本記事について
2025年6月18日(水)深夜と2025年6月19日(木)深夜にリリースが行われます。(リリースノートは、6月20日(金)に公開予定)
本記事では、新たにリリースされる主な機能の概要について紹介しています。
主なリリース内容
AIレコメンド|「配信用レコメンド」の機能追加
機能の概要
・「配信用データセット」と「配信用レコメンド(AIレコメンド)」を作成できる
・ コンテンツに「配信用レコメンド(AIレコメンド)」を挿入できる
・「配信用レコメンド(AIレコメンド)」を挿入したコンテンツを配信できる
・「配信用レコメンド(AIレコメンド)」のログをb→dashデータで確認できる
・「配信用レコメンド(AIレコメンド)」の契約情報を確認できる
※ 各機能の詳細は、6月20日(金)に公開予定のリリースノートをご確認ください
機能を利用したい場合は、弊社カスタマーサクセス担当までご連絡ください。
[参考:(左)「配信用レコメンド(AIレコメンド)」の作成 /(右)コンテンツに挿入]
機能の概要
・『Direct Share』を利用して、貴社の「Snowflake」のデータを参照できる
・参照したデータをb→dash上で確認できる
・参照したデータをb→dash上で加工したり、施策や分析に利用できる
「Snowflake」の『Direct Share』とは、異なるアカウント間でデータを共有できる仕組みのことです。
データの複製や移動を行わずに、データを参照することが可能です。
機能の活用シーン
・貴社の「Snowflake」で管理しているデータをb→dashで活用したい場合
・データ連携や取込を行わず、リアルタイムにデータを参照したい場合
・b→dash上に、1次データのデータ量を増やしたくない場合
・セキュリティの観点から、社外環境へデータを移動せずに運用したい場合
機能の詳細
『Direct Share』を利用して、貴社の「Snowflake」のデータを参照できる
「Direct Share(Snowflake)」という連携システムを作成することで、
貴社の「Snowflake」のデータをb→dash上で参照できます。
他の外部アプリケーションと同様に、連携システムの作成、編集、削除が可能です。
[参考:連携先選択画面]

参照したデータをb→dash上で確認できる
『Direct Share』で参照したデータは、「一次データ」タブに格納されます。
また、貴社の「Snowflake」側で「オブジェクト」や「カラム」の削除、物理名の変更が行われた場合、
エラーが発生し、エラーモーダルが表示されます。
[参考:「カラム」が削除された場合に表示されるエラーモーダル]

参照したデータをb→dash上で加工したり、施策や分析に利用できる
『Direct Share』で参照したデータは、他のデータファイルと同様に、
b→dash上で加工したり、メール配信やレポートなどの施策や分析に利用できます。
そのため、「データファイル更新トリガー」が必要な後続の設定、施策に対しては、データファイル側で実行時刻を設定することで対応可能です。
データパレット|「データの流れを確認」画面でデータの更新状況を確認できる
機能の概要
・各データファイルの『最終更新日時』と『最終更新方法』を確認できる
機能の活用シーン
・データの更新状況を簡単に確認したい場合
・更新されていないデータファイルを素早く特定したい場合
機能の詳細
各データファイルの『最終更新日時』と『最終更新方法』を確認できる
「データの流れを確認」画面にて、各データファイルの『最終更新日時』と『最終更新方法』が表示されます。
● 最終更新日時:該当データファイルが最後に更新された日時
● 最終更新方法:どのような方法で最終更新が行われたか
※ 表示される更新方法の一例:「手動更新」「定期更新」
『最終更新日時』『最終更新方法』は「-」(ハイフン)が表示されます。
リリース後に更新が行われた場合は、それぞれの項目に値が表示されます。
参考:リリース前の仕様
・「データの流れを確認」画面では、各データファイルがいつ、どのように更新されたかを確認できなかった。
参考:発生していた課題
・データファイルの更新状況を確認するには、各データファイルの詳細画面に遷移する必要があり、手間がかかっていた。
データパレット|後続のSQLデータファイルの定期更新が停止されないようになる
