本記事について
本記事では、2024年8月21日~2024年8月22日にリリースされた新規機能や機能改善について、b→dashの画面表示などが変更されたものを抜粋して紹介しています。
リリース情報について、弊社カスタマーサクセス担当にお問い合わせいただく前に本記事をご参照ください。
リリース機能一覧
データパレット
# | カテゴリ | 概要 | 詳細 |
1 | shopify連携 | 『プライマリドメイン』を『デフォルトドメイン』から別のドメインに変更後、変更後のドメインを入力すると、認証に失敗する事象が解消されました。 |
shopify連携の「カスタムアプリ」について、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 リリース以前は、以下の手順で操作をすると、 連携設定を保存することができませんでした。 ❶ shopify管理画面のドメイン設定画面から、 『プライマリードメイン』(※1)を 『デフォルトドメイン』(※2)から 別のドメインに変更。 ❷「カスタムアプリ」を利用した b→dashとの連携設定にて、 「ショップURL」に変更後のドメインを入力。 ➌ 結果、認証に失敗し、 連携設定を保存することができない。 具体的には、 「""[ErrorCode:VPE003] Invalid header parameter values:Shop-Url""」 というエラーメッセージが表示され、 保存することができない。 ※1「プライマリードメイン」とは、 オンラインストアのアドレスバーに 表示されるドメイン名のことです 詳細はこちらをご参照ください ※2『デフォルトドメイン』とは、 「https://ショップ名.myshopify.com」の 『ショップ名.myshopify.com」のことです 詳細はこちらをご参照ください 上述の事象が発生しても、エラーが発生する原因が分からず、原因を特定するために弊社に問い合わせる必要がありました。 ② 今回のリリース内容 以下の2点がリリースされました。 (1)「ショップURL」に入力した文字列が 『https://ショップ名.myshopify.com』 でない場合、 形式が誤っている旨の文言が表示され、 「次へ」をクリックすることが できないように改修されました。 「ショップURL」には、 『デフォルトドメイン』を 設定してください。 また、エラー原因をb→dashの画面上で 特定することができるようになったため、 弊社に問い合わせる必要がなくなりました。 (2) shopify管理画面のドメイン設定画面にて、 『プライマリードメイン』に 『デフォルトドメイン』ではない ドメインを設定していても、 連携設定を保存することが できるようになりました。 ![]() |
2 | shopify連携 | 一部のオブジェクトで連携エラーが発生していた事象が解消されました。 |
shopify連携において、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 「Fullfillments」や「RefundsItems」といった一部のオブジェクトで『250,000レコード』以上を取得しようとした際に、連携エラーが発生していました。 ② 今回のリリース内容 上述の事象が解消されました。 |
3 | データの加工 | 加工タスク「名寄せ」にて、システム側でキーカラムが正しく選択されていない事象が解消されました。 |
加工タスク「名寄せ」において、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 加工タスク「名寄せ」にて、キーとなるカラムを2つ選択しているにもかかわらず、処理を実行するシステム側では、キーとなるカラムが1つしか選択されていない事象が発生していました。 ② 今回のリリース内容 上述の事象が解消されました。 |
4 | データの加工/統合 | 『Snowflake』のメモリ不足で処理がエラーになった際に、エラーモーダルが表示される事象が解消されました。 |
データの加工/統合において、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 b→dashが利用している『Snowflake』というサーバーのメモリ不足で、データファイルの「加工/統合処理」がエラーになった際に、エラーモーダルが表示されていました。 具体的には、「エラーが発生しています。詳細な原因につきましては、弊社サポート担当へお問い合わせください。」という文言のエラーモーダルが表示されていました。 ② 今回のリリース内容 『Snowflake』のメモリ不足で、データファイルの「加工/統合処理」がエラーになった際に、自動でリトライされるようになり、エラーが発生しづらくなりました。 なお、引き続きエラーモーダルが表示される場合は、加工/統合の設定を修正してデータ量を減らしたり、設定内容に不備がないか確認してください。 |
5 |
メール
登録解除データ |
『管理者権限』を持たないユーザーがレコードを削除しようとするとエラーが発生する事象が解消されました。 |
メール登録解除データにおいて、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 『管理者権限』を持たないユーザーが「メール登録解除データ」から任意のレコードを指定して削除しようとすると、エラーが発生していました。 ② 今回のリリース内容 上述の事象が解消され、『管理者権限』を持たないユーザーでも「メール登録解除データ」から任意のレコードを指定して削除することができるようになりました。 |
BI
セグメント
# | カテゴリ | 概要 | 詳細 |
1 |
セグメント
一覧画面 |
フォルダを削除した際に、削除したフォルダとは別のフォルダに存在するセグメントが、セグメント一覧画面に移動する事象が解消されました。 |
