目次
本記事について
本記事は「webサイトのデータの取得設定の仕様」や「b→dash設定時に使用される専門用語の説明」をまとめた「よくあるお問い合わせ」とデータの取得設定を行い、ご期待の結果が得られなった場合の対応方法である「トラブルシューティング」について紹介しています。
データの取得設定についてご不明な点がございましたら、カスタマーサポート担当にお問い合わせいただく前に本記事をご参照ください。
webサイトのデータを取得したい場合は「[概要]webデータの全体像」をご参照ください。
webサイトのデータ取得に関するよくあるお問い合わせ
webサイトのデータの取得設定の仕様やb→dash設定時に使用される専門用語の説明としてよくお問い合わせいただく内容については、下記にまとめましたのでご参照ください。
# | よくあるお問い合わせ | 回答 |
1 | 「ワンタグ」とはなにか知りたい |
「ワンタグ」とは、webサイトのデータ取得ができる「アクセスログタグ」、ポップアップが表示できる「web接客タグ」など複数のタグ機能を1つにまとめたb→dashが提供しているタグ機能です。
ワンタグの詳細については「直貼りでタグを設置したい」「YTMでタグを設置したい」「GTMでタグを設置したい」をご参照ください。 |
2 | 「クロスドメイン設定」とはなにか知りたい |
「クロスドメイン設定」とは、ドメインが異なる貴社のwebサイトを閲覧するユーザーに対して、サイト共通のビジターIDを付与したい場合に行う設定です。
「クロスドメイン設定」の詳細については「直貼りでタグを設置したい」の「ドメインが異なるwebサイト間で共通のビジターIDを保有したい」をご参照ください。 |
3 | 「除外IPアドレス」を設定するケースを知りたい |
「除外IPアドレス」を設定するケースとして、一般ユーザーではない方のアクセスログは取得したくないといった場合などに利用されます。
「除外IPアドレス」を設定したい場合は「直貼りでタグを設置したい」の「除外IPアドレスを設定する」をご参照ください。 |
4 | 「webアクセスログデータ」に記録されるレコードの上限数について知りたい | 「webアクセスログデータ」に記録されるレコードの上限数はありません。 |
5 | 1つのタグに設定できるリレーション設定の上限数について知りたい | 1つのタグに設定できるリレーション設定の上限数は「20」までとなっています。 |
6 | 流入元のデータ取得において、1つのURLにUTMパラメータと広告パラメータが併用できるか知りたい |
1つのURLにUTMパラメータと広告パラメータを併用することはできません。
1つのURLにUTMパラメータと広告パラメータの両方を設定した場合、UTMパラメータのみが流入元の判定対象となり、アクセスログデータにはUTMパラメータから取得できる値のみが反映されます。 |
7 | GAを「GA4」にアップデートした場合、b→dashのワンタグやパラメータなどの設定内容を変更する必要があるか知りたい | 「GA4」にアップデートを行ったとしても、b→dashのワンタグやパラメータなどの設定内容を変更する必要はありません。 |
8 | リレーション設定のページ指定条件において、複数の条件を設定した場合、「or条件」「and条件」のどちらになるのか知りたい |
ページ指定の条件選択において、複数の条件を設定した場合、「or条件」になります。
例) 「次で始まる」:「https://bdash」 「次を含む」 :「test_1」 上記の設定の場合「https://bdash」で始まるURLもしくは、「test_1」を含むURLがリレーション設定の対象URLとなります。 そのため「https://bdash_001.com」や「https://aaa-test_1.com」といったURLもリレーション設定の対象URLとなります。 |
9 | ユーザーがシークレットモードでwebサイトに訪問した場合、「webアクセスログデータ」のレコードの取得に影響がないか知りたい |
ユーザーがシークレットモードを使用して貴社webサイトへ訪問しても、「webアクセスログデータ」のレコードは問題なく取得することができます。ただし、取得された「ビジターID」や「リピーターフラグ」などの値は想定と異なる場合があります。
例えば、ユーザーが貴社webサイトへ通常のブラウザを使用して訪問した後、シークレットモードを使用して再度訪問した場合、初回訪問時の「ビジターID」の情報は引き継がれず、新たに「ビジターID」が発行されます。 そのため、同一ユーザーとしてみなされず、「リピーターフラグ」などの値が取得できない可能性があります。 ●(参考)ブラウザ別のシークレットモード名称 -Chrome / シークレットモードもしくはシークレットウィンドウ -Safari / プライベートブラウズ |
[参考]webサイトのデータ取得に関するトラブルシューティング
webサイトのデータの取得設定を行い、ご期待の結果が得られなかった場合の対処方法については下記をご参照ください。トラブルシューティングでは「❶ アクセスログが発火しない」「❷ その他データ取得に関するトラブルシューティング」の2項目に分けてご紹介します。
❶ アクセスログが発火しない
# | カテゴリ | 考えられるケース | 解決方法 |
1 | リレーション設定 | リレーション設定の値が間違っていた | 「顧客ID」「受注ID」などのキー項目を取得するリレーション設定の設定内容が誤っていないかをご確認ください。 |
2 | タグの運用 | アクセスログタグをONにしていなかった | 共通設定 > タグ管理 > アクセスログタグから、アクセスログタグが「ON」になってることをご確認ください。 |
3 | ドメイン設定 | アクセスログタグに登録した対象ドメインが誤っていた |
アクセスログに登録したドメインとタグを設置したい貴社サイトのドメインをご確認ください。
また、設定したドメインに「https://」のようなプロトコルや「/」など、ドメイン以外の部分が含まれていないかをご確認ください。 |
4 | ファイル更新設定 | アクセスログデータファイルの更新頻度設定がされていなかった |
データパレット > データを確認する > b→dashデータタブから、webアクセスログデータファイルをクリックの上、ツールバーの歯車マークをクリックし、更新頻度設定を行ってください。
※設定を行っていない場合は、アクセスログデータファイルにレコードが追加されません |
5 | タグの設置 | タグの設置個所が間違っていた | サイトの共通部分にある「< /head >」の直前もしくは「< body >」の直後に設置されているかどうかをご確認ください。 |
6 | タグの設置 | CSP(Content Security Policy)が設定されている |
ワンタグを設置した貴社webサイトに、CSP(Content Security Policy)が設定されている場合、ワンタグが発火しない可能性があります。
b→dashのワンタグが発火するように、CSPの設定を変更するようお願いします。 |
❷ その他のwebサイトのデータ取得に関するトラブルシューティング
# | カテゴリ | 考えられるケース | 解決方法 |
1 | タグの運用停止 | ワンタグを外しても、trackingの値が「0」にならない |
ワンタグを外した直後のtrackingの値は、キャッシュなどの関係ですぐに「0」にならず、緩やかに「0」になる場合があります。
trackingの値はすぐに「0」になりませんので、値をご確認する際にはご留意ください。 |
2 | アクセスログデータの計測 | b→dashとGoogle Analytics(GA)で同じページにタグを設置していても、アクセスログデータが2つのツール間で異なってしまう |
b→dashとGoogle Analytics(GA)で同じページにタグを設置していても、アクセスログデータが2つのツール間で異なってしまう要因として、2ツール間での3つの違いが主に挙げられます。
・「ログ集計対象」が異なる ・「タグが着火するタイミング」が異なる ・「各項目の計測ルール」が異なる 2つのツール間の違いの詳細については「b→dashとGoogle Analyticsのアクセスログデータの違いを知りたい」をご確認ください。 |
上記の「よくあるお問い合わせ」「トラブルシューティング」で解決できない場合は、お手数ですが貴社カスタマーサクセス担当までお問い合わせください。