機能の概要
・加工タスクを設定しても、後続のSQLデータファイルの定期更新を停止しないようにする
・「通知設定」の『停止通知』が削除される
機能の詳細
加工タスクを設定しても、後続のSQLデータファイルの定期更新を停止しないようにする
加工データファイルに加工タスクを設定しても、後続のSQLデータファイルの定期更新は停止されません。
また、後続にSQLデータファイルが存在する場合は、「後続影響の警告モーダル」で「編集」をクリックすると、
作成されるデータが意図しない内容になる可能性がある旨の文言が表示されます。
[参考:表示される警告モーダル]

「通知設定」の『停止通知』が削除される
後続のSQLデータファイルの定期更新が停止されなくなるため、『停止通知』は不要となり、
「データパレット」から該当項目が削除されます。
[参考:削除される「データパレット」の『停止通知』]

参考:リリース前の仕様
・加工データファイルに加工タスクを設定すると、後続のSQLデータファイルの定期更新が一律で停止されていた。
参考:発生していた課題
・後続のSQLデータファイルの定期更新が停止された場合、ユーザーが手動で更新設定をONに戻す必要があり、
対応の手間が発生していた。
・更新設定をONに戻し忘れると、古いデータのまま施策が実行され、誤配信のリスクがあった。
データパレット|Salesforce連携で取り込み済み項目のデータ型を保持する
機能の概要
・Salesforce連携で、すでに取り込んだカラムのデータ型を保持する
機能の詳細
Salesforce連携で、すでに取り込んだカラムのデータ型を保持する
Salesforceのオブジェクトに項目が追加され、取込設定を編集する場合でも、
b→dashにすでに取り込まれているカラムのデータ型は保持されます。
参考:リリース前の仕様
・取込設定を編集すると、すでに取り込んだカラムのデータ型が、デフォルトの「テキスト型」にリセットされていた。
参考:発生していた課題
・取込設定を編集するたびにカラムのデータ型を再設定する必要があり、作業の手間がかかっていた。
シナリオ|設置済みのタスクを削除しなくてもタスクを途中挿入できる
機能の概要
・”一度も運用開始していないシナリオ”に対して、タスクを途中挿入できる
機能の活用シーン
・シナリオ作成後、一連のタスクの間に、各種アクションタスクや各種分岐タスクなどを途中に挿入したい場合
・既存のタスクを削除せずにシナリオを修正したい場合
機能の詳細
”一度も運用開始していないシナリオ”に対して、タスクを途中挿入できる
”一度も運用開始していないシナリオ”、または”運用開始後に複製したシナリオ”の「タスク設定画面」において、
設置済みタスクの間に「タスクを追加」ボタンが追加されます。
このボタンを押下すると、空のタスクパネルが表示され、任意のタスクを設定できます。
[参考:タスク設定画面]

参考:リリース前の仕様
・設置済みタスクの間に新しいタスクを挿入するためには、後続のすべてのタスクを削除する必要があった。
参考:発生していた課題
・設置済みタスクの間に新しいタスクを挿入するためには、後続のすべてのタスクを削除する必要があり、修正に工数がかかっていた。
メール|コンテンツを行単位で複製して他のコンテンツに貼り付けられる
機能の概要
・特定の行をテンプレート化し、別のコンテンツに差し込むことができる
・作成したテンプレートを管理、編集、複製、削除できる
機能の活用シーン
・複数のコンテンツで、フッターやキャンペーン情報などを繰り返し使用したい場合
・誰が操作しても、一定の品質のコンテンツを作成できるようにしたい場合
機能の詳細
特定の行をテンプレート化し、別のコンテンツに差し込むことができる
HTMLメールのGUI編集モードにて、コンテンツ内の特定の1行をテンプレートとして保存できます。
保存したものは『ブロックテンプレート』と呼ばれます。
選択した行に含まれる「リンク挿入」「データ挿入」「条件分岐」といった「差し込み機能」もテンプレート化の対象です。
テンプレートを作成、挿入したい場合は、メール作成画面の『ブロックテンプレート』アイコンをクリックしてください。
また、挿入したテンプレートを編集したい場合は、「ブロックテンプレートの適用を解除する」をクリックしてください。
