「アクセスログタグが発火しない」原因を特定したい

本記事について

本記事は、ワンタグのアクセスログタグの設定を行ったものの「アクセスログタグが発火しない」場合に「確認すべき観点」や「解決に向けたアクション」についてフロー図を用いて説明します

アクセスログタグの発火についてご不明な点がございましたら、貴社カスタマーサポート担当にお問い合わせいただく前に本記事をご参照ください。

ワンタグのアクセスログタグの設定方法については、貴社のワンタグの実装方法に合わせて「直貼りでタグを設置したい」「GTMでタグを設置したい」「YTMでタグを設置したい」をご参照ください。

原因の特定方法

ワンタグのアクセスログタグの設定後に、よくあるトラブルとして「アクセスログタグが発火しない」という事象が挙げられます。
下記では「アクセスログタグが発火しない」場合の「確認すべき観点」と「解決に向けたアクション」についてフロー図を用いて紹介します。

以下、フロー図の(Q1)から順番にご確認ください。(Q)の詳細については「確認すべき観点」をご参照ください。

確認すべき観点

(Q1) アクセスログタグが「ON」になっているか?

アクセスログタグが「ON」になっているかどうかご確認ください。確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q1) b→dashでの確認手順
共通設定」をクリックします

タグ管理」をクリックします

アクセスログタグ」をクリックします

ON」になっているか確認します

アクセスログタグが「ON」になっているか確認し、「ON」になっている場合は確認すべき観点(Q2)へ、「OFF」になっている場合は解決に向けたアクション(A1)へ進んでください。

(Q2) webページのドメインをアクセスログタグの対象ドメインに追加しているか?

アクセスログタグが発火しないwebページのドメインをアクセスログの対象ドメインに追加しているかどうかご確認ください。確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q2) b→dashでの確認手順
共通設定」をクリックします

タグ管理」をクリックします

アクセスログタグ」をクリックします

対象ドメイン」にwebページのドメインがあるかどうか確認します

webページのドメインをアクセスログの対象ドメインに追加しているかどうか確認し、追加している場合は確認すべき観点(Q3)へ、「OFF」になっている場合は解決に向けたアクション(A2)へ進んでください。

(Q3) アクセスログの対象ドメインに追加したドメインが誤っていないか?

アクセスログの対象ドメインに追加したドメインが誤っていないかご確認ください。確認方法と確認観点については、下記の手順をご参照ください。

(Q3) b→dashでの確認手順
共通設定」をクリックします

タグ管理」をクリックします

アクセスログタグ」をクリックします

アクセスログが発火しないwebページのドメインが正しく追加されているか確認します

ドメインの確認観点

アクセスログタグの対象ドメインに追加したドメインが誤っていないか確認する際の観点を、下記に記載しましたのでご参照ください。

【確認観点の例】
・「https://」「http://」を記載していないこと
・ドメインの先頭または末尾に「/」を含めていないこと
・ドメインの先頭または末尾に「 」(スペース)を含めていないこと
・サイトのURLが「www.sample.com」などのように「www.」が存在する場合に、「www.」も含めて記載していること

アクセスログの対象ドメインに追加したドメインが誤っていないか確認し、誤っていない場合は確認すべき観点(Q4)へ、誤っている場合は解決に向けたアクション(A3)へ進んでください。

(Q4) webページのURLが配信除外URLの条件に一致しないか?

アクセスログタグが発火しないwebページのURLが配信除外URLの条件に一致していないかご確認ください。確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q4) b→dashでの確認手順
共通設定」をクリックします

タグ管理」をクリックします

アクセスログタグ」をクリックします

「対象ドメイン」に設定している「配信除外URL」の条件がwebページのURLに一致しないか確認します

アクセスログタグが発火しないwebページのURLが配信除外URLの条件に一致していないか確認し、一致していない場合は確認すべき観点(Q5)へ、一致している場合は解決に向けたアクション(A4)へ進んでください。

(Q5) webサイトにワンタグを設置しているか?

webサイトにワンタグを設置しているかどうかご確認ください。確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q5) b→dashでの確認手順
アクセスログタグが発火しないwebページに遷移し、キーボードで「F12」キーを押下します