セグメント一覧画面について、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 フォルダを削除した際、削除したフォルダとは別のフォルダに格納されているセグメントが、セグメント一覧画面に移動する事象が発生していました。 ② 今回のリリース内容 上述の事象が解消されました。 |
メール
# | カテゴリ | 概要 | 詳細 |
1 |
コンテンツの
詳細/編集画面 |
「テストデータ」機能を利用した場合に発生していたエラーが解消されました。 |
コンテンツの詳細/編集画面において、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 リリース以前は、以下2点の事象が発生していました。 ❶「テストデータ」を挿入しているコンテンツの 詳細/編集画面の表示に時間がかかっていた。 ❷ ❶の影響でタイムアウトエラーが発生し、 「テストデータ」機能を 利用することができない。 ② 今回のリリース内容 パフォーマンスの改善を行い、上述の事象が解消されました。 |
web接客
# | カテゴリ | 概要 | 詳細 |
1 |
コンテンツの
新規作成 |
プレビュー画面と配信されたコンテンツで画像サイズが異なる事象が解消されました。 |
コンテンツの新規作成において、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 プレビュー画面とユーザーが受信した端末の画面で、コンテンツに挿入した画像サイズが異なる事象が発生していました。 ② 今回のリリース内容 上述の事象が解消されました。 |
2 | 配信設定の作成 | 「顧客ID」で『配信対象』『配信対象外』を指定することができるようになりました。 |
今回のリリースによって、配信設定の作成時に、
「顧客ID」で『配信対象』『配信対象外』を指定することができるようになりました。 web接客の配信設定では、「ビジターID」でしか配信対象を指定することができず、「顧客ID」でweb接客を配信するためには、以下の方法で取得した「ビジターID」と「顧客ID」をb→dash上で紐づけたり、『webアクセスログデータ』や『セグメント』を更新する工数に加えて、データ処理に15分程度の時間もかかっていました。 ・『web接客タグ』から「ビジターID」を取得 ・『リレーション設定』で「顧客ID」を取得 しかし、今回のリリースによって「顧客ID」で『配信対象』『配信対象外』を指定することができるようになりました。 取得したIDを紐づける必要がなくなり、「ビジターID」と「顧客ID」が紐づいていない顧客にも、web接客を配信することができます。 また、IDの紐づけやデータ、セグメントの更新などの工数とデータ処理の時間を削減することもできます。 リリースの詳細については、こちらをご参照ください。 ![]() |
3 |
コンテンツ
一覧画面 |
コンテンツ一覧画面でサムネイルが表示されない事象が解消されました。 |
コンテンツ一覧画面について、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 コンテンツ一覧画面を表示した際に、一部のコンテンツのサムネイルが表示されない事象が発生していました。 ② 今回のリリース内容 上述の事象が解消されました。 |
レコメンド
# | カテゴリ | 概要 | 詳細 |
1 | サイトレコメンド | レコメンドを表示しているサイトを開いた際に、「5XXエラー」となる事象が解消されました。 |
サイトレコメンドについて、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 レコメンドを表示しているサイトを開いた際に、瞬間的に「502エラー」といった「5XXエラー」となる事象が発生していました。 ② 今回のリリース内容 パフォーマンスの改善を行い、上述の事象が解消されました。 |
CMS
# | カテゴリ | 概要 | 詳細 |
1 |
フォームの
回答データ |
回答データの転送に失敗する事象が解消されました。 |
フォームの回答データについて、以下の事象が解消されました。
① リリース前に発生していた事象 メールを経由して回答した場合など、以下の2点に該当する値が回答データに格納されていた場合、データの転送に失敗していました。 ・「b→dash ID」が含まれている ・「顧客ID」に『半角英数字』『記号』 『日本語』が混在している ② 今回のリリース内容 上述の事象が解消されました。 |
アプリ共通
※参考:コンテンツ/配信設定編集後の遷移画面
機能の詳細
❶ web接客の配信対象者を顧客IDから指定できる
リリースされる機能
活用シーン
・Cookieをリセットする、他のデバイスから流入する等で、ビジターIDが変更された顧客にも漏れなくweb接客を配信したい
・初めてサイトに流入し、新しくビジターIDが発行された顧客にも、有料顧客と無料顧客で出し分けてweb接客を配信したい
リリースされる機能
➊ web接客の配信設定を行う際に、配信対象者として『ビジターID』を選択する画面で、『顧客ID』を指定できる
リレーション設定で顧客IDを取得できる必要があります。
以下の場合にエラーが発生する可能性があります
web接客の配信設定で、顧客IDに指定したカラムが削除されたセグメントを利用している場合、エラーが発生する可能性があります。
配信設定詳細画面を開いた際に、『配信対象に設定したカラムが削除されたため本設定の運用を停止しました』というエラーモーダルが表示された場合は、画面右上の「編集ボタン」をクリックし、セグメントを再度設定してください。
参考:リリースの背景と発生していた課題
リリース前の仕様
・web接客の配信対象者は、ビジターIDでしか指定できていませんでした
発生していた課題
・Cookieをリセットする、他のデバイスから流入する等で、ビジターIDが変更された顧客や新しくビジターIDが発行された顧客に対して配信するweb接客の効果が見込めませんでした