本記事について
2025年5月21日(水)深夜と2025年5月22日(木)深夜にリリースが行われます。(リリースノートは、5月23日(金)に公開予定)
本記事では、新たにリリースされる主な機能の概要について紹介しています。
主なリリース内容
シナリオの単発配信でもテストマーケティングを行い、より成果を高める配信ができる
機能の概要
・シナリオの単発配信において「AB分岐」タスクの自動最適化機能を利用できる
機能の活用シーン
・単発配信で「ABテスト」を行う際にも、最適な分岐率を自動で設定し、成果を最大化したい場合
・限られた配信対象に対して「ABテスト」を実施し、成果が良かった分岐を本配信に活用したい場合
機能の詳細
シナリオの単発配信において「AB分岐」タスクの自動最適化機能を利用できる
単発配信で「AB分岐」タスクの自動最適化機能を利用する場合、配信は2段階で実施されます。
● 1段階目:「AB分岐」タスクに到達した配信対象者のうち、
任意で設定した人数に対してランダムに分岐先の配信を行う
● 2段階目:1段階目の結果をもとに、残りの配信対象者に対して最も成果の高い分岐の割合が高くなるように
自動最適化する処理が行われる

配信条件の設定モーダルにおいて、単発配信が1つのみ設定されている場合、
「AB分岐」タスクの『AIによる最適化』を『ON』にすると、「単発配信の自動最適化の設定」モーダルが表示されます。
表示されたモーダルでは、以下の2つを設定してください。
● ランダム配信を行う人数
※「100~5000」人の範囲で設定してください
● 残りの配信対象者へ2段階目の配信を行うまでの日数(「AB分岐」タスクの割合を自動で最適化するタイミング)
[参考:「単発配信の自動最適化の設定」モーダル]

参考:リリース前の仕様
・単発配信では過去の配信実績がないため、分岐率を自動で最適化できず、ランダムに設定していた。
参考:発生していた課題
・分岐率の最適化が行えず、成果の低い分岐の割合が高くなる可能性があった。
統合キーに「空文字」が含まれていることに起因した誤配信を防げる
機能の概要
・統合キーに「空文字」が含まれている場合、モーダルが表示される
・統合キーに「空文字」が含まれている場合、統合処理をエラーにするかどうかを選択できる
・「空文字」が原因でエラーが発生した場合、b→dashの画面上にエラーメッセージが表示される
・「空文字」が原因でエラーが発生した場合、エラーメッセージを受け取ることができる
機能の活用シーン
・統合キーに「空文字」が含まれていることで発生する誤配信を防止したい場合
・統合キーに「空文字」が含まれている場合、統合処理をエラーにするかどうかを統合データによって、使い分けたい場合
・エラー発生時に、画面上のエラーメッセージを確認し、速やかにエラーを解消したい場合
機能の詳細
統合キーに「空文字」が含まれている場合、モーダルが表示される
統合に用いるキーとして選択したカラムに「空文字」が含まれていると、モーダルが表示されます。
[参考:表示されるモーダル]

統合キーに「空文字」が含まれている場合、統合処理をエラーにするかどうかを選択できる
統合方法を選択するモーダルに、統合に用いるキーとして選択したカラムに「空文字」が含まれている場合の挙動を選択できます。
● チェックを入れる :統合キーの両方に「空文字」が含まれていると、統合処理をエラーにする
※ どちらか一方にのみ「空文字」が含まれる場合は、エラーにならない
● チェックを入れない:統合キーの両方に「空文字」が含まれていても、統合処理をエラーにしない
[参考:統合方法を選択するモーダル]

「空文字」が原因でエラーが発生した場合、b→dashの画面上にエラーメッセージが表示される
統合キーに「空文字」が原因でエラーが発生した場合、統合データファイルの詳細画面にエラーモーダルが表示されます。
表示されるエラーモーダルについては、以下の画像をご参照ください。

「空文字」が原因でエラーが発生した場合、エラーメッセージを受け取ることができる
「共通設定」アプリの通知設定画面で『データフローの運用』を設定することで、
『ベル』『メール』『Slack』のいずれかの方法でエラーメッセージを受け取ることができます。
参考:リリース前の仕様
・統合に用いるキーとして選択したカラムに「空文字」が含まれていても、統合処理は一律でエラーにならない。
参考:発生していた課題
・統合に用いるキーとして選択したカラムに「空文字」が含まれると、同一の「配信系ID」カラムに複数の顧客が紐づいてしまい、
誤配信のリスクがあった。
施策に利用しているセグメントをアーカイブできないようにする
機能の概要
・運用中の施策で利用しているセグメントをアーカイブできないようにする
機能の詳細
運用中の施策で利用しているセグメントをアーカイブできないようにする
運用中の施策で利用しているセグメントは、アーカイブできない仕様に変更されます。
アーカイブ操作を行うと「利用状況モーダル」が表示され、該当セグメントが運用中の施策で利用されている場合は、
アーカイブできない旨のエラーモーダルが表示されます。
[参考:(左)利用状況モーダル /(右)エラーモーダル]
参考:リリース前の仕様
・運用中の施策で利用されているセグメントでも、アーカイブが可能だった。
参考:発生していた課題
・運用中の施策で利用されているセグメントを誤ってアーカイブした場合、施策を編集できなくなる。
・他のアプリでは、運用中の施策で利用されているコンテンツなどはアーカイブできないため、挙動の違いに違和感がある。
ウェブアクセシビリティ対応の「読み上げテキスト」を設定できる
機能の概要
・画像、アンケート/フォームに対して「読み上げテキスト」を設定できる
機能の活用シーン
・高齢者や視覚障害者など、支援技術を利用する方にも正しくコンテンツを伝えたい場合
・公共機関や福祉関連事業など、アクセシビリティ対応が求められる環境で、アンケート/フォームを使用する場合
・「AXE-CORE」や「W3C HTMLチェッカー」などのウェブアクセシビリティ診断ツールで、NGとならないようにしたい場合
機能の詳細
画像、アンケート/フォームに対して「読み上げテキスト」を設定できる
アンケート/フォーム作成画面に「読み上げテキスト設定アイコン」が追加されます。
アイコンを押下すると、「読み上げテキスト設定」モーダルが表示され、
スクリーンリーダーで読み上げるテキストを設定することができます。
なお、「画像」に関するテキストは「imgタグ」に『alt属性』として、
アンケート/フォーム関するテキストは「iframeタグ」に『title属性』として設定されます。
[参考:(左)読み上げテキスト設定アイコン /(右)「読み上げテキスト設定」モーダル]
参考:リリース前の仕様
・スクリーンリーダーで読み上げるテキストを設定することができなかった。
参考:発生していた課題
・ウェブアクセシビリティの診断ツールでNGとなり、フォームやコンテンツが表示されないケースがあった。