わせ

# よくあるお問い合わせ 回答
1 運用中のフォームに対して質問項目を追加/削除、質問項目名の変更を行うことができるか知りたい 運用中のフォームであっても質問項目の追加/削除、質問項目名の変更を行うことができます。

※追加/削除/変更に伴い、フォームの回答データを蓄積しているデータファイルに影響が及びます
質問項目の追加/削除を行った場合の影響については「フォーム公開後に項目を変更した場合の、データファイルへの反映のされ方」をご参照ください
2 b→dashで作成するフォームはレスポンシブ対応しているか知りたい b→dashで作成するフォームは「テンプレート」で作成したフォームのみ、レスポンシブ対応しています。
「カスタム」で作成したフォームはデフォルトではレスポンシブ対応していないためご注意ください。
3 フォームの回答通知を受け取ることができるか知りたい b→dash CMSアプリでは、公開したフォームに対してユーザーからの回答通知を受け取ることが出来ます。

フォーム回答通知を受け取るための設定については「フォーム回答通知の設定手順」をご参照ください。
4 フォーム回答者にメールの自動返信をすることができるか知りたい b→dash CMSアプリでは、フォーム回答者にメールの自動返信を行うことが出来ます。
また設定をスキップすることで、自動返信を受け取らないように設定することも可能です。

メールの自動返信を行う事前設定については「自動返信メールを設定する」「フォームの送信元メールアドレスを設定したい」を参照ください。
5 b→dashでフォームを作成する際に、外部サイトでコーディングしたCSSを利用できるか知りたい b→dashで作成するフォームに外部サイトでコーディングしたCSSを利用することはできますが、不具合が生じた際の対応は致しかねますのでご了承ください。
6 「複数行テキスト」などの質問項目の回答において、改行を入力した場合「管理者通知メール」ではどのように通知されるのか知りたい 「管理者通知メール」では、回答に改行が反映された状態で通知されます。そのため、回答者が入力した内容をそのままの状態で確認することができます。
7 「管理者通知メール」は、ユーザーがフォームに回答してから、どのくらいの時間で配信されるのか知りたい 「管理者通知メール」は、ユーザーがフォームに回答してから数秒程度で配信されます。
ただし、複数のユーザーが一斉に回答を送信した場合、「管理者通知メール」の配信に数分程度の時間がかかる可能性があります。
8 フォームのデザインに「scriptタグ」を含むファイルを適用する方法を知りたい フォームのデザインに「scriptタグ」を含むファイルは、「HTMLファイル」としてファイルを適用してください。
一方で、「scriptタグ」を含むファイルは「JavaScriptファイル」としてファイルを適用することはできませんので、ご注意ください。
9 質問項目に入力文字数制限を設定した場合、回答者の入力文字数の不足や過多があった際、いつ不足や過多が判定され、注意文が表示されるのか知りたい 入力文字数以内かどうかの判定は、「必須項目」「任意項目」の種類に関わらず、送信ボタンのクリック時に行われ、不足している旨の注意文が表示されます。

【参考画像】
10 フォームに設定した定員上限に到達後、ユーザーがフォームに遷移した場合、どのようなページが表示されるのか知りたい フォームに「定員設定」を行い、設定した定員上限に到達後、ユーザーがフォームに遷移した場合、「非公開画面」として設定したページが表示されます。

「非公開画面」を編集する方法については「フォームを作成/公開したい」をご参照ください。

11 フォームの背景色や質問項目の文字サイズの変更が可能か知りたい フォームのデザインに「CSSファイル」を適用することで、背景色や文字サイズの変更が可能です。
ただしフォームのGUI機能を用いて、背景色や質問項目の文字サイズを変更することはできません。

※「CSSファイル」の適用方法については「フォームのデザインを変更する」をご参照ください。
12 b→dashで作成したランディングページ(LP)上から、PDFファイルなどをダウンロードできるように設定したい ランディングページ(LP)から、PDFファイルをダウンロードできるようにするためには、「HTML編集モード」を使用して、任意の箇所に「download属性」を追記する必要があります。

※「GUI編集モード」では、「download属性」を追記することはできません

❷ カスタムドメイン設定に関するよくあるお問い合わせ

カスタムドメイン設定に関するよくあるお問い合わせは「サブドメインを用いたカスタムドメイン設定」「新規ドメインを用いたカスタムドメイン設定」共通の内容になります。

# よくあるお問い合わせ 回答
1 カスタムドメイン設定とは何か知りたい カスタムドメインとは、b→dashのCMSアプリで作成したフォームページをインターネット上に公開する際の「ドメイン」のことを指します。
2 カスタムドメイン設定で登場する「SSL証明書」とはなにか知りたい SSL証明書とは、認証局と呼ばれる第3者団体が「webサイトを運営している会社の実在確認(身元確認)」をしたことを証明するものです。

