商品名×日別に問い合わせ回数を可視化したい

本記事で紹介するデータ加工/統合の例

本記事では、「商品名×日別で問い合わせ回数を可視化したい」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いて、どのようにデータを加工/統合すれば実現できるかをご紹介します。

データ加工/統合の内容

本記事で紹介する活用例では以下のイメージのデータ加工/統合を行います。

想定利用業界別 利用シーン

本記事で紹介するデータ加工/統合の内容が「どのような業界の」「どのような企業において」「どのように活用されるか」の例をご紹介します。

【想定利用業界】BtoB業界/不動産やクリニックなど単価の高いtoC業界

活用企業イメージ
  • 問い合わせから契約に至るケースが多く、問い合わせに関するデータを保持している企業
  • 複数の商品の販売を行っており、商品ごとにデータを管理している企業
活用イメージ
  • 商品名×日別に問い合わせ回数を可視化し、 問い合わせ回数が多い商品や時期を特定したい
  • 商品名×日別の問い合わせ回数を算出するにあたり、日時型データの「問い合わせ日時」から日付型データの「問い合わせ日」を作成したい

加工/統合に必要なデータ

本記事で紹介するデータ加工/統合を実施するには、以下表において記載されているデータ(カラム)をb→dashデータパレットアプリに用意しておく必要があります

# カラム データ型 必須 参照データ データ定義
1 問い合わせID テキスト 問い合わせデータ ※主キー
2 問い合わせ日時 日時 問い合わせデータ -
3 問い合わせ商品名 テキスト 問い合わせデータ -

※上記カラムがb→dash上に存在しない場合(b→dashに連携していない場合)は、データ連携をまず初めに実施頂くようお願いいたします

データ準備と活用までの流れ

本記事では、「問い合わせ日時」データから「問い合わせ日」データを加工/統合を用いて構築する方法と、構築したデータを利用して、商品名×日別に問い合わせ回数を可視化するレポートの作成を行う例を紹介します。

データ構築~活用までのStep

以下2つのStepを実施することで、データ準備とデータ活用を実現することができます。

❶「問い合わせ日」カラムを作成する

まず、日時型のデータである「問い合わせ日時」カラムを日時型のデータに変換し「問い合わせ日」カラムを作成します
本加工では「型変換」の加工タスクを行います。

データパレット」をクリックします

データを確認する」をクリックします

加工したいデータファイルをクリックします

型変換」アイコンをクリックします

問い合わせ日時」カラムを選択し、「適用」をクリックします

下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【データ型の選択】:「日時」を「日付」へ変更
【型変換エラーの設定】:「クレンジングを中止する
※ 型変換エラーの設定は任意の条件をご指定ください

「上書き保存」を選択後、
カラム名「問い合わせ」を入力し「保存」をクリックします

保存」をクリックします

ファイル名「商品名×日別問い合わせ回数分析」を入力し「保存」をクリックします

データファイルが作成されました

以上で「問い合わせ日」カラムの作成は完了です。

❷ 商品名×日別ごとに問い合わせ回数を算出するレポートを作成する

作成したデータファイルを用いてレポートの作成を行います。
レポートの項目として「問い合わせ日」「問い合わせ商品名」「問い合わせID」カラムを選択することで、商品名×日別に問い合わせ回数を算出するレポートを作成することができます

BI」をクリックします

新規作成」をクリックします

カスタムレポート」をクリックします

❶で作成したデータファイル」をクリックします

問い合わせ日」カラムを「表側項目」にドラッグします

問い合わせ商品名」カラムを「表側項目」にドラッグします

問い合わせID」カラムを「指標項目」にドラッグします

下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【集計方法】:「カウント
【指標名】:「問い合わせ回数

完了」をクリックします

任意の更新頻度を入力し、「適用」をクリックします

ファイル名を入力して、「保存」をクリックします

今回は「商品名×日別問い合わせ回数分析」と入力しています。

レポートが完成しました

作成したレポートをクリックすることで、レポートの集計結果を確認できます

作成したレポートからさらにデータを絞り込むことができます

本活用例で作成したレポートはBIアプリの設定を変更することで、さらにデータを絞り込むことができます。レポートデータの表示方法の設定/グラフ表示については以下をご参照ください。

表示方法の設定:レポートの表示方法を変更したい
グラフ表示の設定:レポートをグラフで表示したい

「商品名×日別に問い合わせ回数を可視化」の実現方法の紹介は以上になります。