「シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因を特定したい(2/2)

本記事について

本記事は『「シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因を特定したい(1/2)』の後半の記事になります。

具体的には『「シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因を特定したい(1/2)』の確認すべき観点(Q4)『「メール配信タスク」と「セグメントタスク」の間に他のタスクが存在しないか?』に対して、「NO」と回答した場合に見る記事となります。

『「シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因を特定したい(1/2)』をまだご覧になっていない場合は、本記事をご覧になる前に『「シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因を特定したい(1/2)』をご覧ください。

原因の特定方法

シナリオでメール配信したがメールが届かない」場合の「確認すべき観点」と「解決に向けたアクション」についてフロー図を用いて紹介します。

以下『「シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因を特定したい(2/2)』の続きとなる、フロー図の(Q12)から順番にご確認ください。(Q)の詳細については「確認すべき観点」をご参照ください。

確認すべき観点

(Q12) メール配信タスクの直前はどのようなタスクか?

シナリオ配信において、メールが届かない「メール配信タスク」の直前にあるタスクが「待機タスク」「分岐タスク」「アクションタスク」のどれに該当するのかご確認ください。「メール配信タスク」の直前にあるタスクの確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q12) b→dashでの確認手順
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」をクリックします

メール配信タスクの「直前のタスク」を確認します

メールが届かない「メール配信タスク」の直前のタスクを確認し、「待機タスク」の場合は確認すべき観点(Q13)へ、「分岐タスク」の場合は確認すべき観点(Q15)へ、「アクションタスク」の場合は、確認すべき観点(Q16)へ進んでください。

(Q13) 配信対象のユーザーの待機が終了しているか?

メールが届かない「メール配信タスク」の直前にある「待機タスク」において、配信対象ユーザーの待期期間が終了する想定の時間が、現在の時間を過ぎているかどうかご確認ください。「待機タスク」に設定した待機時間の確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q13) b→dashでの確認手順
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」をクリックします

待機タスクに設定した「待機時間」を確認し、配信対象ユーザーの待期期間が終了する想定の時間と、現在の時間を比較します

配信対象ユーザーが「待機タスク」に設定した待機時間を既に過ぎているか確認し、過ぎている場合は確認すべき観点(Q14)へ、過ぎていない場合は解決に向けたアクション(A6)へ進んでください。

(Q14) メール配信タスクの配信トリガーに設定した時間は過ぎているか?

メールが届かない「メール配信タスク」の配信トリガーに設定した時間が既に過ぎているかご確認ください。「メール配信タスク」の配信トリガーに設定した時間の確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q14) b→dashでの確認手順
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」をクリックします

トリガータスク」をクリックします

配信トリガーに設定した時間が、既に現在の時間を過ぎているかどうか確認します

メールが届かない「メール配信タスク」の配信トリガーに設定した時間が既に過ぎているか確認し、時間が過ぎていない場合は解決に向けたアクション(A7)へ進み、時間が過ぎている場合は貴社カスタマーサクセス担当にお問い合わせをお願いします

(Q15) 分岐条件に配信対象ユーザーが合致しているか?

メールが届かない「メール配信タスク」の直前にある「分岐タスク」の分岐条件に、メールが届かない「メール配信タスク」の配信対象ユーザーが合致しているかどうかをご確認ください。直前の「分岐タスク」に設定されている分岐条件の確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q15) b→dashでの確認手順

Q15の確認観点のメールが届かない「メール配信タスク」の配信対象ユーザーが「分岐タスク」の分岐条件に合致しているかについて説明します。今回は「分岐タスク」に「データファイル分岐」が設定されている場合を例に紹介します。

以下では「配信対象ユーザーの確認」と「分岐条件」の2つに分けて確認方法を下記で紹介します。

配信対象ユーザーの確認方法
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」をクリックします

セグメントタスク」をクリックします

対象セグメント」をクリックします

適用」をクリックします

配信対象ユーザーの「顧客ID」を確認します

分岐条件
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」をクリックします

データファイル分岐」をクリックします

「データファイル分岐」で使用されているデータファイルとカラムを確認します

データパレット」をクリックします

データを確認する」をくりっくします

データファイル分岐で使用していたデータファイルをクリックします

「データファイル分岐」で使用していたカラムに配信したユーザーがいるか確認します

「分岐タスク」の種類ごとに、配信対象ユーザーが条件に合致しているか確認するデータファイル

上記では、直前の「分岐タスク」が「データファイル分岐」だった場合を例に、配信対象ユーザーが条件に合致しているかどうかセグメントデータを確認しましたが、設定された「分岐タスク」の種類ごとに、確認するデータファイルが変わります。

