【2024年12月18日深夜と19日深夜】リリースされた機能を知りたい

本記事について

本記事では、2024年12月18日深夜と、19日深夜にリリースされた新規機能や機能改善について、b→dashの画面表示などが変更されたものを抜粋して紹介しています。

以下では、b→dashをご利用いただいているお客様に直接影響がある新規機能や機能改修をまとめた”主なリリース機能”と、アプリケーション別にリリースされた機能をまとめた”リリース機能の一覧”に分けて詳細を記載していますので、ご参照ください。

リリース情報について、弊社カスタマーサクセス担当にお問い合わせいただく前に本記事をご参照ください。

主なリリース機能

『AIレコメンド』を利用してレコメンドを表示することができる

機能の概要

・「AI」を活用して、最適なレコメンドを表示することができる

 ※ 今回のリリースでは、『AIレコメンド』機能は「サイトレコメンド」でのみ利用することができます。
   また、配信実績を確認することはできません。
   今後、「メール」や「LINE」の「配信レコメンド」でも利用することができるようにしたり、配信実績を確認することができるようにアップデートする予定です。

『AIレコメンド』機能を利用するためには、別途でオプションのご契約が必要になります
機能を利用したい場合は、弊社カスタマーサクセス担当までご連絡ください。
機能の活用シーン

従来のレコメンドでは解析することができなかった商品説明の「テキスト」などを解析し、最適なレコメンドを表示させたい場合
・「AI」がユーザーの「購入履歴」といった膨大なデータの中から自ら学習した行動や特徴を生かし、コンバージョンに到達しそうなレコメンドを表示させたい場合
・商品の入れ替わりが激しい場合に、ユーザーの行動などの情報をもとにレコメンドを表示させたい場合

機能の詳細
・『AIレコメンド』を利用して、最適なレコメンドを表示することができる

『AIレコメンド』を利用することで、従来のレコメンドでは解析することができなかった商品説明の「テキスト」などを解析し、最適なレコメンドを表示させることができます
これにより、ユーザーが求めるものにより近い商品を表示したり、関心がなかった商品を見つけるきっかけとなり、顧客満足度を高める効果があります。
また、レコメンドに利用している「行動履歴」「購入履歴」といったデータの中から、「AI」自ら発見した特徴や行動パターンを活かし、従来のレコメンドよりも、よりコンバージョンに到達するような商品やコンテンツが結果として算出されるようになります。
実際に『AIレコメンド』で利用することができるアルゴリズムの一例として、以下が挙げられます。

例)
❶ ユーザーが閲覧している商品に似ている商品を自動で表示
閲覧したページの商品紹介文やタグを読み取ることで「類似の商品」を自動抽出し、類似度が高いアイテムをオススメとして表示する。
❷ 検索ワードに基づくオススメ商品を表示
ユーザーが閲覧したアイテムの名前や説明文、検索ワードをリアルタイムに解析することで、ユーザーの行動や心理に合わせた、今オススメすべき情報を瞬時に計算して表示する。
参考:『AIレコメンド』の全体像

『AIレコメンド』の設定方法については、「【概要】AIレコメンドを配信したい」をご参照ください。

『即時配信メール』(トランザクションメール)機能に新規機能が追加された

即時配信メール機能に関して、以下5つの機能が追加されました。

2024年11月20日深夜と21日深夜のリリースで、『即時配信メール』を配信することができるようになりました。
なお、『即時配信メール』機能を利用するためには、別途で『即時配信メール』の契約が必要になります
『即時配信メール』機能を利用したい場合は、弊社カスタマーサクセス担当までご連絡ください。

①『即時配信メール』の配信実績が追加

機能の概要

・『即時配信メール』の配信後、配信実績を確認することができる

機能の活用シーン

・『即時配信メール』の配信後、「配信成功数」や「クリック数」といった実績の数値を確認したい場合

機能の詳細
・『即時配信メール』の配信後、配信実績を確認することができる

今回のリリースで、『即時配信メール』の配信実績を「配信実績一覧画面」で確認することができるようになりました
なお、「配信期間設定」をすることはできず、すべての配信期間内の実績が表示されます。
実際の「配信実績一覧画面」については、以下の参考画像をご参照ください。

配信実績一覧画面の「即時配信タブ」には、「配信アプリ」「配信停止数」「配信停止率」「CV」「CVR」「受注数」「受注金額」の7つの項目は表示されません。
『即時配信メール』の仕様上、実績の数値が取得されないためです。

