配信したメールが『迷惑メール判定』される要因を知りたい

大きく分けて「コンテンツ作成時の不備」と「配信時の不備」の2つが挙げられます

配信したメールが『迷惑メール判定』される要因は、大きく分けて「コンテンツ作成時の不備」と「配信時の不備」の2つが挙げられます

『迷惑メール判定』の概要と、配信したメールが『迷惑メール判定』される要因については、下記をご参照ください。

『迷惑メール判定』の概要

『迷惑メール判定』とは、b→dashからユーザーに向けて配信したメールが、受信者側で「迷惑メール」と判定され「迷惑メールフォルダ」に振り分けられてしまうことや、プロバイダに「迷惑メール」と判定され受信者に届かないことを指します。迷惑メールとして判定される要因としては、「コンテンツ作成時の不備」と「配信時の不備」の2つが挙げられます。
もしも、配信したメールが「迷惑メール」と判定されてしまった場合、当該メールが開封されないだけでなく、その後のメール配信においても、そのユーザーに配信されないといった影響が発生する可能性があります。そのため、配信しようとしているメールが「迷惑メール」に判定される可能性がないか確認してください。

    『迷惑メール判定』される要因

    『迷惑メール判定』される要因について、「コンテンツ作成時の不備」と「配信時の不備」に分けてまとめましたので、それぞれの内容に該当するものがないか確認し、該当するものがあれば修正や設定を行ってください。
    詳細は、下記をご参照ください。

    コンテンツ作成時の不備
    コンテンツ作成時の不備
    # 『迷惑メール判定』される要因 改善策
    1 過度な装飾書式設定をしている 記号を多用した装飾、連続した感嘆符、過剰な色付け、大きすぎるフォントサイズなどは迷惑メール判定される可能性があるため、避けましょう。

    例)
    ・ ◆○★◆○★◆○★◆
    ・!!!!!?????
    ・【無料】【安い】【今だけ】
    ※【】を複数回利用する
    2 勧誘や金銭に関する度が過ぎる煽り表現や、暴力的な文言アダルトを想起する文言を利用している 勧誘や金銭に関する度が過ぎる煽り表現や、暴力的な文言、アダルトを想起する文言などは迷惑メール判定される可能性があるため、避けましょう。

    例)
    ・無料で稼げる
    ・今だけ!!!!
    ・暴力系の文言
    ・アダルト系の文言
    3 テキストと画像量の比率の差が大きい メール内のテキスト量に比べて、画像の比率が高い、または画像のサイズが大きい場合に、迷惑メールと判定される可能性があるため、なるべくテキストと画像の比率は5:5程度になるようにしましょう。
    4 メール本文に記載している短縮URLを作成する際、信頼度が低いサービスを利用して作成している 無料で作成できる短縮URLなど信頼度が低い短縮URLサービスを利用している場合は、迷惑メール判定される可能性が高いため、できれば利用を避けましょう。
    5 メールにオプトアウト(配信停止)の案内が記載されていない メール配信において、受信者が配信を停止するためのオプトアウトの案内が記載されていない場合、迷惑メール判定される可能性が高いです。
    配信するメールには、オプトアウトの案内を記載してください。
    配信時の不備
    配信時の不備
    # 『迷惑メール判定』される要因 改善策
    1 SPF」や「DKIM」などのドメイン認証をしていない ドメイン認証を行う仕組みである「SPF」「DKIM」を両方とも実施していない場合は迷惑メール判定される可能性が格段に上がってしまいます。
    そのため、できればどちらの認証も実施、少なくともどちらかの認証は実施しましょう。
    2 メーラー独自のウイルス対策の判定基準に抵触した 「Outlook」や「Gmail」などの各種メーラーでは、メーラー独自のウイルス対策の判定基準を設けています。それらの判定基準に抵触すると、迷惑メールと判定される可能性があります。
    なお、ウイルス対策の判定基準の詳細については、公表されていません。
    3 スパムトラップ」に該当するアドレスにメールをしている 「スパムトラップ」(※)のメールアドレスにメールを配信しないように、不正な方法で入手した宛先は利用しない、配信不達のアドレスは定期的に除外するなどの対応を実施しましょう。

    ※「スパムトラップ」について
    「スパムトラップ」とは、迷惑メールを特定する方法のことです。
    あるメールアドレス宛にメールを配信すると、そのメールアドレスに送ったメールの送信元メールアドレスがスパム判定され、以後その送信元メールアドレスから配信されるメールが迷惑メール判定される、という仕組みです。
    4 マルチパート配信』を設定していない 『マルチパート配信』ではなく『HTML配信』をした場合、「テキストメール」しか受信していないユーザーへも「HTMLメール」を配信することになります。
    「HTMLメール」を配信した際に、文字化けやデザインの崩れなどが発生しメールが正しく表示されなくなることで、迷惑メールと判定されてしまうケースがありますので、なるべく『マルチパート配信』を実施しましょう。
    5 早朝または深夜に配信を行っている 早朝または深夜に配信を行っている場合、迷惑メール判定される可能性があるため、避けましょう。
    6 配信不達アドレスの除外を定期的に行っていない 一度に複数のメールを配信する中で、配信するメールアドレスの中に不達となってしまうメールアドレスの比率が高い場合、不達判定されていない正常なメールアドレスへの配信においても迷惑メール判定されることがあります。

    b→dash以外の配信サービスを利用しており、b→dashで利用している送信元と同一の送信元を利用している場合は、b→dash以外の配信サービスの配信リストから配信不達のメールアドレスを定期的に除外するようにしましょう。
    ※b→dashでは、配信不達のメールアドレスを定期的に除外する必要はありません