権限設定の利用例
b→dashでは各ユーザーに権限を設定することができるため、ユーザーの責任範囲や用途によって、b→dash上のデータへの参照/編集権限を使い分けることができます。
例えば、b→dashの運用に携わっている「システム運用担当者のAさん」と「システム責任者のBさん」がいたとして、AさんとBさんのどちらにもデータパレットを操作するための権限は与えてますが、お客様の個人情報が入っているデータファイルは、Bさんのみ管理できるといった権限を設定することもできます。
【システム運用担当者 Aさんとシステム責任者 Bさんに設定したい権限内容】
本記事では、上記の例を実現するために必要な設定手順を説明いたします!
グループを作成する
例のように権限設定を制御するには、アカウントグループと権限グループの2つのグループを作成する必要があります。
【システム運用担当者 Aさんとシステム責任者 Bさんのグループ作成の流れ】
➊アカウントグループの作成
初めに「システム運用担当者 Aさん」と「システム責任者 Bさん」のアカウントグループを作成します。
「共通設定」をクリックします
「ユーザー管理」をクリックします
Aさんを「システム運用担当者」、Bさんを「システム責任者」に割り振ります
ユーザー/グループの詳しい設定方法は、こちらの記事をご参照ください。
➋権限グループの作成
次に、アカウントグループを「権限グループ」に割り振っていきます。
※システム運用担当者 Aさんの権限グループ設定を例にご紹介します
「権限設定」をクリックします
「新規作成」をクリックします
「名前」を入力し、「保存」をクリックします
「編集権限」を選択し、「ユーザー一覧」のタブをクリックします
新規作成した権限グループは、どの権限もデフォルトでは「不可」となっているのでご注意ください!
「追加」をクリックします
「グループ」を選択し、「適用」をクリックします
「保存」をクリックします
「名前」を入力し、「保存」をクリックします
「システム運用担当者 Aさん」と同じ設定手順で「システム責任者 Bさん」の権限グループも作成しましょう!
データファイルに権限を設定する
次に、「システム運用担当者 Aさん」が所属するグループに対して、データファイルの編集や閲覧を制御する設定をします。
「データパレット」をクリックします
「データを確認する」をクリックします
「顧客個人情報データファイル」を選択し、「権限設定」をクリックします
「グループ」と「権限設定」を選択し、「適用」をクリックします
これでデータファイルに権限を付与することができました!
データファイルの権限を確認する
以上で設定作業は完了ですが、最後に、システム運用担当者のAさんと、システム責任者のBさんがそれぞれ想定された権限が設定されているかを確認してみましょう。
【システム運用担当者 Aさんとシステム責任者 Bさんに設定したい権限内容】
システム運用担当者グループ(Aさん)の場合
データファイル一覧で「顧客個人情報データファイル」を検索にかけても、データファイルは表示されません(使用不可となっています)
システム責任者グループ(Bさん)の場合
データファイル一覧に「顧客個人情報データファイル」が表示されます
これで2人ともデータパレットの編集/閲覧はできるが、「顧客個人情報データファイル」に関しては、システム責任者であるBさんのみ編集/閲覧することができるといった権限設定を実現することができました!