従量費用の定義を知りたい

従量費用とは

従量費用とは、「パケット」「データ保持量」「ユーザー数」などを利用した量に応じて変動する月額費用のことを指します。

従量費用の内訳などの確認方法については「月額料金/従量課金額/データ保持量を確認したい」、
パケット利用状況の確認方法については「パケット利用状況を確認したい」をご参照ください。

従量費用の定義

b→dashアカウント全体における従量費用項目

名称 従量定義 注意事項
パケット データ量×処理回数ごとに計測されるポイントの総量 パケットが発生する対象は以下となります。
 ・データパレット(データ連携 / 取込 / 出力 / 加工 / 統合)
 ・BI
 ・web接客
 ・シナリオ
 ・メール/MA
 ・LINE連携
 ・SMS配信
 ・Push通知
 ・レコメンド
 ・カスタマーウォッチ
 ・セグメント

※『削除』または『アーカイブ』されたセグメントやレポートについては、パケットは発生しません
※ パケットは、データファイルをCSV形式へ変換するタイミングなどの処理が実行されるタイミングでも発生します
データ
保持量
(GB)
b→dashの集計結果や設定情報が保存されており、データ保持量として計算できるデータの総量
(月中最大値)
● アプリ共通
「データパレット」や「コンテンツボックス」などの全アプリケーションで保持しているデータやCSVダウンロードのためにファイル化したデータが対象となります。
※ webアクセスログデータファイルなどの一部のb→dashデータや統合データも対象に含まれます
※ 中間サーバーに保管されているデータファイルはデータ容量には含まれません

● データパレット/セグメント/BI
① データ容量は月中での最大値となります。

② 削除されたデータは削除された段階で計測対象から除外されます。
※『アーカイブ』されたセグメントやレポートについては、請求対象となります

③「webコンバージョンデータファイル」などの集計対象とならないデータファイルの容量は「0GB」と表示されます。

④「取込エラー」となったデータファイル自体の容量は「データ保持量」としてカウントされません。ただし、エラーとなる直前のデータファイルの容量が「データ保持量」としてカウントされます。

● メール/MA
① メールの「配信ログデータ」がデータ保持量の対象となります。
※「配信ログデータ」とは、b→dashの裏側で保持しているデータであり、メールの配信状況や、配信のエラー情報を含んでいるデータのことです
※ 実際の分析や施策に利用する「メール行動ログデータ」とは異なります

② メールのユニークアドレス数が対象となる「メールの従量」は、「データの保持量」としてカウント対象外となります。


※ データ保持量の内訳については、「月額料金/従量課金額/データ保持量を確認したい」をご参照ください
PV数 b→dashタグが設置されたwebページの中で「ドメイン設定されたページ」から発生したリクエスト数 ① PVとは、「ページビュー」の略で、webページが閲覧された回数を指します。

②「セッション(訪問数)」は「サイト」訪問数であり、PVとは明確に異なります。
(同一サイトで複数のページを遷移した場合、セッションは「1」となりますが、PVは「複数」となります)

③「webアクセスログデータ」と「アプリアクセスログデータ」のPV数の合計が表示されます。
※「アプリアクセスログデータ」のPV数は、「内部タイプ」カラムの値が「screenview」(スクリーンビュー)であるレコードをカウントしています

④「PV数」は、クローラーからのアクセス数を除いた値が表示されています。
ユーザー数 b→dashに登録しているユーザーアカウント数 ① b→dashに登録しているユーザー数は「午前 1:00」に日次で集計されます。

② 月中の最大値を従量費用としてカウントします。

③ ステータスが「無効」のユーザーや「削除」したユーザーについては、「ユーザー数」としてカウントされません

例えば、ユーザーが「10名」の状態で、「1/1 19:00」に「1名」を削除し、「1/1 20:00」に別のユーザーを「1名」追加した場合、ユーザー数は「10名」として集計されます。
また、ユーザーのステータスを「有効」から「無効」に変更した場合においても、同様の挙動になります。
「有効」なユーザー「10名」のうち、「2名」を「無効」にして、ユーザーを「2名」、新規追加した場合、ユーザー数自体は「12名」ですが、「12名のうち2名」は「無効」なユーザーであるため、集計上のユーザー数は「10名」になります。

※ 基本的には1つのユーザーアカウントにつき、1人のご担当者様を想定しています
※「@data-x.com」のメールアドレスが登録されたアカウントについては、計測対象外です

アプリケーション個別における従量費用項目

名称 従量定義 注意事項
メール/MA メール配信対象となったユニークアドレス数 ● メール配信対象となったユニークアドレスとは
メールを配信したアドレスのうち、同一アドレスを除外したアドレスとなります。

● ユニークアドレスの集計ルール
① ユニークアドレス数のカウント対象は、当月内に貴社がメールを配信したアドレスです。
② 毎月月初にユニークアドレス数のカウントはリセットされます。
③ 同一アドレスが配信対象となる場合、従量は2重でカウントされません。