設定された分岐タスクごとに、確認するデータファイルについては、以下表をご参照ください。

# 分岐タスク データファイル
1 開封分岐 メール行動ログデータ
2 クリック分岐 クリック分岐の前に設定した「アクションタスク」に対応した行動ログデータファイル

【参考「アクションタスク」に対応した行動ログデータファイル】
メール配信タスク  :メール行動ログデータファイル
LINE配信タスク  :LINE行動ログデータファイル
SMS配信タスク   :SMS行動ログデータファイル
Push通知配信タスク:Push通知行動ログデータファイル
3 CV分岐 コンバージョンデータ
4 セグメント分岐 セグメントタスクで選択したセグメントデータ
5 データファイル分岐
6 カスタム分岐

直前の「分岐タスク」に設定されている分岐条件に「メール配信タスク」の配信対象ユーザーが合致しているか確認し、分岐条件に合致していない場合は解決に向けたアクション(A8)へ進み、分岐条件に合致している場合は貴社カスタマーサクセス担当にお問い合わせをお願いします

(Q16)アクションタスクは実施されているか?

メールが届かない「メール配信タスク」の直前にある「アクションタスク」に対応した行動ログデータファイルにおいて、直前のアクションタスクの「施策ID」「配信日時」「顧客ID」で絞込みを行い、レコードが1件以上存在するかご確認ください確認方法については、下記の手順をご参照ください。

直前の「アクションタスク」に対応した行動ログデータファイルについては、以下をご参照ください。
メール配信タスク  :メール行動ログデータファイル
LINE配信タスク  :LINE行動ログデータファイル
SMS配信タスク   :SMS行動ログデータファイル
Push通知配信タスク:Push通知行動ログデータファイル
Yappli配信タスク   :Yappli行動ログデータファイル
(Q16) b→dashでの確認手順

今回はメールが届かない「メール配信タスク」の直前にある「アクションタスク」がメール配信タスクだった場合を例に、「メール行動ログデータファイル」に対して「施策ID」「配信日時」「顧客ID」で絞込みを実施して確認する手順を紹介します。

以下では、絞込みで使用する「施策ID」の確認方法と、「メール行動ログデータファイル」に対して絞込みを実施する手順を説明します。

施策IDの確認方法
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」をクリックします

直前の「アクションタスク」をクリックします

レポートを見る」をクリックします

URLに表示される「施策ID」を確認します

今回の施策IDは「99」となります。

行動ログデータファイルに対しての絞込み手順
データパレット」アプリをクリックします

データを確認する」をクリックします

b→dashデータ」タブを選択します

メール行動ログデータ」をクリックします

絞込み」アイコンをクリックします

施策ID」カラムをクリックします

今回のシナリオの施策IDを入力します

今回は条件に「次に完全一致」「99(施策ID)」と入力しています。

配信日時」カラムを選択します

今回のメール配信のメール配信時間を入力してください

今回は条件に「次の日時」「絶対期間」「2021/11/22 12:30:00(配信日時)」と入力しています。

適用」をクリックします

レコードが1件以上あるか確認します

行動ログデータファイルにおいて、直前のアクションタスクの「施策ID」「配信日時」「顧客ID」で絞込みを行い、レコードが1件以上存在するか確認し、レコードが1件以上存在する場合は確認すべき観点(Q17)へ、レコードが0件の場合は解決に向けたアクション(A9)へ進んでください。

(Q17) メール配信タスクとアクションタスクの配信日時が一致しているか?

メールが届かない「メール配信タスク」と、直前にある「アクションタスク」の配信トリガーに設定した時間が完全一致しているかご確認ください。「メール配信タスク」と、直前にある「アクションタスク」の配信トリガーに設定した時間の確認方法については、下記の手順をご参照ください。

(Q17) b→dashでの確認手順
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」をクリックします

メール配信タスク」の「トリガータスク」をクリックします

「トリガータスク」に設定した時間を確認します

同じ要領で直前の「アクションタスク」の「トリガータスク」に設定した時間を確認し、設定した時間が完全一致しているかどうかご確認ください。

メールが届かない「メール配信タスク」と、直前にある「アクションタスク」の配信トリガーに設定した時間が完全一致しているか確認し、完全一致している場合は確認すべき観点(Q18)へ、完全一致していない場合は確認すべき観点(Q14)へ進んでください。

(Q18) アクションタスクの配信から1日以上経過しているか?