詳細については「SSL証明書とは?」をご参照ください。
3 カスタムドメイン設定で登場する「FQDN」とはなにか知りたい FQDN(Fully Qualified Domain Name)は、日本語では「完全修飾ドメイン」とも呼ばれており、ホスト名とドメイン名を省力せずに指定した記述形式のことを指します。
4 カスタムドメイン設定で登場する「CSR」とはなにか知りたい CSRとは「Certificate Signing Request」の略で、ドメイン認証サービスに対して、ドメインの安全性を示す証明書の発行依頼をする際に必要となるファイルです。

CSRには、貴社の「組織名」や「会社が所在する市区町村名」が暗号化された状態で記入されています。
5 カスタムドメイン設定で登場する「秘密鍵」とはなにか知りたい 秘密鍵とは、インターネットに公開したフォームページと、一般ユーザー(フォームページにアクセスした方)の間で、フォームに記入する情報を暗号化された状態でやりとりするために必要なファイルです。

詳細については「秘密鍵とは?」をご参照ください。

➌ 公開したフォーム/LPに関するよくあるお問い合わせ

# よくあるお問い合わせ 回答
1 CV設定において、CVページを「アンケートフォームの回答完了画面」に、前ページを「アンケートフォームの回答画面」に設定した場合、CV数とフォームの回答データ数が一致しないのはなぜか知りたい CV数とフォームの回答データ数が一致しない原因は、ユーザーが以下の操作を行ったことで、前ページを経由せずにCVページに到達したことが挙げられます。

・回答画面から回答完了画面への遷移時にリロードを行った
・回答画面から回答完了画面へ遷移するボタンを二重でクリックした
・URLを直接入力し、回答完了画面に流入した

前ページを経由せずにCVページに到達した場合、CVとして計測されませんので、ご留意ください。
2 b→dashで作成したフォームのセッションは、何分経過するとタイムアウトになるのか知りたい フォームのセッションは、60分でタイムアウトとなります。タイムアウトになった場合、フォームの回答を最初から入力し直す必要があります。
3 すでに公開しているフォームに質問項目を追加した場合、追加した質問項目が「フォーム回答データ」のカラムとして、どこに追加されるのか知りたい 質問項目を新たに追加した場合、「フォーム回答データ」のカラムの最後部に追加されます。
例えば、3つの質問項目(A、B、C)が記載されたフォームに、「質問項目 D」を「質問項目 A」と「質問項目 B」の間に追加した場合、「フォーム回答データのカラム順」は「A、D、B、C」ではなく、「A、B、C、D」となります。
4 公開したフォームのアクセスログを取得したい 公開したフォームのアクセスログを取得するためには、アクセスログタグを動作させる必要があります。
アクセスログタグを動作させるためには、アクセスログタグの配信対象ドメインとして、フォームのドメインを登録してください。

※ドメイン登録の手順については「直貼りでタグを設置したい」をご参照ください

[参考]CMSに関するトラブルシューティング

CMSアプリご利用に伴い、ご期待の結果が得られなかった場合の対処方法については下記をご参照ください。
トラブルシューティングでは「フォーム作成機能について」と「カスタムドメイン設定について」の2項目に分けてご紹介します。

❶ フォーム/LPが正常に機能しない

# カテゴリ 考えられるケース 解決方法
1 フォームのデザイン 作成したフォームがレスポンシブ対応しない b→dashで作成するフォームは「テンプレート」で作成した場合のみレスポンシブ対応します。
「カスタム」で作成したフォームをレスポンシブ対応させたい場合は、CSSコードの変更を行ってください。
2 フォームのデザイン 運用中のフォームの質問項目に対して質問形式を変更することができない

【変更例】
「カスタムラジオボタン」から「カスタムチェックボックス」への変更
運用中のフォームの質問項目に対して、質問項目を変更することはできません
質問形式を変更したい質問項目を一度削除し、任意の質問項目を新たに作成することで質問形式の変更を行ってください。

※追加/削除/変更に伴い、フォームの回答データを蓄積しているデータファイルに影響が及びます
質問項目の追加/削除を行った場合の影響については「フォーム公開後に項目を変更した場合の、データファイルへの反映のされ方」をご参照ください
3 フォームの保存 作成したフォームを保存することができない サーバーやVPNとの接続に問題が発生している可能性があるため、時間を置いて再度「保存」をクリックしてください。