※ 適用を解除すると、『ブロックテンプレート』を編集しても、挿入したテンプレートには編集内容が反映されません
[参考:(左)『ブロックテンプレート』アイコン /(右)ブロックテンプレートの適用を解除する]
作成したテンプレートを管理、編集、複製、削除できる
作成したテンプレートは、「メールコンテンツ一覧画面」の
『ブロックテンプレート一覧アイコン』をクリックすることで確認できます。
『ブロックテンプレート一覧画面』と『ブロックテンプレート詳細画面』では、テンプレートの編集、複製、削除が可能です。
複製後の『ブロックテンプレート』は、
どのコンテンツにも挿入されていない状態になります。
削除:利用中のテンプレートは削除できません。
削除するには、『適用の解除』もしくはコンテンツからの削除が必要です。
[参考:(左)「メールコンテンツ一覧画面」の『ブロックテンプレート一覧アイコン』/(右)ブロックテンプレート一覧画面]
”適用が解除されていない”すべてのテンプレートに編集内容が一括で反映されます。
そのため、編集によって『ブロックテンプレート』の容量が大きくなった場合、
テンプレートを挿入しているコンテンツ全体の容量も意図せず増加し、容量上限に達する可能性があります。
編集後は、該当の『ブロックテンプレート』を挿入しているコンテンツに対して、
必ずテスト送信を行い、正しく表示、配信されるかをご確認ください。
参考:リリース前の仕様
・コンテンツ内の行をテンプレートとして保存することはできなかった。
参考:発生していた課題
・共通の内容であっても、コンテンツごとに都度作成する必要があり、作業工数がかかっていた。
・作成者ごとに操作や手順が異なる場合、品質を保てない可能性があった。
LINE連携|タブ切り替えが可能なリッチメニューを作成できる
機能の概要
・『タブ型のリッチメニュー』を作成、配信できる
・『タブ型のリッチメニュー』を編集、複製、削除、アーカイブできる
[参考:作成できるタブ型のリッチメニューのイメージ]
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機能の活用シーン
・「購入前」「購入後」など、状況に応じて内容を切り替えたい場合
・季節やイベント、キャンペーンごとに訴求内容を変更したい場合
・ユーザーが必要な情報を自分で選んで閲覧できるようにしたい場合
機能の詳細
『タブ型のリッチメニュー』を作成、配信できる
「リッチメニュー作成画面」で「リッチメニュータブの数」をプルダウンから選択することで、
『タブ型のリッチメニュー』を作成することができます。
タブごとに、レイアウト、画像、リンク先、メニューバーの文言を設定することができます。
※ 画像を作成する場合、画像の高さの1/6がタブの高さになります
詳細は、本記事「3 その他のリリース機能」に記載の『LINE連携|コンテンツ新規作成導線』をご参照ください。
・『タブ型のリッチメニュー』を編集、複製、削除、アーカイブできる
作成した『タブ型のリッチメニュー』は、他のコンテンツと同様に、各種アイコンをクリックすることで、
編集、複製、削除、アーカイブすることができます。
参考:リリース前の仕様
・『タブ型のリッチメニュー』を作成することができなかった。
参考:発生していた課題
・1つのリッチメニュー画面にすべての情報を収める必要があり、表示内容が整理しづらく、ユーザー体験の質が下がるリスクがあった。
web接客|優先度をドラッグ&ドロップで入れ替えられる
機能の概要
・配信設定の優先度をドラッグ&ドロップで入れ替えることができる
機能の活用シーン
・複数の配信設定を運用しており、優先度の変更をb→dash上で完結したい場合
機能の詳細
配信設定の優先度をドラッグ&ドロップで入れ替えることができる
「優先度設定一覧画面」の「優先度入れ替えアイコン」をクリックすると『優先順位入れ替えモーダル』が表示されます。
このモーダル上で、配信設定の優先度をドラッグ&ドロップで入れ替えることができます。
また、特定の配信設定を優先度に関係なく固定で表示したい場合は、『優先順位固定アイコン』をクリックしてください。
ドラッグ&ドロップでは、優先度を固定することはできません。
※ 固定で表示する配信設定の数に、上限はありません
「運用終了」の配信設定は表示されず、並び替えはできません。