メールが届かない「メール配信タスク」の直前にある「アクションタスク」の配信から1日以上経過しているかどうかご確認ください。具体的には『(Q16)「アクションタスク」は実施されているか?』において、行動ログデータファイルに絞込みを行った「配信日時」から1日以上経過しているかどうかをご確認ください。

直前の「アクションタスク」の配信から1日以上経過しているのかどうか確認し、1日以上経過していない場合は解決に向けたアクション(A10)へ進み、1日以上経過している場合は貴社カスタマーサクセス担当にお問い合わせをお願いします

解決に向けたアクション

『「シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因を特定したい(2/2)』の「解決に向けたアクション」では、原因を5つに分類し、解決に向けた具体的なアクションを原因ごとに記載しています

調査フロー図で「確認すべき観点」を確認した上で、該当する「解決に向けたアクション」をご参照ください。

(A6) 待機タスクの1つ前のタスクを確認

シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因として、メールが届かない「メール配信タスク」の直前にある「待機タスク」を配信対象ユーザーが通過していないことが挙げられます。解決するためには、直前の「待機タスク」の1つ前のタスクに設定された内容をご確認ください。
直前の「待機タスク」の1つ前のタスクに設定された内容の確認方法は、下記をご参照ください。

(A6) b→dashでの解決方法
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」をクリックします

直前の「待機タスク」の1つ前のタスクに設定された内容を確認し、配信対象ユーザーが通過していない原因を特定します

直前の「待機タスク」の1つ前のタスクに対して、『「シナリオ配信においてメールが配信されない」原因を特定したい』の「確認するべき観点」Q1~Q4を確認してください。
確認方法については、『「シナリオ配信においてメールが配信されない」原因を特定したい』のをご参照ください。
上記を確認しても原因が特定できない場合は、貴社カスタマーサクセス担当までお問い合わせください。

(A7) 配信トリガーを再設定

シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因として、メールが届かない「メール配信タスク」の配信トリガーに設定された時間を迎えていないことが挙げられます。「メール配信タスク」の配信トリガーに設定された時間の再設定をしてください。
配信トリガーに設定された時間の再設定方法は、下記をご参照ください。

(A7) b→dashでの解決方法
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」を選択し、「編集」をクリックします

タスク設定」をクリックします

配信トリガー」をクリックします

配信トリガー」に配信を実施したい時間を再設定し、「適用」をクリックします

完了」をクリックします

保存」をクリックします

(A8) 分岐条件を再設定

シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因として、直前の「分岐タスク」の条件を配信対象ユーザーが合致していないことが挙げられます。解決するためには、直前の「分岐タスク」の分岐条件の再設定を行ってください。
直前の「分岐タスク」の分岐条件の再設定の方法は、下記をご参照ください。

(A8) b→dashでの解決方法

今回は直前の「分岐タスク」が「カスタム分岐」の場合を例に紹介します。

シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」を選択し、「編集」をクリックします

タスク設定」をクリックします

カスタム分岐」をクリックします

再設定で使用するデータファイルをクリックします

配信対象ユーザーに合致する条件を入力し、「適用」をクリックします

今回は条件を「30歳以上」にするために、「年齢」カラムに対して「30」「以上」と入力しています。

完了」をクリックします

保存」をクリックします

(A9) アクションタスクの設定を確認

シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因として、直前の「アクションタスク」を配信対象ユーザーが通過していないことが挙げられます。解決するためには、直前の「アクションタスク」に設定された内容をご確認ください。
直前の「アクションタスク」に設定された内容の確認方法は、下記をご参照ください。

(A9) b→dashでの解決方法
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」をクリックします

直前の「アクションタスク」に設定された内容を確認し、配信対象ユーザーが通過していない原因を特定します

直前の「アクションタスク」に対して、『「シナリオ配信においてメールが配信されない」原因を特定したい』の「確認するべき観点」Q1~Q4を確認してください。
確認方法については、『「シナリオ配信においてメールが配信されない」原因を特定したい』をご参照ください。
上記を確認しても原因が特定できない場合は、貴社カスタマーサクセス担当までお問い合わせください。

(A10) メール配信タスクとアクションタスクを再設定

「シナリオでメール配信したがメールが届かない」原因として、メールが届かない「メール配信タスク」と、直前の「アクションタスク」の配信トリガーに設定された時間が完全一致していることが挙げられます。解決するためには、「メール配信タスク」の配信トリガーに設定して時間を、直前の「アクションタスク」の配信トリガーに設定した時間より15分ほど遅い時間に設定を行ってください。
直前の「アクションタスク」と、「メール配信タスク」の配信トリガーに設定した時間の再設定方法は、下記をご参照ください。

(A10) b→dashでの解決方法
シナリオ」をクリックします

今回のシナリオ配信で使用した「シナリオ配信設定」を選択し、「編集」をクリックします

タスク設定」をクリックします

配信が行われない「メール配信タスク」の「配信トリガー」をクリックします

配信トリガー」に設定された時間を15分以上遅くなるように設定し、「適用」をクリックします

完了」をクリックします

保存」をクリックします

上記の「調査方法」で解決できない場合は、お手数ですが貴社カスタマーサクセス担当までお問い合わせください。