【2024/06/19-2024/06/20】リリースされた機能を知りたい

本記事について

本記事では、2024年6月19日~2024年6月20日に、リリースされた新規機能や機能改善について、b→dashの画面表示などが変更されたものを抜粋して紹介しています

リリース情報について、弊社カスタマーサクセス担当にお問い合わせいただく前に本記事をご参照ください。

リリース機能一覧

データパレット

# カテゴリ 概要 詳細
1 shopserve連携 加工テンプレートが追加され、JSON形式のデータをRDB形式のカラムに分割できるようになりました。 今回のリリースによって、以下の2つの加工テンプレートが追加されました。

(a)shopserveの連携データにおいてオブジェクトを含む
    JSON形式のデータをカラムに分割
(b)shopserveの連携データにおいて配列を含む
    JSON形式のデータをカラムに分割

前提として、shopserve連携では、「Products」データの『Stock』カラムといった、一部のデータのカラムがJSON形式でb→dashに連携されていました。
その結果、b→dashでデータ活用を行うために、複数の加工タスクを用いて、JSON形式のデータを加工する必要がありました。
しかし、今回のリリースによって加工テンプレートを利用するだけで、JSON形式のデータからRDB形式のカラムに分割することができるようになりました

リリースの詳細については、「shopserveの連携データのJSON形式の値をカラムに分割したい」をご参照ください。

※"JSON"とは、「JavaScript Object Notation」の略称で、データの交換形式のことです。
 詳細については「JSONとは」をご参照ください。
※"RDB"とは、「Relational Database」の略称で、データを複数の表として管理し、表と表の関係を定義することで、複雑なデータの関連性を扱えるようにしたデータベース管理方式のことを指します。

[参考画像]
2 アプリケーションとの
連携
データの取込において、連携エラーが発生した際に、
自動的にリトライ処理がされるようになりました。
今回のリリースによって、「Salesforce sales cloud 」や「shopify」といった、外部アプリケーションとの連携でエラーが発生した際に、自動でリトライされるようになりました

これまではデータの取込において連携エラーが発生する度に、エラー通知が配信されていましたが、
エラー発生時に自動リトライが実行されるため、エラー通知が配信されないようになりました。

 ※接続情報の誤りといった、自動リトライ対象外の連携エラーが発生した場合には、エラー通知が配信されます
 ※自動リトライを実行してもエラーが解消されない場合も、エラー通知が配信されます

対象のアプリケーションやについては、こちらをご参照ください。
3 データの加工 データ型を「日付型」または「日時型」に変換する場合、『変換元の形式』を選択する操作が追加されました。 今回のリリースによって、データ型を「日付型」または「日時型」に変換する場合、『変換元の形式』を選択する操作が追加されました。
選択することができる『変換元の形式』は最大5個です。

これまでは、データ型の変換を行う際にすべての値の『変換元の形式』を確認する処理を行っていたため、レコード数が多いと加工処理に時間がかかってしまい、結果的にエラーが発生してしまっていました。
しかし、今回のリリースによって『変換元の形式』を確認する処理が行われなくなるため、加工処理に時間がかかったためにエラーが発生する事象が解消されます。

選択することができる『変換元の形式』については、「データを「型変換」したい」の『[参考]選択することができる『変換元の形式』』をご参照ください。

[参考画像]

セグメント

# カテゴリ 概要 詳細
1 セグメント作成 セグメントアプリ上でデータの「絞込み」/「集約」を行い、抽出条件を指定することができるようになりました。 今回のリリースによって、セグメントアプリ上でデータの「絞込み」/「集約」を行い、抽出条件を指定することができるようになりました

具体的には、 セグメント作成時に任意のデータファイルを対象に、「絞込み」/「集約」を行い、その結果をセグメントの抽出条件の1つとして用いて、抽出を行うことができるようになりました。

リリースの詳細については、こちらをご参照ください。

[参考画像]
2 セグメント作成 セグメントの抽出条件設定画面の表示が変更されました。 セグメントの抽出条件設定画面について、以下の課題が解消されました。

① リリース前に発生していた課題
リリース以前は、以下の課題がありました。

 (a)「AND」条件を設定する際に、都度「OR」→「AND」に切り替える必要があり使い勝手が悪い

② 今回のリリース内容
以下の改修が行われました。

 ・絞込み条件を複数設定する際のデフォルト条件を、「OR」→「AND」に変更する
 ・絞込み条件を複数設定する際、トグルボタンで設定値を切り替えることができるようにする