[参考:(左)優先順位入れ替えモーダル /(右)優先順位固定アイコン]
配信設定が『51個』以上ある場合は、CSVファイル上で優先度を入れ替えてください。
※ CSVファイル上で優先度を入れ替える方法については、
「web接客コンテンツを配信したい」の『[参考]優先度を設定する』をご参照ください
参考:リリース前の仕様
・b→dashでダウンロードしたCSVファイル上で優先度を入れ替え、そのファイルをb→dash上にアップロードする必要があった。
参考:発生していた課題
・b→dash上で優先度の入れ替えを直接変更できないため、工数がかかっていた。
web接客|ウェブアクセシビリティ対応の「読み上げテキスト」を設定できる
機能の概要
・web接客/アプリ接客コンテンツに対して「読み上げテキスト」を設定できる
機能の活用シーン
・高齢者や視覚障害者など、支援技術を利用する方にも正しくコンテンツを伝えたい場合
・公共機関や福祉関連事業など、アクセシビリティ対応が求められる環境で、web接客を使用する場合
・「AXE-CORE」や「W3C HTMLチェッカー」などのウェブアクセシビリティ診断ツールで、NGとならないようにしたい場合
機能の詳細
web接客/アプリ接客コンテンツに対して「読み上げテキスト」を設定することができる
web接客/アプリ接客コンテンツ作成画面に「読み上げテキスト設定アイコン」が追加されます。
アイコンを押下すると、「読み上げテキスト設定」モーダルが表示され、
スクリーンリーダーで読み上げるテキストを設定することができます。
なお、「画像」に関するテキストは「imgタグ」に『alt属性』として、
web接客/アプリ接客コンテンツに関するテキストは「iframeタグ」に『title属性』として設定されます。
[参考:(左)読み上げテキスト設定アイコン /(右)「読み上げテキスト設定」モーダル]
参考:リリース前の仕様
・スクリーンリーダーで読み上げるテキストを設定することができなかった。
参考:発生していた課題
・ウェブアクセシビリティの診断ツールでNGとなり、コンテンツが表示されないケースがあった。
Push通知|配信履歴APIで配信失敗した配信のログを取得できる
機能の概要
・通知に失敗した配信の履歴を『配信履歴API』で取得できる
※『配信履歴API』については、「Push通知の配信履歴取得APIを実装したい」をご参照ください
機能を利用したい場合は、弊社カスタマーサクセス担当までご連絡ください。
機能の活用シーン
・エンドユーザー端末の通知設定が「OFF」で通知に失敗したPush通知を「お知らせ一覧画面」に表示したい場合
・通知が届かなかった場合でも、エンドユーザーが後から内容を確認できるようにしたい場合
機能の詳細
通知に失敗した配信の履歴を『配信履歴API』で取得できる
エンドユーザー端末の通知設定が「OFF」の場合でも、
通知に失敗したPush通知の履歴を『配信履歴API』(b→dash API)で取得できます。
APIのリクエストパラメータ「send_status」では、以下の3つから取得対象を指定できます。
● sent :配信済みの配信履歴のみ取得
● unsent:未配信の配信履歴のみ取得
● all :すべての配信履歴を取得
参考:リリース前の仕様
・配信履歴APIでは通知に成功した履歴のみ取得可能で、通知設定が「OFF」で通知に失敗したPush通知の履歴は取得できなかった。
参考:発生していた課題
・通知設定が「OFF」で通知に失敗したPush通知の履歴を取得できず、「お知らせ一覧画面」に表示できなかった。
その他のリリース機能
今回のリリースによって設定導線が変わる画面について紹介します。
データパレット|取込元/出力先の連携システム新規作成導線
リリース内容
連携先を選択するモーダルが表示されなくなります。
[参考:リリース前とリリース後の挙動]

LINE連携|コンテンツ新規作成導線
リリース内容
「コンテンツの作成方法」を選択するモーダルが表示されなくなります。
代わりに、「作成するコンテンツの種類」を選択するモーダルが表示されます。
● コンテンツの作成方法 :テンプレート / カスタマイズ
● 作成するコンテンツの種類:メッセージ / Flex Message / リッチメニュー
[参考:リリース前とリリース後の挙動]
