webデータ取込の全体像
webのデータをb→dashで活用できる状態にするためには、5つの設定があります。事前に必要な設定をして頂くことで、打ちたい施策や分析の幅が大きく広がります。
webデータ取得の要素
ワンタグ
b→dashには、アクセスログを取得する機能やweb接客を表示する機能など、一般的には別々のタグに分かれている複数の機能を、1つのタグに集約させたワンタグという機能が存在します。
このワンタグを、webサイトを構成するHTMLの共通部分に設置し、かつ、サイト上の「どのページで」「どのタグの機能」を有効にするかを設定することで、各種機能を利用できるようになります。
例えば、サイト上にある問い合わせページにおいて、アクセスログ取得機能は無効にして、ログデータ取得をしないものの、web接客表示機能は有効にして、お問い合わせページへアクセスした際にポップアップを表示するなど、というように利用します。
また、ワンタグのメイン機能であるアクセスログ取得機能については、大きく「アクセスログ」を取得する機能、アクセスログのセッション情報を複数サイトで共有化する「クロスドメイン」、アクセスログと他データを紐づけるためのキー項目を取得する「リレーション設定」の3つが存在します。
ワンタグの設置方法は「直貼り」「Google Tag Maneger」「Yahoo!タグマネージャー」の3種類がありますが、設置方法以外の仕様に差異はありませんので、貴社がすでに使用しているタグマネージャーをご使用ください。
アクセスログ
サイトに流入したユーザーの「webサイト上での行動を記録したデータ」を取得することができます。
クロスドメイン設定
複数の異なるドメインのサイトにおいて、ビジターIDとセッションIDを共有する仕組みのことで、同じサイトとして「広告効果測定」や「ポップアップ表示」などを行うことができます。
リレーション設定
アクセスログタグに「顧客ID」「受注ID」「商品ID」といった、アクセスログデータと他のデータ(顧客データや受注データなど)を紐づけるキー項目を取得する機能です。リレーション設定をすることで、「顧客の属性や購買結果」と「webの行動履歴」などを掛け合わせることができ、実施できる施策や分析の幅が大幅に拡がります。
流入元設定(パラメータ設定)
ユーザーが広告をクリックした際の遷移先のURLの末尾にパラメータを追記することで、「どの広告経由で流入したかを識別すること」ができます。
コンバージョン設定
コンバージョン(CV)とは、webサイトにおける最終的な成果地点に到達することを指します。コンバージョンの計測方法は「URL計測」と「click計測」の2種類が存在します。