[参考:配信実績一覧画面]

②『即時配信メール』の「メール行動ログデータ」が追加

機能の概要

・「メール行動ログデータ(即時配信メール)」が「b→dashデータ」タブの配下に作成される

機能の活用シーン

・「メール行動ログデータ(即時配信メール)」をもとに、レポートを作成して分析を行いたい場合
・「メール行動ログデータ(即時配信メール)」をもとに、『通常のメール(セグメント配信メール)』を配信したい場合

機能の詳細
・「メール行動ログデータ(即時配信メール)」が「b→dashデータ」タブの配下に作成される

データファイルの更新タイミングは、デフォルトで『毎日00:00』に設定されています。
更新タイミングを編集、追加したい場合は、『b→dashデータの更新頻度の設定方法』をご参照ください。

[参考:メール行動ログデータ(即時配信メール)]

「メール行動ログデータ(即時配信メール)」に作成されるカラムについては、「b→dashデータの詳細を知りたい」の『➍ メール行動ログデータ(即時配信メール)ファイル』をご参照ください。

③『即時配信メール』の「権限設定」機能が追加

機能の概要

・『即時配信メール』に「権限設定」機能が追加される

機能の活用シーン

・担当者によって、『即時配信メール』の操作を制御したい場合

機能の詳細
・『即時配信メール』の「権限」を設定することができる

以下の2つの権限を設定することができます。

❶ メール操作:「権限レベル」を「編集可」に設定することで、
        『即時配信メール』のコンテンツを作成・編集することができます

❷ メール配信:「権限レベル」を「編集可」に設定することで、
        『即時配信メール』の配信設定を作成・編集することができます。

[参考画像]

権限を設定する方法については、「権限設定をしたい」をご参照ください。

④「契約利用状況」に『即時配信メール』の項目を追加

機能の概要

・『即時配信メール』の「契約利用状況」を確認することができる

機能の活用シーン

・『即時配信メール』の、月ごとの利用金額を確認したい場合

機能の詳細
『即時配信メール』の「利用金額」などを確認することができる

具体的には、以下の3つの項目を確認することができます。

❶ 利用金額詳細(固定)

❷ 利用金額詳細(従量)

❸ 従量課金表

[参考画像]

契約利用状況の確認方法については、「月額料金/従量課金額/データ保持量を確認したい」をご参照ください。

b→dashへの取込順を入れ替えることができる

機能の概要

・「Salesforce」から連携しているデータの取込順を入れ替えることができる

※ 2024年12月18日(水)よりも前に作成された連携システムでも、上記機能を利用することができます。
  また、今回のリリースでは、「Salesforce」連携でのみ上記機能を利用することができますが、他の外部アプリケーションでも上記機能を利用することができるように、今後アップデートする予定です。

機能の活用シーン

・「Salesforce」から連携しているデータのうち、b→dashに取り込んでマーケティング施策やレポート分析に利用しているデータを優先的に取り込みたい場合

機能の詳細
・「Salesforce」から連携しているデータの取込順を入れ替えることができる

「定期更新設定済みの取込完了データファイルの取込順一覧」画面の「取込順設定」アイコンをクリックし、ダウンロードしたファイル上で任意の順番に入れ替えることで、ファイルの取込順を入れ替えることができます。
具体的には、b→dash上でファイルの取込順を「CSVダウンロード」し、ダウンロードしたファイル上で任意の順番に入れ替え、入れ替えたファイルをb→dashにアップロードしてください。

[参考:取込順設定画面]

「Salesforce」から連携しているデータの取込順を確認したり、取込順を入れ替えた履歴を確認することもできます。
参考:リリース前の仕様

・「Salesforce」から連携しているデータをb→dashに取り込む順番を、取込設定後に変更することができなかった。

参考:発生していた課題

・「Salesforce」から連携しているデータをb→dashに取り込む際に時間がかかってしまい、マーケティング施策やレポート分析に遅延が発生する場合があった。

「Salesforce」から連携しているデータの取込順を入れ替える方法については『「Salesforce Sales Cloud」「Salesforce Service Cloud」から連携しているデータの取込順を入れ替えたい』をご参照ください。

Push通知の送信元における『利用するFCM API』を選択する欄が削除される

機能の概要

・Push通知の送信元が『HTTP v1 API』で作成される

機能の詳細

・Push通知の送信元がすべて『HTTP v1 API』で作成される

「送信元設定」における「Push通知の送信元作成画面」の『利用するFCM API』を選択する欄が削除されました
そのため、今回のリリース以降、Push通知の送信元は、すべて『HTTP v1 API』で作成されます。

