目次
本記事について
本記事では、データパレットアプリで実施する「データを連携する」の設定において、よくある問い合わせを記載していますので、連携設定におけるチェックリストのような形でご活用ください。
「データ連携設定」時のよくある問い合わせ
データパレットアプリにおいて、よくお問い合わせいただく内容について下記にまとめましたのでご参照ください。
❶ 基幹システムとの連携に関するお問い合わせ
# | よくある問い合わせ | 回答 |
1 | b→dashへ「SFTP」を用いて複数のデータファイルを連携する際に、SFTP接続設定は1つのみでよいか知りたい | 1つのSFTP接続設定で、複数のデータファイルを連携することが可能です。 |
2 | 基幹システムとの連携において、連携方法を「b→dashが貴社のサーバーへデータを取りに行く」に設定した場合、データファイルの連携時に、ディレクトリ配下のデータファイル全てが連携されるのかどうかを知りたい | ディレクトリ配下のデータファイル全てが連携対象になるわけではありません。データファイルの更新日時が前回の連携日時よりも新しいデータファイルのみ、連携対象となります。 |
3 | 基幹システム側で定期的にデータを物理削除しているのですが、この場合、b→dashへデータ連携するにあたって注意するべきことについて知りたい | b→dashではデータ更新を「差分更新」と「全件更新」のどちらかを選択することができますが、基幹システム側で物理削除する場合は「全件更新」を選択するようにお願いいたします。 |
4 | 基幹システムやアプリケーションとの連携設定において、b→dashに連携するカラムを絞り込んでデータファイルを取込むことは可能かどうか知りたい | 貴社システムなどから連携する際においては、連携するカラムを選択することはできません。ただし、b→dashへ連携完了後、データファイルの取込設定において取込むカラムを選択することで、カラムを絞り込んで取込むことができます。 |
5 | 日付型のカラムが含まれるデータファイルを出力した際に、日付型のデータはどのようなフォーマットで出力されるのか知りたい |
b→dashから貴社基幹システムに出力される場合、日付型のデータは「yyyy-mm-dd」の形式で出力されます。
例えば、b→dash上でのデータの値が「2022/4/28」であっても、貴社システムに出力される際には「2022-04-28」に変換されます。 |
6 | 「ecforce」とのSFTP連携時の注意事項について知りたい |
「ecforce」とのSFTP連携時の注意事項については下記になります。
① SFTP連携に費用(数万程度)がかかる ② 受注データのレコードが物理削除される ③「差分更新」でのみSFTP連携が可能 ※「差分更新」は、b→dashに取り込んでいる既存の受注データと、「ecforce」から連携されるデータファイルとの差分が生じているレコードを更新します。 そのため「ecforce」側にて受注データのレコードを物理削除しても、b→dashに取込んでいる受注データのレコードは物理削除されません。 ※詳細については、ecforce FAQの『[オプション]外部ツールへのCSV連携バッチ処理』(外部サイト)をご参照ください。 |
7 | SFTPでの出力設定において、定期出力するファイルに「タイムスタンプ」を付けていない場合、b→dashの中間サーバではどのように保存されるのか知りたい |
「タイムスタンプ」を付けずに定期出力している場合、データファイル名が合致するファイルは上書き保存されます。
例えば、「週に1回」の頻度で「データファイルA」を出力している場合、「1/1 9:00」に出力された「データファイルA」をb→dashの中間サーバーから貴社システムに取り込まずに、1週間後の「1/7 9:00」まで放置していると、「1/7 9:00」に出力された「データファイルA」の内容に上書き保存されてしまいます。 |
8 | 1つの連携システムの中に「日次で連携するデータ」と「月次で連携するデータ」が存在する場合、日次の連携において「月次で連携するデータ」が連携されないことで、b→dashに取り込んでいる「月次で連携するデータ」が「取込エラー」となるのかどうか知りたい | 日次の連携において「月次で連携するデータ」が連携されないことで、b→dashに取り込んでいる「月次で連携するデータ」が「取込エラー」にはなりません。 |
9 | 「AWS Transfer Family」でSFTPを用いて、b→dashからファイルを出力をすることが可能かどうか知りたい | 「AWS Transfer Family」はb→dashの動作保証外であるため、「AWS Transfer Family」でSFTPを用いて、b→dashからファイルを出力をすることはできません。 |
❷ アプリケーションとの連携に関するお問い合わせ
# | よくある問い合わせ | 回答 |
1 | Sales force「Sales Cloud」「Service Cloud」との連携において、更新対象となるレコードの条件を知りたい | Salesforce「Sales Cloud」「Service Cloud」との連携において、更新対象となるレコードは、「前回バッチ処理時刻」より後にSalesforce側で更新されたレコードが更新対象となります。 |
2 | Sales force「Sales Cloud」「Service Cloud」との連携設定後、連携されるデータのカラム数が、b→dashに取込んだデータファイルのカラム数より少なかった場合、「取込エラー」になるのか知りたい |
Sales force「Sales Cloud」「Service Cloud」から連携されるデータのカラム数が、b→dashに取込んだデータファイルのカラム数より少なかった場合、「取込エラー」になります。
「取込エラー」となった場合、データファイルの取込設定を編集し、取込むカラムを選択するようお願いします。 |
