b→dash APIの共通仕様を知りたい

b→dash APIの共通仕様とは

b→dash APIの共通仕様とは、全てのb→dash APIを開発・導入・利用する上で共通して適用される注意事項です。本記事では「接続方式」「非機能要件」「リクエスト共通仕様」「ステータスコード共通仕様」「エラー発生時のレスポンス」の5項目について記載しています。

各b→dash APIの共通の仕様に関してまとめていますので、それぞれの記事に記載のない仕様については本記事をご参照ください。

接続方式

貴社の基幹システム/アプリケーションにb→dash APIを開発する際は、下記の接続方式をご参照ください。

項目 接続方式
認証方法 OAuth2/APIキー方式
プロトコル HTTPS
データ形式 JSON

非機能要件

全てのb→dash APIは下記の非機能要件を持ちます。

# 項目 上限の単位 非機能要件
1 URI長の上限 1リクエストあたり 10KBまで
2 全体サイズ上限 1リクエストあたり 3MBまで
3 レスポンス 1リクエストあたり リクエストからレスポンスの間は5秒以内
4 月間リクエスト上限数 1アカウントあたり 10万リクエストまで
※超過した場合でも、エラーになりません
5 分間リクエスト上限数 1IPアドレスあたり 200リクエストまで
6 レート制限 1IPアドレスあたり 20秒につき100リクエストまで
7 同時接続上限数 1アカウントあたり 5リクエストまで
8 タイムアウト 1リクエストあたり 60秒まで

リクエスト共通仕様

全てのb→dash APIは下記の形式でリクエストしてください。

〇リクエストメソッド

HTTPメソッド 用途
GET リソースの取得
POST リソースの登録
リソースの登録/更新が混在する処理
アクセストークンの取得
その他処理
PUT リソースの更新
DELETE リソースの削除

〇リクエストヘッダ

項目 形式
Content-Type application/json charset=UTF-8

ステータスコード共通仕様

b→dash APIのリクエストに対するレスポンスは、下記のステータスコードが記載されてます。

〇情報レスポンス(100番台)

コード 意味 説明
100 Continue 継続
クライアントはリクエストを継続できる状態
101 Switching Protocol プロトコル切替
サーバはリクエストを理解し、 遂行のためにプロトコルの切り替えを要求している状態
102 Processing (WebDAV) 処理中
処理が継続されて行われている状態
(WebDAVの拡張ステータスコード)
103 Early Hints 処理中
最終的なレスポンスヘッダが確定する前に、先に予想されるヘッダを伝達している状態

〇成功レスポンス(200番台)

コード 意味 説明
200 OK GET:成功
POST:認証APIでのアクセストークンの取得に成功
201 Created POST/PUT:サーバ処理が成功で完了して、レスポンスにリソースのURIを含められる状態
202 Accepted リクエスト受付成功、サーバ処理は未完了の状態
204 No Content DELETE:サーバ処理が成功で完了

〇クライアントエラーレスポンス(400番台)

コード 意味 説明
400 Bad request 不正なリクエスト
401 Unauthorized 認証に失敗
403 Forbidden アクセス権がない
404 Not Found リソースが発見できない
412 Precondition Failed サーバー側で適合しない前提条件が、 クライアント側のヘッダーに含まれている
413 Payload Too Large リクエストの本体がサーバーで定めている上限を超えている
414 URI Too Long リクエストした URI が、サーバーで扱える長さを超えている
415 Unsupported Media Type リクエストされたデータのメディア形式をサーバーが対応していない
416 Range Not Satisfiable リクエスト内の Range ヘッダー項目で指定された範囲を満たすことができない
425 Too Early サーバーが、繰り返される可能性のあるリクエストを拒否
429 Request Limit Exceeded APIコール数(使用制限)の超過

〇サーバーエラーレスポンス(500番台)

コード 意味 説明
500 Internal Server Error サーバー側で処理方法が不明な事態が発生
502 Bad Gateway サーバーが無効なレスポンスを受け取った

エラー発生時のレスポンス

b→dash APIのリクエストに対するエラー発生時のレスポンスは、下記のステータスコードが記載されてます。

〇レスポンスボディパラメータ

パラメータ名 Key データ型 説明
階層1:result object -
階層2:code integer($int32) ステータスコード
階層2:errors object[] エラーの配列
階層3:message string エラーメッセージ

〇レスポンスボディサンプル

{ 
  "result": { 
    "code": 400, 
      "errors": [ 
      { 
      "messsage": "Account not found." 
      } 
    ] 
  } 
} 

〇エラーメッセージ

コード エラーメッセージ 説明
400 Account not found. 指定したアカウントが存在しない
401 Authentication error by header incorrect. Header不正による認証エラー
400 The size of the request body exceeds the maximum size permitted. リクエストボディのサイズが超過
403 Do not have permission to access. アクセス権がない
404 Resource not found. リソースが発見できない
412 Client header precondition do not match server side. サーバー側で適合しない前提条件が、クライアント側のヘッダーに含まれている
413 The request payload is larger than the server is willing or able to process. リクエストの本体がサーバーで定めている上限を超えている
414 The request is longer than the server is willing to interpret. リクエストした URI が、サーバーで扱える長さを超えている
415 The media format of the requested data is unsupported on the server. リクエストされたデータのメディア形式をサーバーが対応していない
416 The server cannot provide the requested range. リクエスト内の Range ヘッダー項目で指定された範囲を満たすことができない
425 The server refused the request that might be replayed. サーバーが、繰り返される可能性のあるリクエストを拒否している
429 API usage limit exceeded. APIコール数(使用制限)を超過している