統合データのエラーモーダルに「統合データのインプットカラムが削除されています」と表示される原因を特定したい

本記事について

本記事では、データファイル詳細画面のエラーモーダルに「統合データファイルのインプットに設定されているカラムが削除されています。 インプットデータファイルを確認してください。」と表示されている場合の、エラー原因の特定方法について説明します

[参考:データファイル詳細画面のエラーモーダル]

統合データのエラーについてご不明な点がございましたら、弊社カスタマーサポート担当にお問い合わせいただく前に本記事をご参照ください。

エラー原因の特定方法

統合データのインプットカラムが削除されている旨のエラーモーダルが表示されている場合、エラー原因を特定するためには「データフロー」からエラーが発生しているデータファイルを確認する必要があります

エラー原因を特定するための具体的な操作手順と、エラーモーダルに表示されるその他のエラー原因については以下をご参照ください。

エラー原因の特定手順

統合データのエラー原因を特定するために必要な手順は下記4点です。

❶ エラーモーダルに表示されている文言を確認
処理開始日時を確認
❸ 統合キーが削除されているデータファイルを特定
❹ エラーの根本的な原因になっている操作と、操作を実行したユーザーを特定

具体的な操作手順については以下をご参照ください。

❶ エラーモーダルに表示されている文言を確認

まず、エラーが発生しているデータファイルを開き、統合データのインプットカラムが削除されている旨のエラーモーダルが表示されているか確認してください。

データパレット」をクリックします

データを確認する」をクリックします

エラーが発生しているデータファイルをクリックします

エラー原因を確認します

下記の画面に表示されている文言によって、エラー原因が異なります。表示される文言と、エラー原因については「[参考]統合データのエラー原因一覧」をご参照ください。

❷ 「処理開始日時」を確認

❶でエラーモーダルに表示されている文言を確認後、エラーモーダルが表示されるデータファイルの「処理実行履歴」からエラーとなった統合の「処理開始日時」を確認してください。

処理実行履歴」をクリックします

エラーとなった統合の「処理開始日時」を確認します

直前の統合は正常終了していることから、「2023/12/22 13:15」~「2023/12/22 13:17」の間でエラーの原因となる操作が実行されていたことが推測できます。

統合キーが削除されているデータファイルを特定

エラーモーダルが表示されるデータファイルの「データフロー」から、データフロー編集画面を開き、統合キーが削除されているデータファイルを特定してください。

データフロー」をクリックします

編集」をクリックします

エラーが発生しているデータファイルを選択し、「編集」をクリックします

統合キーが削除されているデータファイルを特定します

統合キーに選択していたカラムがインプットデータファイルにおいて削除されている場合、統合キーは未選択の状態になります
下記の場合、統合キーが削除されているデータファイルは「受注データ_統合テスト用2」です。

❹ エラーの根本的な原因になっている操作と、操作を実行したユーザーを特定

❸の手順で確認したデータファイルの「クレンジングタスク更新履歴」から、❷の手順で確認した「処理開始日時」をもとに、根本的なエラー原因と操作を実行したユーザーを特定してください。

データファイル一覧画面にて「受注データ_統合テスト用2で検索し、データファイル「受注データ_統合テスト用2をクリックします

詳しく見る」をクリックします

クレンジングタスク更新履歴」をクリックします

2023/12/22 13:15」~「2023/12/22 13:17」の間に実行されているタスクを絞り込みます

タスク内容詳細」をクリックします

プルダウン」をクリックします

タスク内容詳細を確認し、統合キーが削除されてしまった可能性があるタスクを特定します

更新者」を確認することで、操作を実行したユーザーを特定することができます

統合対象データファイルである「受注データ_統合テスト用2」において、「集約」タスクによって統合キーに設定していたカラムが削除されていることがエラーの原因であることがわかります。

[参考] 統合データのエラー原因一覧

本記事では、エラーモーダルに表示されている文言が以下の#3である場合のエラー原因を特定する手順について説明しています。
統合データのエラーモーダルに#3とは異なるエラー内容が表示されている場合は、表示されている文言を確認のうえ、以下をご参照ください。

[参考:統合データのエラーモーダルに表示されるエラー内容一覧]

# エラーモーダルに表示される文言 エラーの原因と解決方法
1 統合キーに異なるデータ型のカラムが設定されています。
統合対象のデータファイルを見直してください。
【エラーの原因】
統合キーのデータ型不一致』が発生した際に、モーダルが表示されます。

統合キーに指定したカラム同士のデータ型が異なっている場合にエラーが発生し、左記の文言が表示されます。
※このモーダルが表示される統合方法は、「横統合」のみです

【解決方法】
「データフロー」から対象のデータファイルを確認し、統合キーに設定しているカラムのデータ型が異なる箇所を確認のうえ、統合対象データファイルの見直しを行ってください。
2 横統合に使われているデータファイルの統合キーがそれぞれ重複しています。
統合対象のデータファイルを見直してください。
{対象となるデータファイル名}
【エラーの原因】
統合キーの値重複』が発生した際に、モーダルが表示されます。

統合キーに選択した各データファイルのどちらのカラムにも、重複する値が存在する場合にエラーが発生し、左記の文言が表示されます。
※このモーダルが表示される統合方法は、「横統合」のみです

【解決方法】
「データフロー」から対象のデータファイルを確認し、統合キーに設定しているカラム内に重複した値が存在している箇所を確認のうえ、統合対象データファイルの見直しを行ってください。
3 統合データファイルのインプットに設定されているカラムが削除されています。
インプットデータファイルを確認してください。
【エラーの原因】
インプットカラムの削除』が発生した際に、モーダルが表示されます。

横統合のキー、または、縦統合の統合対象のカラムが存在しない場合にエラーが発生し、左記の文言が表示されます。

【解決方法】
「クレンジング履歴」から、削除されているカラムを確認し、「データフロー」からカラムが削除されているインプットデータファイルを特定のうえ、インプットデータファイルの見直しを行ってください。
4 統合テンプレートのインプットに設定されていたカラムが削除されています。
インプットデータファイルを確認してください。
【エラーの原因】
インプットカラムの削除』が発生した際に、モーダルが表示されます。

テンプレートのインプットに利用されているカラムが存在しない場合にエラーが発生し、左記の文言が表示されます。

【解決方法】
「クレンジング履歴」から、削除されているカラムを確認し、「データフロー」からカラムが削除されているインプットデータファイルを特定のうえ、インプットデータファイルの見直しを行ってください。
5 処理が混み合っているため統合処理に失敗しています。
再集計を行うか、再集計しても失敗する場合は、サポート担当にお問い合わせください。
【エラーの原因】
メモリエラー』が発生した際に、モーダルが表示されます。

データファイルの統合時、メモリ不足の場合にエラーが発生し、左記の文言が表示されます。

【解決方法】
手動で再集計を実行してください。
失敗する場合はサポート担当にお問い合わせください。
6 集計処理が長期化したため、集計を停止しました。
インプットのデータに不備がないかご確認ください。
【エラーの原因】
クエリの長期化による処理停止』が発生した際に、モーダルが表示されます。

長期化した集計処理を停止した場合にエラーが発生し、左記の文言が表示されます。

【解決方法】
インプットデータファイルに問題がないか確認し、必要に応じてインプットデータファイルの設定の見直しを行ってください。
本記事を参照してもエラーが解消されない場合は、カスタマーサクセス担当までお問い合わせください。