2024年6月20日に、Push通知を配信するために利用している『Legacy HTTP API』というFCMのAPIが廃止されたため、『HTTP v1 API』への移行を実施していました。
移行期間は、『利用するFCM API』として『Legacy HTTP API』または『HTTP v1 API』のどちらかを選択することができていましたが、移行期間が終了したため、『利用するFCM API』を選択する欄が削除されました。

[参考画像]

『利用するFCM API』として『Legacy HTTP API』を選択して作成されている既存の「送信元設定」には影響ありません。

リリースされた機能の一覧

以下では、リリースされた機能の一覧をアプリごとにまとめて紹介しています。

b→dash全体

# カテゴリ 概要 詳細
1 ログイン画面 b→dashのログイン画面の
表示速度が改善されました。
今回のリリースによって、パフォーマンス改善を行い、
b→dashのログイン画面の表示速度が改善されました

データパレット

# カテゴリ 概要 詳細
1 makeshop連携 makeshop連携をすると、
『Orders』オブジェクトのデータのレコード数が
0件になる事象が解消されました。
makeshop連携において、以下の事象が解消されました。

【リリース前に発生していた事象】
makeshop側では『Orders』オブジェクトのデータが存在するものの、
b→dashに『Orders』オブジェクトを連携すると、
データのレコード数が0件になる事象が発生する場合がありました。

【今回のリリース内容】
上述の事象が解消されました
2 Google スプレッドシート
連携
Google スプレッドシートへの出力が失敗する事象が解消されました。 Google スプレッドシートへの出力において、以下の事象が解消されました。

【リリース前に発生していた事象】
 ○前提
  Google スプレッドシートへの出力では、
  出力先のスプレッドシートを『シート名』『タブ名』で特定していました。

 ○発生していた事象
  b→dashで出力設定を作成後、
  出力先に指定してるスプレッドシートの
  『シート名』『タブ名』を変更するとエラーが発生し、
  データの出力が失敗していました。

【今回のリリース内容】
上述の事象が解消されました。
出力先のスプレッドシートの『シート名』『タブ名』が変更された場合、
出力先のスプレッドシートの『URL』をもとに、再度出力先を特定します
3 データの加工 『絞込みタスク』を削除すると、
『絞込みタスク』以外のすべての加工タスクが削除される事象が解消されました。
データの加工において、以下の事象が解消されました。

【リリース前に発生していた事象】
加工データに対して、追加で加工をする際、以下の手順で操作すると、
『絞込みタスク』以外のすべての加工タスクが削除される事象が発生する場合がありました。

 ① データファイルの保存方法として「上書き保存」を選択
 ② 既に設定されている『絞込みタスク』を削除する

【今回のリリース内容】
上述の事象が解消されました
4 「検索」機能 検索結果が表示されている画面から別の画面に遷移し、
直前の画面に戻った際に、
検索した結果が表示されるようになりました。
今回のリリースによって、
検索結果が表示されている画面から別の画面に遷移し、
直前の画面に戻った際に、検索した結果が表示されるようになりました

【リリース前】
検索結果が表示されている画面から別の画面に遷移し、
直前の画面に戻った際に、検索した結果が表示されませんでした。

【リリース後】
検索結果が表示されている画面から別の画面に遷移し、
直前の画面に戻った際に、検索した結果が表示されるようになりました。

今回のリリース対象の画面は、以下の10個です。

 ① 連携システム一覧画面
 ➁ データファイル一覧画面
 ③ 統合データの新規作成画面
 ④ 統合データの編集画面
 ⑤ 加工元データファイルの差し替え画面
 ⑥ 一次データのレコード削除画面
 ➆ SQLデータファイルの新規作成・編集画面
 ⑧ Salesforceの出力設定画面
 ⑨ Facebook広告の出力設定画面
 ➉ファイル/フォルダの指定の場所への移動画面

メール配信

# カテゴリ 概要 詳細
1 コンテンツの作成 コンテンツボックスに、
同じURLから生成された「短縮URL」が10個保存されている場合に「一括短縮URL化」機能を利用して『短縮URL化』すると、
エラーが発生する事象が解消されました。
コンテンツの作成において、以下の事象が解消されました。

