データを「時刻演算」したい

はじめに

どのような加工処理ができるかといった加工の種類を確認したい場合は以下の記事を参照ください

時刻演算とは

時刻演算とは「足し算/引き算によって日数や時間の差分を算出すること」です。

時刻演算の対象カラムは「日付型」「日時型」「整数型」カラムのみになります。

データを時刻演算する例

加工のイメージ

「有効期限」のカラムから「本日の日付」を差し引いて、「有効期限までの日数」のカラムを作成する例を紹介します。

b→dashの操作方法

データパレット」をクリックします

データを確認する」をクリックします

加工する「データファイル」を選択し、クリックします

画面上部の「時刻演算」をクリックします

「本日との差分を出したいカラム」を選択し、「適用」をクリックします

カラムに「Null」が含まれている場合、計算結果は「Null」となります
選択したカラムの値に「Null」が含まれている場合、計算結果として算出される値も「Null」となります。そのためクレンジングの実施前の時点で、カラムの値に「Null」が含まれていないかカラムの内容をご確認ください。
固有値」のプルダウンにある「本日の日付」「カスタム」「特定の日付」の中から「本日の日付」を選択し、「適用」をクリックします

カスタム」を選択すると、任意に日数を入力でき、「特定の日付」を選択すると、本日の日付も含めた全ての日付を選択できます。
左辺に「日時型」のカラムを選択した場合の計算方法

左辺に「日時型」のカラムを選択した場合、右辺に「日時型/日付型/整数型」のカラムを選択するかカラム自体を選択しないかによって計算の対象が異なり、右辺にどの項目を選択するかによって計算方法が異なります
右辺に「日時型/日付型/整数型」のカラムを選択した場合は、カラム同士の計算が行われ、「日時型/日付型」を選択した場合と「整数型」を選択した場合で計算方法は異なります。
右辺にカラムを選択しなかった場合は、カラムと「カスタム/本日の日付/特定の日付」との計算が行われ、「カスタム」を選択した場合と「本日の日付/特定の日付」を選択した場合で計算方法は異なります。

右辺に選択した項目別の計算方法は下記をご参照ください。

【右辺に選択した項目別の計算方法】

カラム選択の有無 2つ目に選択した項目 計算方法
カラムを選択した場合 「整数型」のカラム 「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます。

※右辺と左辺を入れ替えても「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます
「日付型」のカラム 「-」(引き算)しか選択できません。

※右辺と左辺を入れ替えても引き算になります
「日時型」のカラム
カラムを選択しない場合 カスタム 「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます。

※右辺と左辺を入れ替えても「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます
本日の日時 「-」(引き算)しか選択できません。

※右辺と左辺を入れ替えても引き算になります
特定の日時
1つ目のカラムに「日時型」のカラムを選択した場合の計算方法

時刻演算を行う1つ目のカラムとして「日時型」のカラムを選択した場合、2つ目に「日時型/日付型/整数型」のカラムを選択するか、カラムを選択しないかによって計算の対象が異なり、2つ目に選択した項目によって計算方法が異なります
2つ目に「日時型/日付型/整数型」のカラムを選択した場合、カラム同士の計算が行われ、「日時型/日付型」を選択した場合と「整数型」を選択した場合で計算方法は異なります。
2つ目にカラム自体を選択しなかった場合、カラムと「カスタム/本日の日付/特定の日付」との計算が行われ、「カスタム」を選択した場合と「本日の日付/特定の日付」を選択した場合で計算方法は異なります。

2つ目に選択した項目別の計算方法は下記をご参照ください。

【2つ目に選択した項目別の計算方法】

カラム選択の有無 2つ目に選択した項目 計算方法
カラムを選択した場合 「整数型」のカラム 「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます。

※右辺と左辺を入れ替えても「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます
「日付型」のカラム 「-」(引き算)しか選択できません。

※右辺と左辺を入れ替えても引き算になります
「日時型」のカラム
カラムを選択しない場合 カスタム 「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます。

※右辺と左辺を入れ替えても「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます
本日の日時 「-」(引き算)しか選択できません。

※右辺と左辺を入れ替えても引き算になります
特定の日時
1つ目のカラムに「日時型」のカラムを選択した場合の計算方法

時刻演算を行う1つ目のカラムとして「日時型」のカラムを選択した場合、2つ目にカラムを選択するか、カラムを選択しないかによって計算方法(選択できる符号)が異なります。
さらに、カラムを選択した場合はどのデータ型のカラムを選択するか、カラムを選択しなかった場合はどの項目を選択するかによっても計算方法(選択できる符号)が異なります。

2つ目に選択した項目別の計算方法は下記をご参照ください

【2つ目に選択した項目別の計算方法】

カラム選択の有無 2つ目に選択した項目 計算方法
カラムを選択した場合 「整数型」のカラム 「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます。

※右辺と左辺を入れ替えても「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます
「日付型」のカラム 「-」(引き算)しか選択できません。

※右辺と左辺を入れ替えても引き算になります
「日時型」のカラム
カラムを選択しない場合 カスタム 「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます。

※右辺と左辺を入れ替えても「-」(引き算)と「+」(足し算)を選択できます
本日の日時 「-」(引き算)しか選択できません。

※右辺と左辺を入れ替えても引き算になります
特定の日時
右辺と左辺を入れ替えたい場合
  • 以下のアイコンを選択すると、入れ替えることができます
  • 値がマイナスになる場合などに対応可能です

1つのカラムに特定の日数を足して日付を算出したい場合

日数だけでなく、日付を算出することもできます。

利用のイメージ

クーポン発行日」のカラムに「特定の日数」を足し、「クーポン期限日」を算出する例で紹介します

b→dashの操作方法
クーポン発行日」のカラムを選択して、「適用」をクリックします

固有値」の「カスタム」に任意の数値を入力し、「適用」をクリックします

このような操作を行うことで、「クーポン発行日」から「クーポン期限日」を算出したりすることができます。
新規作成したカラムに任意の名前を入力し、「保存」をクリックします

カラムの保存方法について
  • 「名前をつけて保存」を選択した場合は、時刻演算を行う前の、元のカラムを残して新たにカラムを作成します
  • 「上書き保存」を選択した場合は、時刻演算を行う前の、元のカラムを削除して新たにカラムを作成します
保存」をクリックします

更新設定」の有無について「更新設定をする」「更新設定をしない」の2つから選択し、「適用」をクリックします

更新設定の有無について
  • 「更新設定をする」を選択した場合は、参照しているデータファイルの更新、または設定時間のタイミングでクレンジング処理が自動で実行されます
  • 「更新設定をしない」を選択した場合は、クレンジング処理が自動で実行されません
更新設定をする」を選択した場合は、更に実行頻度と時間を設定の上「追加」を選択し、「適用」をクリックします

実行タイミングは複数設定することもできます。また、「データファイル更新時にクレンジングを行う」にチェックを入れると参照しているデータファイルの取込更新時にクレンジング処理を自動で実行することができます。
データファイルの保存方法について「新規データファイルとして保存」「データファイルを上書きして保存」の2つから選択し、「適用」をクリックします

「上書き保存」ができるデータファイルの条件とは??

クレンジングを追加する際に「データファイルを上書きして保存」が選択できるデータファイルは、過去に1回以上、クレンジングを行ったデータファイルのみとなっています。b→dashに取り込んだ直後の加工/統合を行っていないデータファイルや統合データファイルに対しては「新規データファイルとして保存」のみ選択することができます。

設定したファイルに任意の名前を入力し、「保存」をクリックします

以上で時刻演算は完了です。