データの加工/統合に関するよくあるお問い合わせ

本記事について

本記事では、データの加工(=クレンジング)とデータの統合についての「よくあるお問い合わせ」と、データの加工とデータの統合が正常に行われなかった場合の対応方法である「トラブルシューティング」について紹介しています。

データの加工/統合についてご不明な点がございましたら、貴社カスタマーサポート担当にお問い合わせいただく前に本記事をご参照ください。

データの加工については「[概要]加工タスク一覧」、
データの統合に関しては「データを横統合したい」「データを縦統合したい」をご参照ください。

データの加工/統合に関するよくあるお問い合わせ

データの加工/統合において、よくお問い合わせいただく内容について下記にまとめましたのでご参照ください。

# よくあるお問い合わせ 回答
1 クレンジングタスクの種類を知りたい b→dashのクレンジングタスクは、19種類存在します。

クレンジングタスクの種類の詳細については、「[概要]加工タスク一覧 」をご参照ください。
2 クレンジングタスクの設定上限数を知りたい クレンジングタスクの設定上限数はありません。

※クレンジングタスクを複数設定することで処理に時間を要することがあります
3 どのようなデータ加工を行ったのか知りたい 実施したクレンジングタスクの確認は、「クレンジング履歴」から確認することができます。

確認方法の詳細については「加工タスクを確認/削除したい 」をご参照ください。
4 正規表現を使用してクレンジングタスク「抽出」を行った場合、抽出することができる文字数の上限について知りたい 正規表現を用いた場合に抽出できる文字数の上限は、65534文字までとなっています。
5 1回の横統合で統合できるデータファイルの数を知りたい 1回の横統合で統合できるファイルの数は2個までとなっています。

3個以上のファイルを横統合したい場合、横統合を複数回実施する必要があります。

6 1回の縦統合で統合できるデータファイルの数を知りたい 1回の縦統合で統合できるファイルの数は4個までとなっています。

5個以上のファイルを縦統合したい場合、縦統合を複数回実施する必要があります。

7 1つのデータフロー内で縦統合に使用できるデータファイルの数を知りたい 1つのデータフロー内で縦統合に使用できるファイルの数は合計30個までとなっています。

合計31個以上のファイルを縦統合に使用したい場合、複数のデータフローに分けて縦統合を実施する必要があります。

データフローの詳細については「データフロー機能について知りたい」をご参照ください。

8 1度データ統合に使用したデータファイルを、別のデータファイルに差し替えを行うことができるのか知りたい 1度データ統合に使用したデータファイルは、縦統合/横統合に関係なく、データファイルの差し替えを行うことができます。

データファイルの差し替えの方法については、「データを横統合したい 」「データを縦統合したい 」をご参照ください。

[参考]データの加工/統合に関するトラブルシューティング

データの加工とデータの統合のそれぞれについて、データの加工/統合が正常に行われなかった場合の対処方法をまとめましたので、下記をご参照ください。

❶ データの加工に関するトラブルシューティング

# カテゴリ 考えられるケース 解決方法
1 四則演算
時刻演算
クレンジングタスクを実施したいデータの値に「Null」が含まれているため、計算結果が反映されない クレンジングタスクを行うカラムの値に「Null」が含まれている場合、クレンジングタスクが正常に実施されない可能性があります。
データに「Null」が含まれていないかご確認ください。
2 四則演算 クレンジングタスクの「四則演算」を選択したが、加工したいカラムを「四則演算」の対象カラムとして選択できない クレンジングタスクの「四則演算」を実行できるデータ型は「整数型/小数型」のみとなっています。
「四則演算」を実施したいカラムのデータ型のご確認ください。
3 時刻演算 クレンジングタスクの「時刻演算」を選択したが、加工したいカラムを「時刻演算」の対象カラムとして選択できない クレンジングタスクの「時刻演算」を実行できるデータ型は「整数型」「日付型」「日時型」のみとなっています。
「時刻演算」を実施したいカラムのデータ型のご確認ください。
4 型変換
集約
メール行動ログデータファイルに対して、【特定の手順】で操作を行うと、エラーが発生し加工処理が実行されない