【リリース前に発生していた事象】
  コンテンツの作成において、以下の2つの条件を満たすURLを
  「一括短縮URL化」機能を利用して『短縮URL化』すると、
  エラーが発生する事象が発生していました。

  [条件]
   ・短縮URLに変換前のURLの文字数が、「255文字」を超えている
   ・1つのURLが「コンテンツボックス」に『短縮URL』として
    「10個」保存されている

【今回のリリース内容】
上述の事象が解消されました

レコメンド

# カテゴリ 概要 詳細
1 サイトレコメンド レコメンドが表示されない事象が解消されました。 サイトレコメンドについて、以下の事象が解消されました。

【リリース前に発生していた事象】
サイトレコメンドにおいて、配信対象のwebサイトを開いた際に
「499エラー」といった「4XXエラー」となり、
レコメンドが表示されない事象が発生する場合がありました。
原因は、以下の2つです。

 ① サイトレコメンドを表示するための処理が多く行われている時間帯で、
   処理に時間がかかり、滞留が発生していた。
 ② サイトレコメンドを表示するための情報をデータベースから取得する際、
   データベースとの接続が遮断される場合があった。

【今回のリリース内容】
パフォーマンス改善を行い、上述の事象が解消されました
2 配信用レコメンド レコメンドデータのエラーによって、
「メール」や「LINE」が『配信失敗』となる事象が解消されました。
配信用レコメンドについて、以下の事象が解消されました。

【リリース前に発生していた事象】
コンテンツで使用しているレコメンドデータが
エラーになる事象が発生していました。
その結果、レコメンドデータを使用している
「メール」や「LINE」の配信が失敗していました。

【今回のリリース内容】
パフォーマンス改善を行い、上述の事象が解消されました

CMS

# カテゴリ 概要 詳細
1 フォームの回答 確認画面をURL直接入力で開いた場合、
回答が送信できないように制御をかけました。
フォームの回答について、以下の事象が解消されました。

【リリース前に発生していた事象】
ページを複数作成しているフォームにおいて、以下の手順で操作すると、
2ページ目の「必須項目」が未回答であるものの、
回答を送信することができる場合がありました。

 ① フォームの1ページ目を回答
 ② フォームの2ページ目に遷移する
 ③ ②で開いたページの「必須項目」が未回答の状態で、
   確認画面をURL直接入力で開く
 ④ 確認画面で「送信ボタン」を押下

【今回のリリース内容】
上述の事象が解消されました。
上記の手順で操作した場合、
確認画面の「送信ボタン」をクリックしても回答を送信することができず、
フォームの1ページ目に遷移します
2 公開後のフォーム 『カスタムラジオボタン』や 『カスタムチェックボックス』の
「回答項目」の上部に余白が発生する事象が解消されました。
公開後のフォームに発生していた、以下の事象が解消されました。

【リリース前に発生していた事象】
『カスタムラジオボタン』や『カスタムチェックボックス』の質問において、
質問によっては「回答項目」の上部に余白が発生する場合がありました。
原因は、「回答項目」が『上下中央揃え』で配置されていたためです。

【今回のリリース内容】
上述の事象が解消されました
3 公開後のフォーム 「記入欄」に入力していた任意のテキストが消える事象が解消されました。 公開後のフォームに発生していた、以下の事象が解消されました。

【リリース前に発生していた事象】
『カスタムラジオボタン』の質問を設定しているフォームにおいて、
以下の手順で操作すると、
フォームに「必須項目が未回答です」という文言が表示された際に(以下④)、
「記入欄」に入力していた任意のテキストが消える事象が発生していました。

 ①『カスタムラジオボタン』の質問の回答として、「その他」を選択
 ➁「記入欄」に任意のテキストを入力
 ③ 必須項目が未回答の状態で「送信ボタン」をクリック
 ④「必須項目が未回答です」という文言が表示される

【今回のリリース内容】
上述の事象が解消されました

アプリ共通

# 対象アプリ 概要 詳細
1 メール
LINE
SMS
Push通知
コンテンツを表形式で表示することができるようになりました。 今回のリリースによって、
コンテンツ一覧画面に「表示切替ボタン」が追加され、
コンテンツを表形式で表示することができるようになりました

[参考画像]
2 SDK 「SDK」における『Android Studio』を
最新版に更新しました。
今回のリリースによって、
「SDK」における『Android Studio』(※)を最新版に更新しました

※『Android Studio』とは、Android アプリ開発における、
  公式の「統合開発環境」のことです