※ サーバーやVPNとの接続に問題が発生している場合、「Consoleパネル」に『ERR_TUNNEL_CONNECTION_FAILED』が表示されます。
 「Consoleパネル」の確認方法については、「サイト上の不具合の調査方法を知りたい」の『❷ ブラウザ情報の取得方法』をご参照ください。
4 回答データの反映 データパレットにフォーム回答データのデータファイルがない フォーム回答データのデータファイルはフォームを公開した時点で自動で「b→dashデータ」に作成されます。
フォーム公開前に回答データのカラムを確認することは出来ないため、カラムを確認したい場合は一度公開していただくようお願いします。
5 回答データの反映 回答データを確認したが、顧客IDが取得できていない ユーザーの顧客IDを取得する場合は、公開するフォームURLにパラメータを付与する必要があります。
パラメータ付与方法については「webサイトへの流入元を取得したい」をご参照ください。
6 回答データの反映 同じユーザーの回答データが複数存在する b→dashで作成したフォームでは1ユーザーあたりの回答回数を制限しない仕様のため、1ユーザーが複数回答した場合、回答データも複数蓄積されます。
1ユーザーあたり1回の回答データを取得したい場合は「データパレット」で回答データの加工を行ってください。
7 回答データの反映 回答データに「NULL」が含まれている 回答データの値に「NULL」が含まれている場合、下記の原因が挙げられます。

・ユーザーが回答していない
・複数のページから構成されているフォームの回答時に、タブを複製して回答入力画面を2つ以上表示して回答している

❷ カスタムドメインの設定ができない

カスタムドメイン設定に関するトラブルシューティングは「サブドメインを用いたカスタムドメイン設定」「新規ドメインを用いたカスタムドメイン設定」共通の内容になります。

# カテゴリ 考えられるケース 解決方法
1 各種証明書/秘密鍵の発行 秘密鍵を紛失/削除してしまった 秘密鍵は同一のものを再発行することはできないため、お手数ですがCSRの発行からやり直してください。
2 各種証明書/秘密鍵の発行 SSL証明書を紛失/削除してしまった SSL証明書はドメイン認証サービス(別名:認証局)によっては無料で再発行をしてもらえることがあります。
貴社ご利用のドメイン認証サービスにご確認ください。
3 各種証明書/秘密鍵の登録 カスタムドメイン新規設定画面でドメインを入力後、一時保存せず「キャンセル」を押してしまった
※ネットワークの接続が切れてキャンセルされた場合も含む

ドメイン登録時、一時保存せずにキャンセルした場合カスタムドメインの設定が制限されるため、貴社カスタマーサクセス担当までご連絡ください。
4 各種証明書/秘密鍵の登録 SSL証明書、ルート証明書、中間証明書、秘密鍵の登録の際に、「登録に失敗しました」とエラーが表示された

各種証明書/秘密鍵の形式が異なるため、以下の5つの項目についてご確認をお願い致します。
  • ファイル形式が「テキストファイル(.txt)」か
  • ファイルの改行コードが「LF」か
  • 文字コードが「UTF-8」か
  • 不要な「スペース」や「タブ」がないか
  • 各種証証明書のフレーズが間違っていないか

フレーズの確認方法などの詳細は「登録時にエラーが発生した場合はこちらを参照ください」をご参照ください。
5 各種証明書/秘密鍵の登録 SSL証明書、ルート証明書、中間証明書、秘密鍵の保存の際に、「SSLの設定情報に誤りがあります」とエラーが表示された 登録した各種証明書/秘密鍵に問題があるため、以下の3つの項目についてご確認をお願い致します。
  • 「サブドメイン登録 & CNAME発行」の際にb→dashに登録したサブドメインと、「SSL証明書」に指定されているドメインが一致しているか
  • CSR発行時にセットで発行された「秘密鍵」とは異なる「秘密鍵」を登録していないか
  • 「中間証明書」または「ルート証明書」が、SSL証明書を発行したドメイン認証サービス(認証局)の証明書であるか
6 カスタムドメインの運用 設定したカスタムドメインのステータスが「無効」になっている
※参考画像はステータスが「編集中」の場合

設定したカスタムドメインのステータスが「無効」の場合、登録したCNAMEに不備がある、または、登録したCNAMEが設定に反映されていない可能性があります。
そのため、登録したCNAMEに不備がないか見直しを行ってください。
登録したCNAMEの反映には24~72時間を要するため、不備がなかった場合は、CNAMEを登録した時点から24~72時間経過後に再度ステータスをご確認ください。
7 カスタムドメインの運用 設定したドメインの遷移先に「このwebサイトのセキュリティ証明書には問題があります」等のメッセージが表示される 登録したSSL証明書の有効期限が切れている可能性がありますので、SSL証明書の更新を行ってください。
※SSL証明書の有効期限は最長で1年1ヶ月です

更新手続きの詳細については「SSL証明書の更新について」をご参照ください。
上記の「よくあるお問い合わせ」「トラブルシューティング」で解決できない場合は、お手数ですが貴社カスタマーサクセス担当までお問い合わせください。