【特定の手順】
① 任意のカラムに対して「型変換」を行う
※「型変換エラーの設定」において「クレンジングを中止する」を選択する
② 型変換したカラムに対して「集約」を行う
メール行動ログデータファイルなどに対して、【特定の手順】で操作を行う場合、エラーが発生する可能性があります。
エラーが発生した場合は、「型変換エラーの設定」において「指定した値に変換する」または「Nullに変換する」を選択してください。

また、エラーが発生するデータファイルについては下記の画像をご参照ください。

5 絞込み カラムの値を「AまたはBを含まない」に絞込めない カラムの値を「AまたはBを含まない」に絞込む場合は、絞込み条件として「次を含まない(カンマ区切りで複数指定)」を選択し、カンマ区切りで「A,B」と設定してください。

よくある間違いとして、絞込み条件を「次を含まない:A 」と「 次を含まない:B」を「OR条件」で設定する場合が挙げられます。
先述した条件で設定した場合は、「次を含まない:A」という条件で「B」の値が残り、「次を含まない:B」という条件で「A」の値が残ります。
そのため意図した値に絞込むことができませんので、ご注意ください。
6 クレンジングタスクの削除 1つのクレンジングタスクを削除すると、他のクレンジングタスクも削除された 削除するクレンジングタスクによっては、複数のクレンジングタスクが同時に削除されます。

具体的には、クレンジングタスク①によって「新規作成したカラム」「上書き保存されたカラム」に対してクレンジングタスク②を行った場合、先行のクレンジングタスク①が削除されると後続のクレンジングタスク②も同時に削除されます

【複数のクレンジングタスクが削除される例】
⑴「顧客ID」カラムに対して、
 『複製』(クレンジングタスク①)を行う
⑵「顧客ID(1)」カラムが新規作成される
⑶「顧客ID(1)」カラムに対して、
 『IF文』(クレンジングタスク②)を行う
⑷「クレンジングタスク①(複製)」を削除する
⑸「顧客ID(1)」カラムが削除される
⑹「クレンジングタスク②(IF文)」が削除される
7 その他 「編集中のクレンジングタスクが存在しています」と表示される原因について知りたい 「編集中のクレンジングタスクが存在しています」と表示される原因として、クレンジングタスクの実施後にクレンジングタスクの結果を保存しなかったことが挙げられます。
必ず保存を行ってから次の操作を行うようお願いします。

8 その他 ステータスが「処理前」かつ、データファイル詳細画面にて「元のデータファイルの定義が変更されています」と表示され、データファイルの内容が確認できない 取込設定において、データ型を変更したことが原因として挙げられます。
データフロー画面から「手動実行」ボタンをクリックし、実行することで解消され、データの確認を行うことが出来ます。

❷ データの統合に関するトラブルシューティング

# カテゴリ 考えられるケース 解決方法
1 横統合 横統合する2つのデータファイルのカラムのデータ型が異なり、データの横統合が行われない 横統合したいカラムは、同じデータ型である必要があります。
また、横統合を行いたいカラムは、以下の2つの条件が必要です。

1.両データファイルに存在するカラムである
2.同じデータ型である

横統合するカラムの選択方法については、「データを横統合したい」をご参照ください。

2 横統合 横統合に使用するデータファイルのレコード数より、横統合後のデータファイルのレコード数が多い 横統合したいカラム内のデータに重複が存在した場合、 横統合が正常に行われず、レコード数が多くなります。
横統合したいカラム内のデータに重複が存在しないかご確認ください。

3 その他 ステータスが「処理前」かつ、データファイル詳細画面にて「元のデータファイルの定義が変更されています」と表示され、データファイルの内容が確認できない 取込設定において、データ型を変更したことが原因として挙げられます。
データフロー画面から「手動実行」ボタンをクリックし、実行することで解消され、データの確認を行うことが出来ます。

上記の「よくあるお問い合わせ」「トラブルシューティング」で解決できない場合は、お手数ですが貴社カスタマーサクセス担当までお問い合わせください。