マルチパート配信を実施した際に、『”HTMLメール”が表示されずに”テキストメール”が表示された件数』を計測できますか?

『”HTMLメール”が表示されずに”テキストメール”が表示された件数』は、計測できません

『”HTMLメール”が表示されずに”テキストメール”が表示された件数』は、計測できません

マルチパート配信は、メールの配信時に「HTMLメール」と「テキストメール」の両方を配信し、受信した端末に応じて、どちらの形式のメールを表示させるか判定しています。
例えば、マルチパート配信を行い、メールを受信した端末がフューチャーフォン(ガラケー)であった場合、「HTMLメール」は表示されず、「テキストメール」が表示されます。

もしも、表示されたメールの形式が「HTMLメール」である場合、
『HTMLメールが表示された件数』(=開封の有無)は、計測できますが、
『「HTMLメール」が表示されずに「テキストメール」が表示された件数』は、計測できません。
理由としては、「テキストメール」の開封の有無は技術的に計測できないため、「HTMLメール」が表示されていない原因が以下のどちらなのか、判別できないためです。

・ 「HTMLメール」が表示可能な端末で、「HTMLメール」が開封されていない
・ 「HTMLメール」が表示不可能な端末で、「テキストメール」が表示されている

メールの開封判定について

メールの開封有無は「HTMLメール」のみ、計測することができます。そのため、「HTMLメール」が表示されずに「テキストメール」が表示された件数を計測することはできません。

『HTMLメール』は、メールに埋め込まれる”webビーコン”を利用して開封の有無を計測します。一方『テキストメール』の場合、”webビーコン”を利用できないため、開封の有無を計測することができません。
※”webビーコン”とは、Webページやメールのアクセス解析を行うために用いられる小さなプログラムです。これは、1×1ピクセルの透明な「画像」としてWebページやメールに埋め込まれ、ユーザーの行動(メールの開封など)を追跡する役割を果たします。