メールがよく開封される時間帯を可視化したい

本記事で紹介するデータ加工の例

本記事では、「メールがよく開封される時間帯を可視化したい」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いて、どのようにデータを加工すれば実現できるかをご紹介します。

データ加工の内容

本記事で紹介する活用例では以下のイメージのデータ加工を行います。

想定利用業界別 利用シーン

本記事で紹介するデータ加工の内容が「どのような業界の」「どのような企業において」「どのように活用されるか」の例をご紹介します。

【想定利用業界】EC専業/EC単品通販/人材(紹介)

活用企業イメージ
  • 顧客に対してメール配信を実施している企業
    活用イメージ
    • 配信したメールの開封時間帯ごとの開封者数を可視化したい
    • メールがよく開封される時間帯を可視化するにあたり、顧客ごとの『開封時間帯』カラムを作成したい

    データ準備と活用までの流れ

    本記事では、「メール行動ログデータ」に加工を用いて『開封時間帯』カラムを作成する手順と、作成したデータを利用してメールが開封される時間帯をまとめたレポートの作成の手順を紹介します。

    データ準備~活用までのStep

    以下2つのStepを実施することで、データ準備とデータ活用を実現することができます。

    ❶ 「メール行動ログデータ」に加工を行う

    「メール行動ログデータ」に加工を行い、メールを開封したユーザーに絞込みます。その後『開封時間帯』『配信年』『配信月』『配信日』カラムを作成します。

    メールを開封したユーザーに絞込む
    データパレット」をクリックします

    データを確認する」をクリックします

    加工したいデータファイルをクリックします

    絞込み」をクリックします

    行動タイプ」カラムを選択します

    以下の条件を入力し、「適用」をクリックします

    【条件】:「次に完全一致」「mail_opened

    適用」をクリックします

    メールを開封したユーザーに絞込まれました

    『開封時間帯』カラムを作成する
    抽出」をクリックします

    行動日時」カラムを選択します

    以下の条件を指定して「適用」をクリックします

    【条件】:「中間」「12」「13」「テキスト型

    名前を付けて保存」を選択し
    カラム名として「開封時間(テキスト型)」と入力し、「保存」をクリックします

    型変換」をクリックします

    開封時間(テキスト型)」カラムを選択し、「適用」をクリックします

    以下の条件を入力し、「適用」をクリックします

    【データ型の選択】:「テキスト型」を「整数型」へ変更
    【型変換エラーの設定】:「クレンジングを中止する

    上書き保存」を選択し
    カラム名として「開封時間」と入力し、「保存」をクリックします

    IF文」をクリックします

    開封時間」カラムを選択し、「適用」をクリックします

    以下の条件を入力し、「適用」をクリックします

    ①【カラム】「開封時間」/【条件】「次の値の間」「00」~「08」/【値】「次の値」「00:00~09:00
    ②【カラム】「開封時間」/【条件】「次の値の間」「09」~「12」/【値】「次の値」「09:00~13:00
    ③【カラム】「開封時間」/【条件】「次の値の間」「13」~「15」/【値】「次の値」「13:00~16:00
    ④【カラム】「開封時間」/【条件】「次の値の間」「16」~「18」/【値】「次の値」「16:00~19:00
    ⑤【カラム】「開封時間」/【条件】「次の値の間」「19」~「20」/【値】「次の値」「19:00~21:00
    ⑥【カラム】「開封時間」/【条件】「次の値の間」「21」~「23」/【値】「次の値」「21:00~24:00
    ⑦【値】「次の値」「

    IF文で作成されたカラムの名称を変更します

    今回は「開封時間帯」というカラム名に変更しています。

    『開封時間帯』カラムが表示されます

    『配信年』『配信月』『配信日』カラムを作成する
    抽出」をクリックします

    配信日時」カラムを選択し、「適用」をクリックします

    以下の条件を入力し、「適用」をクリックします

    【条件】:「先頭」から「4」文字目までを「テキスト型」として抽出する

    名前を付けて保存」を選択し
    カラム名として「配信年」と入力し、「保存」をクリックします

    抽出」をクリックします

    配信日時」カラムを選択します

    以下の条件を指定して「適用」をクリックします

    【条件】:「中間」「6」「7」「テキスト型

    名前を付けて保存」を選択後、
    カラム名「配信月」を入力し「保存」をクリックします

    抽出」をクリックします

    配信日時」カラムを選択します

    以下の条件を指定して「適用」をクリックします

    【条件】:「中間」「9」「10」「テキスト型

    名前を付けて保存」を選択し
    カラム名として「配信日」と入力し、「保存」をクリックします

    保存」をクリックします

    任意のファイル名を入力し、「保存」をクリックします

    今回は「メール行動ログデータ_加工済」と入力しています。

    作成したデータファイルが表示されます

    ❷ レポートを作成する

    作成したデータファイルを用いてレポートの作成を行います。「配信年」「配信月」「開封時間帯」ごとに「開封者数」を把握できるレポートを作成します。

    BI」をクリックします

    新規作成」をクリックします

    カスタムレポート」をクリックします

    メール行動ログデータ_加工済」をクリックします

    配信年」カラムを「表側項目」にドラッグします

    配信月」カラムを「表側項目」にドラッグします

    開封時間帯」カラムを「表側項目」にドラッグします

    顧客ID」カラムを「指標項目」にドラッグします

    下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

    【集計方法】:「ユニークカウント
    【指標名】:「開封者数

    完了」をクリックします

    任意ファイル名を入力して、「保存」をクリックします

    今回は「メール開封時間帯レポート」と入力しています。

    作成したレポートが表示されます

    「メールがよく開封される時間帯を可視化したい」の実現方法の紹介は以上になります。