Elements」をクリックします

キーボードで「Ctrl」キー+「F」キーを押下します

検索窓に「btm.js」を入力し、キーボードで「enter」を押下します

btm.js」というソースコードがあるか確認します

webサイトにワンタグを設置しているかどうか確認し、設置している場合は確認すべき観点(Q6)へ、設置されていない場合は解決に向けたアクション(A5)へ進んでください。

(Q6) ワンタグの設置箇所が誤っていないか?

webサイトに設置しているワンタグの設置箇所が誤っていないかご確認ください。具体的には、ワンタグがwebサイトの共通部分にある「< /head >」の直前、もしくは「< body >」の直後になっているかどうか確認します。
確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q6) b→dashでの確認手順
webサイトに遷移し、キーボードの「F12」キーを押下します

Elements」をクリックします

</head>」タグの直前、もしくは「<body>」の直後にワンタグが設置されているか確認します

ワンタグの設置箇所を確認し、設置箇所が誤っている場合は解決に向けたアクション(A6)へ、設置箇所が誤っていない場合は貴社カスタマーサクセス担当にお問い合わせをお願いします。

解決に向けたアクション

「解決に向けたアクション」では、「アクセスログタグが発火しない」原因を6つに分類し、解決に向けた具体的なアクションを原因ごとに記載しています
調査フロー図で「確認すべき観点」を確認した上で、該当する「解決に向けたアクション」をご参照ください。

(A1) アクセスログタグを「ON」に設定

「アクセスログタグが発火しない」原因として、アクセスログタグが「ON」になっていないことが挙げられます。解決するためには、アクセスログタグを「ON」に切り替えてください。

OFF」をクリックして、「ON」に切り替えます

(A2) webページのドメインをアクセスログタグの対象ドメインに追加

「アクセスログタグが発火しない」原因として、webページのドメインがアクセスログタグの対象ドメインに追加されていないことが挙げられます。解決するためには、アクセスログの対象ドメインに追加してください。
以下では、webページのドメインをアクセスログタグの対象ドメインに追加する手順を紹介します。

(A2) b→dashでの解決方法
共通設定」をクリックします

タグ管理」をクリックします

アクセスログタグ」をクリックします

新規ドメイン追加」をクリックします

webページのドメインを入力し、「適用」をクリックします

(A3) ドメインを正しく入力

「アクセスログタグが発火しない」原因として、アクセスログタグの対象ドメインに追加しているドメインが誤っていることが挙げられます。解決するためには、ドメインを正しく入力してください。

ドメインについて

ドメインとは、サイトURL「https://www.test.com/」の「https://」と末尾の「/」を取り除いた「www.test.com」の部分(FQDNに該当する部分)を指します。
そのため、貴社webサイトのURLに「www」が含まれている場合は、「www」も含めて対象ドメインに登録してください。例えば、貴社webサイトのURLが「https://www.test.com/」の場合は、対象ドメインに「www.test.com」と追加してください。

(A4) 配信除外URLの条件を変更

「アクセスログタグが発火しない」原因として、配信除外URLの条件に、webページのURLが合致していることが挙げられます。解決するためには、配信除外URLの条件を変更してください。

(A4) b→dashでの解決方法
共通設定」をクリックします

タグ管理」をクリックします

アクセスログタグ」をクリックします

編集」をクリックします

配信除外URL」の条件を変更し、「適用」をクリックします

(A5) webサイトにワンタグを設置

「アクセスログタグが発火しない」原因として、webサイトにワンタグが設置されていないことが挙げられます。解決するためには、webサイトにワンタグを設置してください。

ワンタグの設置方法には「直貼り」「Google Tag Maneger」「Yahoo!タグマネージャー」の3種類がありますので、貴社の実装方法に合った記事をご参照ください。

【参考記事】
直貼りでタグを設置したい
GTMでタグを設置したい
YTMでタグを設置したい

(A6) ワンタグを正しい箇所に設置

「アクセスログタグが発火しない」原因として、ワンタグの設置箇所が誤っていることが挙げられます。解決するためには、ワンタグを「</head>」の直前、もしくは「<body>」の直後に設置してください。

ワンタグの設置には「直貼り」「Google Tag Maneger」「Yahoo!タグマネージャー」の3種類がありますので、貴社の実装方法に合った記事をご参照ください。

【参考記事】
直貼りでタグを設置したい
GTMでタグを設置したい
YTMでタグを設置したい