本記事について
2025年7月22日(火)深夜と2025年7月23日(水)深夜にリリースが行われます。(リリースノートは、7月24日(木)に公開予定)
本記事では、新たにリリースされる主な機能の概要について紹介しています。
主なリリース内容
b→dash全体|『ファーストパーティーCookie』を用いた『サーバーサイドトラッキング』ができる
機能の概要
・『サーバーサイドトラッキング』で利用する「サブドメイン」を設定できる
・『ファーストパーティーCookie』を用いた『サーバーサイドトラッキング』ができる
・アンケート/フォーム、ランディングページの「公開URL」に『tracking』を利用できなくなる
機能の活用シーン
・「Chrome」などのブラウザで進むCookie規制の影響を回避し、今後も安定してトラッキングを行いたい場合
機能の詳細
『サーバーサイドトラッキング』で利用する「サブドメイン」を設定できる
「共通設定」アプリの「タグ管理」画面にて、『サーバーサイドトラッキング』で利用する
「サブドメイン」を設定できるようになります。
「サブドメイン」を設定したい場合は、「ドメイン設定一覧」の「新規作成ボタン」をクリックしてください。
設定した「サブドメイン」を利用して、『https://{設定したサブドメイン}/tracking』の形式で
『サーバーサイドトラッキング』用のURLが作成されます。
なお、「サブドメイン」の設定有無によって、以下のようにトラッキング方法が判別されます。
●「サブドメイン」が設定されている :サーバーサイドトラッキング
●「サブドメイン」が設定されていない:クライアントサイドトラッキング
[参考:(左)「共通設定」アプリの「タグ管理」画面 /(右)「ドメイン設定一覧」で「サブドメイン」を設定]
『ファーストパーティーCookie』を用いた『サーバーサイドトラッキング』ができる
ワンタグ発火時に、サーバーサイドで「Cookie」の保持期間が更新されるため、
『ファーストパーティーCookie』を用いた『サーバーサイドトラッキング』が可能になります。
また、『クライアントサイドトラッキング』と同様に「オプトインモード」が適用されます。
「オプトインモード」が「ON」かつ、「エンドユーザーの許諾」が「許諾なし」の場合、
「ビジターID」「セッションID」のログは取得されません。
アンケート/フォーム、ランディングページの「公開URL」に『tracking』を利用できなくなる
「CMS」アプリで作成したアンケート/フォーム、ランディングページの「公開URL」に
『tracking』という文字列を利用できなくなります。
これは、『サーバーサイドトラッキング』で利用するURLに『tracking』を使用するためです。
「公開URL」に『tracking』を入力すると、「適用ボタン」が非活性となり、クリックできません。
[参考:「公開URL」設定モーダル]

参考:リリース前の仕様
・『ファーストパーティーCookie』を用いた『クライアントサイドトラッキング』でトラッキングを行っている。
参考:発生していた課題
・『クライアントサイドトラッキング』では、「Cookie」の有効期限が最短24時間と短く、
「ビジターID」を保管している「Cookie」が削除されると、「ビジターID」も同時に削除されてしまう。
・情報漏洩やプライバシー保護の観点から、各国および各ブラウザでCookie規制の動きが加速しており、
今後も規制が加速すると、トラッキングが困難になるリスクがある。
データパレット|外部アプリケーションへ「5GB」以上のファイルを出力できる
機能の概要
・ファイルを「5GB」未満に自動で分割することで、「5GB」以上のファイルも出力できる
機能の活用シーン
・「5GB」以上のファイルを外部アプリケーションへ出力したい場合
・マーケティング施策などで、大容量のデータを外部アプリケーションに連携する必要がある場合
機能の詳細
ファイルを「5GB」未満に分割することで、「5GB」以上のファイルでも出力できる
API連携で外部アプリケーションにデータを出力する際、ファイルを自動で「5GB」未満に分割することで、
「5GB」以上のデータも出力可能になります。
参考:リリース前の仕様
・ファイルを「5GB」未満に自動で分割することができなかった。
参考:発生していた課題
・1ファイルあたりの出力上限が「5GB」のため、それ以上の容量のファイルは出力できず、処理が失敗する場合があった。
・「5GB」以上のファイルを出力するには、手動でファイルを分割する必要があり、工数がかかっていた。
web接客|優先度の変更履歴を確認することができる
機能の概要
・web接客配信設定の優先度において、変更履歴を確認できる
機能の活用シーン
・「誰が」「いつ」どのような変更を行ったかを把握して管理したい場合
・誤った優先度に変更された際、変更前の順番を確認したい場合
機能の詳細
web接客配信設定の優先度において、変更履歴を確認できる
「優先度設定一覧画面」に『更新履歴アイコン』が追加されます。
アイコンをクリックすると「変更履歴画面」が表示され、以下の情報を確認できます。
● 更新日時 :優先度を変更した日時
● 更新者 :優先度を変更したユーザー名
● 変更前の優先度:変更履歴の該当レコードにおける変更”前”の優先度一覧
● 変更後の優先度:変更履歴の該当レコードにおける変更”後”の優先度一覧
[参考:(左)更新履歴アイコン /(右)変更履歴画面]
参考:リリース前の仕様
・web接客配信設定の優先度において、変更履歴を確認できなかった。
参考:発生していた課題
-
・誤った優先度が設定された場合、「誰が」「いつ」変更したのかが分からず、原因の調査が困難だった。
また、元の優先度が不明な場合、復旧ができない可能性があった。
AIレコメンド|「サイトレコメンド」の配信実績を『CSVダウンロード』できる
機能の概要
・「配信実績一覧画面」を『CSVダウンロード』できる
機能の活用シーン
・「サイトレコメンド」の配信実績を自社システムで分析したい場合。
・資料を作成するために、配信実績を社内で共有したい場合。
機能の詳細
「配信実績一覧画面」を『CSVダウンロード』できる
「サイトレコメンド」の「配信実績一覧画面」に表示されている各項目の数値を『CSVダウンロード』できます。
『CSVダウンロード』したい場合は、「配信実績一覧画面」で「CSVダウンロードアイコン」をクリックしてください。
[参考:配信実績一覧画面]

参考:リリース前の仕様
・「サイトレコメンド」の配信実績を『CSVダウンロード』できなかった。
参考:発生していた課題
・配信実績を外部システムで利用するには、手作業で転記する必要があり、工数がかかっていた。
また、転記ミスが発生するリスクもあった。