※ HTMLメールのみを配信し、受信者の端末がフィーチャーフォン(ガラケー)のため、メールを受信することができなかった場合でも、「メールを配信したアドレス」としてカウントされ、請求対象となります
モバイル
Push配信
Push配信成功数 従量費用としてカウントされるのは「成功数」であり、「配信数」や「配信対象アドレス数」ではないので、ご注意ください。

iPhoneやアプリ内の設定がで通知オフに設定されている場合は、配信対象になりません。

※ iPhoneの設定側でオフにした場合は、設定内容は次回アプリ起動時にb→dash連携される仕様ですので、連携までにラグが生じます
LINE連携 LINE配信成功数 ①「LINE配信成功数」とは、「配信数」のうち、ユーザーへLINE配信が成功した数です。また「LINE配信成功数」とは、LINE行動ログデータファイルの「行動タイプ」カラムの値が「line_succeeded」のレコードの合計数を指しています。

※「配信数」は、メッセージ(吹き出し)1通の配信につき「1 配信」ではなく、設定上限数の3通までが「1 配信」としてカウントされます
※「LINE配信成功数」には、実際にはブロックされていて配信されていないユーザーへの送信数も含まれます

② リッチメニューの配信は従量カウントには含まれません。
SMS配信 SMS配信成功数 ● 従量費用のカウント対象について
従量費用のカウント対象は「SMS配信成功数」です。「SMS配信成功数」とは、SMS行動ログデータファイルの「行動タイプ」カラムの値が「sms_succeeded」のレコードの合計数を指しています。

● 長文オプションを利用している場合について
長文オプションを利用している場合、下記の2点についてご留意ください。

① 文字数によって、配信通数のカウントが異なります
「71文字」以上の場合、『66文字もしくは67文字あたり1通』としてカウントされます。「66文字」と「67文字」のどちらでカウントされるのかについては、通信キャリアによって異なります。

・ドコモ       :66文字あたり1通
・ソフトバンク / 楽天:67文字あたり1通

例えば、文字数が「68文字」の場合、どのキャリアにおいても配信数は「2通」となります。
一方で、文字数が「134文字」だった場合、配信数はドコモは「3通」、ソフトバンクと楽天は「2通」となります。

② 利用しているキャリアがauの場合
auについてはバイト数でカウントしており、SMSメッセージが「141バイト」以上の場合は『134バイトあたり1通』としてカウントされます。
例えば、バイト数が「248バイト」だった場合「141バイト」を超過しているため、配信数は「2通」となります。
web接客
リクエスト数
web接客タグが設置されたページで「ドメイン設定されたページ」が表示された際に、b→dashに飛んできたリクエストの総数 ① web接客タグが設置されたページが表示されると、そこからサーバーに対してリクエストが飛び、セグメントや表示条件が設定したものと一致する場合に、ポップアップ画面が表示される仕様になっています。
そのため、web接客のポップアップ画面の表示回数とは異なりますので、ご注意ください。

②「web接客リクエスト数」は、クローラーからのアクセス数を含む値が表示されています。

● アプリ接客について
① アプリ接客を利用している場合は、web接客のリクエスト数とアプリ接客のリクエスト数を合算して計算します。
② アプリ接客のリクエスト数は、アプリ接客の「アクセスログ数」になります。
リクエスト数は、アプリアクセスログデータファイルの「内部タイプ」が「screenview」であるレコード数とほとんど同値になります。
③ アプリ接客のリクエスト数の発生タイミングは、貴社側でのアプリ接客SDKを実装した際の配信タイミングの設定次第になります。
レコメンド
リクエスト数
レコメンドタグが埋め込まれたページが表示された際に、b→dashに飛んできたリクエストの総数 ① レコメンドには、メールレコメンドとサイトレコメンドの2種類がありますが、メールレコメンドについては、レコメンドリクエストの請求対象としてはカウントされません。
(メール/MAの従量としてユニークアドレス数をカウントします)

② タグの実装方法によってリクエスト数が異なります。
  (a) b→dashのワンタグに追加実装する方法
    ・・・1つのURLで1リクエストが発生
  (b) レコメンドタグを新規実装する方法
    ・・・レコメンドの数だけリクエストが発生
  ※ 詳細は、『レコメンドタグをサイトに設置したい』のこちらの記載をご参照ください

③ webページのドメインが、レコメンドタグの「対象ドメイン」かつ、レコメンドタグが「ON」の場合、「対象ドメイン」に該当するページのPVが発生すると、レコメンド施策を実施していなくても1リクエストとカウントされます。

従量費用に関するFAQ

従量費用の定義に関する「よくあるお問い合わせ」についてまとめましたので、参考程度にご参照ください。

# よくあるお問い合わせ 回答
1 データファイルのカラムの「データ型」を変更した場合、パケット量や従量が低下するのか知りたい 「データ型」を変更しても、パケット量や従量が低下することはありませんので、ご留意ください。