[参考画像]

メール

# カテゴリ 概要 詳細
1 メール登録解除データ データパレットで「メール登録解除データ」から任意のレコードを削除できるようになりました。 今回のリリースによって、メール配信サーバー「Mail Publisher」を利用している場合、「メール登録解除データ」から任意のレコードを削除できるようになりました

削除は、『”Fromアドレス”と”Toアドレス”の組み合わせ』で行われ、メール配信サーバー側からも削除されます。

詳細については、こちらをご参照ください。

[参考画像]
2 メール登録解除データ 「b→dash API」を利用することで、エンドユーザーが操作して登録解除の状態を解消できるようになりました。 今回のリリースによって、メール配信サーバー「Mail Publisher」を利用している場合、「b→dash API」を利用することで、エンドユーザー側から、登録解除の状態を解消できるようになりました。

詳細については、こちらをご参照ください。
3 メール作成 メール作成の『メモ機能』について、機能改善が行われました。 「メール作成」の『メモ機能』について、以下の事象が解消されました。

① リリース前に発生していた事象
(a)メールコンテンツのメモを入力後、
   リロードをせずに他のメールコンテンツのメモを開くと、
   同じ内容が反映される
(b)メールコンテンツのメモにテキストを入力し閉じた後、
   同じコンテンツ内でリロードすると
   メールコンテンツのメモに入力した内容が消え空白になる

② 今回のリリース内容
リリース前に発生していた事象が解消されました

LINE配信

# カテゴリ 概要 詳細
1 コンテンツ作成 コンテンツ作成時の挙動について改善されました。 LINEコンテンツの作成について、以下の事象が解消されました。

①リリース前に発生していた事象
LINEコンテンツの作成において、
「"画像"→"テキスト"」の順番になるように設定した場合、
"画像"と"テキスト"が重なって表示されていました。

②今回のリリース内容
上述の事象が解消されました。

SMS配信

# カテゴリ 概要 詳細
1 一括短縮URL化 SMS配信時に「一括短縮URL化」で作成される短縮URLの文字数を短くし、『最小16文字』(※最大23文字)になりました。 今回のリリースによって、SMS配信時に「一括短縮URL化」で作成される短縮URLの文字数を短くし、『最小16文字、最大23文字』になりました。

これまでは、『最小37文字、最大41文字』であり、
短縮URLの文字数がSMSメッセージの上限文字数を圧迫してしまい、入力できるテキストが短くなるという課題がありました。
そのため、文字数を短くし、『最小16文字、最大23文字』になりました。

詳細についてはこちらをご参照ください。

[参考画像]

共通設定

# カテゴリ 概要 詳細
1 セキュリティ管理 「除外IPアドレス」を設定することができる件数に上限が設定されました。 「除外IPアドレス」を設定することができる件数の上限が『1,000』件になりました。

アプリ共通

# 対象アプリ 概要 詳細
1 セグメント
BI
web接客
レコメンド
CMS
コンテンツ/配信設定の編集後に、詳細画面に遷移できるようになりました。 今回のリリースによって、コンテンツの編集後や、配信設定の編集後に、詳細画面に遷移できるようになりました。
「名前を付けて保存」後に、これまでは一覧画面に遷移していましたが、
今回のリリースによって、詳細画面に遷移するようになりました。

挙動については以下の「※参考」をご参照ください。

※参考:コンテンツ/配信設定編集後の遷移画面

リリース機能の詳細

➊ データ取込において、連携エラーが発生した際に、自動的にリトライ処理がされる

今回のリリースによって、データ取込において「Salesforce sales cloud」や「shopify」といった、外部アプリケーションとの連携でエラーが発生した際に、自動でリトライされるようになりました。

これまでは連携エラーが発生する度に、エラー通知が配信されていましたが、エラー発生時に自動リトライが実行されるため、エラー通知が配信されないようになりました。
※接続情報の誤りといった、自動リトライ対象外の連携エラーが発生した場合には、エラー通知が配信されます
※自動リトライを実行してもエラーが解消されない場合も、エラー通知が配信されます