3 | kintoneとの連携設定完了後に、kintoneの管理画面において「アプリ名」を変更した場合、b→dashに「新規データファイルとして連携」されるのか、「既存データファイルに連携」されるのかどうか知りたい |
kintoneの管理画面において「アプリ名」を変更した場合、b→dashの「既存のデータファイルに連携」されます。
※kintoneの「アプリ名」を変更しても、「連携エラー」にはなりません |
❸ b→dash APIに関するお問い合わせ
# | よくある問い合わせ | 回答 |
1 | b→dash APIとの連携において、1リクエストあたり連携可能なレコード数の上限数について知りたい | 1リクエストあたり連携可能なレコード数の上限は「300」レコードになります。 |
2 | b→dash APIで連携しているデータファイルに対してカラム追加した場合、b→dashに取り込んでいるデータファイルは「取込エラー」となるのか知りたい |
b→dash APIで連携しているデータファイルに対してカラム追加した場合、b→dashに取り込んでいるデータファイルは「取込エラー」にならず、次回更新時にカラムが追加されたデータファイルがb→dashに連携されます。
また、カラムが追加されたデータファイルの連携後はb→dashのデータパレット上で、カラムの追加設定を実施する必要があります。 ※カラムの追加設定については「データを取り込みたい」をご参照ください |
3 | b→dash APIで連携しているデータファイルに対して、ローカル環境からデータファイルをアップロードすることで、データファイルの更新が可能かどうか知りたい | b→dash APIで連携しているデータファイルに対して、ローカル環境からデータファイルをアップロードした場合、更新可能です。 |
❹ その他の問い合わせ
# | よくある問い合わせ | 回答 |
1 | b→dashに連携するデータファイルの命名規則は、どのような形式が適しているか知りたい |
いつ連携されたファイルであるかを特定できるように「<ファイル概要>_yyyymmddhhmmss.拡張子」の形式をおすすめしています。
例)「customer_20211101050000.csv」(21年11月1日AM5時00分に連携されたファイル) |
2 | b→dashへ連携するデータファイルは、csv形式(.csv)とtsv形式(.tsv)のどちらに対応しているか知りたい | csv形式(.csv)とtsv形式(.tsv)どちらにも対応していますので、使用される環境に合った形式をご選択ください。 |
3 | b→dashへ連携するデータファイルは、データファイル名に「.csv」や「.tsv」といった拡張子を付ける必要があるのか知りたい | b→dashへ連携するデータファイルは、必ずデータファイル名に「.csv」や「.tsv」といった拡張子を付けるようお願いします。 |
4 | 圧縮したデータファイルの連携は可能かどうか知りたい |
データ連携時に以下の拡張子であれば、圧縮したファイルを連携設定することが出来ます。
・zip ・gzip(またはgz) ・tar.gz |
5 | 暗号化したデータファイルの連携は可能かどうか知りたい |
b→dash側で復号処理を行う機能がないため、暗号化したファイルを連携することは出来ません。
データ連携時のセキュリティを向上させたい場合は、ファイルをパスワードを設定した上でzip/gzip/tar.gz形式で圧縮し、連携することをおすすめいたします。 |
6 | 連携するデータファイルの文字コードはShift-JISとUTF-8のどちらに対応しているか知りたい | 文字コードはShift-JISとUTF-8のどちらにも対応していますので、使用される環境に合った形式をご選択ください。 |
7 | データファイル名やファイル内に記載するデータで使用が禁止されている文字はあるのか知りたい |
以下が使用禁止文字の一例となりますのでご確認ください。
・2/3/4バイトUTF-8以外の絵文字 ・UTF-8/MS932に含まれない機種依存文字 |
8 | 連携するデータファイルには、ヘッダー行の設定が必須なのか知りたい |
ヘッダー行の設定は、任意で行う設定なので、必ずしもファイルにヘッダー行を含める必要はありません。
ただし、ヘッダー行を設定することで、データの取込や連携がスムーズに行えますので、ヘッダー行を設定することを推奨しています。 |
9 | 連携するデータファイル内に記載する各値を、ダブルクォーテーション(")で囲む必要があるのか知りたい |
連携するデータファイル内に記載する各値は「"」で囲む必要があります。
また、「"」を文字列として扱いたい場合はエスケープ処理の実施をお願いします。 例)He said "This was a pen". → He said ""This was a pen"". |
10 | 1アカウントにつき作成可能なデータ連携エリアの上限数があるのか知りたい | 1アカウントにつき作成可能なデータ連携エリアの上限数はありません。 |
[参考]データ連携に関するトラブルシューティング
データ連携が正常に行われなかった場合の対処方法については、下記をご参照ください。
# | カテゴリ | 考えられるケース | 解決方法 |
1 | データ連携後 | 連携設定後、取込みたいデータが連携エリアに残っており、b→dashに取込まれていない |
貴社の基幹システムやアプリケーションと連携設定を行うだけでは、b→dashにデータファイルとして取込まれません。
そのため、b→dashとの連携設定後、データの取込設定を行うようお願いいたします。 取込み設定の詳細については「データを取込みたい」をご参照ください。 |
2 | データ出力時 | データファイルをb→dashから出力した際に、b→dash上のレコード数と出力されたデータファイルのレコード数に「1件」の差分がある |
データファイルがb→dashから出力される際には、「カラム名」も1つのレコードとして出力されます。
そのため、b→dash上でのレコード数に比べて、出力されたデータファイルのカラム数は「1件」多くなる場合があります。 |