クーポン期限日のリマインドメールを配信したい

本記事で紹介するデータ加工/統合の例

本記事では、「クーポン期限日のリマインドメールを配信したい」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いて、どのようにデータを加工/統合すれば実現できるかをご紹介します。

データ加工/統合の内容

本記事で紹介する活用例では以下のイメージのデータ加工/統合を行います。

想定利用業界別 利用シーン

本記事で紹介するデータ加工/統合の内容が「どのような業界の」「どのような企業において」「どのように活用されるか」の例をご紹介します。

【想定利用業界】EC専業/店舗オムニ

活用企業イメージ

• 期限付きのクーポンのコンテンツを活用し、クーポンに関するデータを保持している企業
• クーポンの配布を顧客ごとに管理ができている企業

活用イメージ

• クーポンの期限日が迫っている顧客に対してリマインドメールを配信したい
• クーポン期限日のリマインドメールで使用するセグメントを作成するにあたり「クーポン期限日までの残日数」を算出したい

加工/統合に必要なデータ

本記事で紹介するデータ加工/統合を実施するには、以下表において『必須』となっているデータ（カラム）が含まれたデータファイルを用意しておく必要があります。

※上記カラムがb→dash上に存在しない場合（b→dashに連携していない場合）は、データ連携をまず初めに実施頂くようお願いいたします

データ準備と活用までの流れ

本記事では、「顧客データ」「クーポンデータ」から『クーポン期限日からの残日数』カラムを加工/統合を用いて作成する手順と、作成したデータを利用してクーポン期限日のリマインドメールの配信に必要なセグメント作成の手順を紹介します。

データ準備～活用までのStep

以下4つのStepを実施することで、データ準備とデータ活用を実現することができます。

❶「顧客データ」「クーポンデータ」に加工/統合を行う

「顧客データ」「クーポンデータ」の2つのデータファイルを統合し、顧客IDとクーポンIDが紐づいた統合データファイルを作成します。
作成した統合データファイルの『クーポン期限日』カラムに加工を行い、『クーポン期限日までの残日数』カラムを作成します。

以下では、「顧客データ」と「クーポンデータ」をキー項目に『顧客ID』カラムを選択して横統合し、加工を行う手順を例に紹介します。

「顧客データ」と「クーポンデータ」を統合する

「データパレット」をクリックします

「データを確認する」をクリックします

「統合する」をクリックします

「カスタマイズ」をクリックします

「データファイル」アイコンをクリックします

「顧客データ」をクリックします

「データファイル」アイコンをクリックします

「クーポンデータ」をクリックします

「統合」アイコンをクリックします

「【横】方向に統合」を選択し、「適用」をクリックします

「顧客ID」を選択し、「次へ」をクリックします

今回の例では『顧客ID』を選択しています。

「共通のデータのみ統合する」を選択し、「適用」をクリックします

任意のファイル名を入力し、「保存」をクリックします

今回は「顧客×クーポンデータ」と入力しています。

「保存」をクリックします

「OFF」をクリックし、「ON」に変更します

「データ確認」をクリックします

「クーポン期限日までの残日数」カラムを作成する

「顧客×クーポンデータ」をクリックします

「時刻演算」をクリックします

「クーポン期限日」カラムを選択し、「適用」をクリックします

以下の条件を入力し、「適用」をクリックします

【固定値】：「本日の日付」

「名前を付けて保存」を選択後、
カラム名「クーポン期限日までの残日数」を入力し「保存」をクリックします

「保存」をクリックします

任意のファイル名を入力し、「保存」をクリックします

今回は「顧客×クーポンデータ_加工済」と入力しています

作成したデータファイルが表示されます

❷ セグメントを作成する

❶で作成したデータファイルをもとに、「クーポン期限日のリマインドメール配信」で使用するセグメントを作成します。

以下では、クーポン期限日までの残日数が「7日」になった顧客に対してメール配信を行う場合を例にセグメントの作成手順を説明します。

「セグメント」をクリックします

「新規作成」をクリックします

「カスタマイズ」を選択し、「適用」をクリックします

「単一セグメント」を選択し、「適用」をクリックします

「顧客×クーポンデータ_加工済」をクリックします

「顧客ID」カラムを選択し、「適用」をクリックします

「クーポン期限日までの残日数」カラムを選択します

以下の条件を入力し、「適用」をクリックします

【条件】：「次に等しい」「7」

「追加」をクリックします

「メルマガ許可フラグ」カラムを選択します

「true」を選択し、「適用」をクリックします

「OR」をクリックし、「AND」に変更します

「保存」をクリックします

任意のファイル名を入力し、「保存」をクリックします

今回は「クーポン期限日のリマインド用セグメント」と入力しています。

セグメントファイルが作成されました

➌ メールコンテンツを作成する

メール配信で使用するメールコンテンツを作成します。

メールコンテンツの作成の詳細については「HTMLメールを作成したい(GUI)」「HTMLメールを作成したい(HTML)」をご参照ください。

❹ メール配信設定を行う

作成したメールコンテンツを用いてメールの配信設定を行います。

メール配信設定の詳細については「単発のメールを本番配信したい」をご参照ください。