自動でリトライされる対象のアプリケーションついては、以下をご参照ください。

自動リトライ対象のアプリケーション
# アプリケーション名
1 BigQuery
2 ebismart
3 ecforce
4 futureshop
5 Facebook広告
6 kintone
7 makeshop
8 porters
9 sansan
10 Salesforce sales cloud
11 Salesforce service cloud
12 shopify
13 shopserve
14 SpreadSheet
15 サブスクストア

➋ セグメントで、履歴型のデータを使用して、抽出条件を設定することができる

リリースされた機能
活用シーン

・データパレットの操作を行わず、直近1ヶ月で購入金額が、3000円以上ある顧客を抽出したい

リリースされた機能

・セグメントとして選択している顧客データとは別に、履歴型のデータを選択し、
そのデータの集計値を用いた条件指定ができる

履歴型データを抽出条件として使用する操作手順については、こちらをご参照ください。
参考:リリースの背景と発生していた課題
リリース前の仕様

・セグメントとして選択している顧客データとは別に、履歴型のデータを選択し、
そのデータの集計値を用いた条件指定ができない

発生していた課題

・セグメントの作成時に「集約」を使った抽出条件を設定できなかったため、
データパレットでセグメントのインプットとなるデータファイルを加工する必要があり、
セグメントアプリ上だけでは完結することができず、セグメントを作成するための工数がかかってしまう

➌「メール登録解除データ」から、任意のメールアドレスを削除できる

リリースされた機能
活用シーン

・エンドユーザーが誤って登録解除を行ってしまい、
「登録解除の状態を解消したい」と問い合わせが来たので、
登録解除データから該当のメールアドレスを削除したい

リリースされた機能

➊ データパレットで「メール登録解除データ」から任意のレコードを削除できる
➋「b→dash API」を利用することで、エンドユーザーが操作して登録解除の状態を解消できる
※ 削除は、『”Fromアドレス”と”Toアドレス”の組み合わせ』で行われます
※ 削除されたレコードはメール配信サーバー側からも削除されます
※本機能はメール配信サーバーの『Mail Publisher』をご利用の場合のみ、利用することができます

任意のメールアドレスを削除する手順については、こちらをご参照ください。
また、「b→dash API」については、こちらをご参照ください。
参考:リリースの背景と発生していた課題
リリース前の仕様

・登録解除されたデータからメールアドレスを削除することができない

発生していた課題

・一度登録解除されてしまうと、再度同じエンドユーザーにメールを配信することができない

➍ SMSの「一括短縮URL化」で作成される短縮URLの文字数を短くする

リリースされた機能
活用シーン

・SMSから、配信パラメータの設定されたURL入りのメッセージを送信したい

リリースされた機能

・SMS配信時に「一括短縮URL化」で作成される短縮URLの文字数を短くし、
『最小16文字』にできる(※最大23文字)
※ 短縮URLの文字数は、カスタムドメインとして設定するドメインの長さによって変化します
※ SMSから「長文オプション」を使わずに配信する場合、
文字数はURLも含めて『70文字』以内に抑える必要があります

なお、b→dashで一括短縮URLを追加する機能を利用するには、別途でご契約が必要になります。ご利用に伴いご契約がまだお済みでない場合は、カスタマーサポート担当までご確認ください

カスタムドメイン設定の操作手順については、こちらをご参照ください。
参考:リリースの背景と発生していた課題
リリース前の仕様

・b→dashからSMS配信する際に「一括短縮URL化」で作成される短縮URLの文字数は「最小37文字、最大41文字」

発生していた課題

・短縮URLの文字数が、SMSメッセージの上限文字数を圧迫してしまい、
入力できるテキストが短くなる

➎ ライブラリ/GeoIPのバージョンアップ対応

バージョンアップの内容

・「webアクセスログデータ」/「アプリアクセスログデータ」の
『地域』カラムに格納される値の判定ロジックの精度改善

※ すでに「webアクセスログデータ」/「アプリアクセスログデータ」に
格納されているデータは更新されず、新しく格納されるデータの一部が更新されます。

参考:仕様変更の背景

・「webアクセスログ」/「アプリアクセスログ」の
『地域』カラムの値はGeoIPのデータから類推して作成しており、
GeoIPのバージョンアップ対応に合わせて、類推される値の精度は定期的に改善される。

※ GeoIPとは、IPアドレスから「国」や「地域」、「都市」を推定するMaxMind社のサービスになります。
b→dashではGeoIPのサービスを利用して、IPアドレスから地域を推定しています。