webサイトのCVを取得したい

はじめに

b→dashで取得できるwebサイトデータの全体像を知りたい場合は、まずは以下の記事をご覧ください

コンバージョン(CV)とは

コンバージョン(CV)とは、webサイトにおける最終的な成果地点に到達することを指します。コンバージョンに設定する成果地点は、業界やサイトの目的によって異なります。以下は、各事業のコンバージョンの例となります。ご参考までにご確認ください。

業態 CVの種類 CVがある業界例
BtoC 商品購入 ・ファッションEC事業
・健康食品EC事業
会員登録 ・動画コンテンツ配信事業
・オンラインメディア事業
来店予約 ・ホテル事業
・フィットネスクラブ事業
資料請求 ・学習塾事業
・不動産事業
見積依頼 ・引っ越し事業
・保険事業
BtoB 資料請求 ・SaaS事業
ホワイトペーパー(WP)
ダウンロード
イベント予約
商品購入 ・オフィス家具EC事業
・ITソフトウェアベンダー事業

コンバージョン計測の2つのパターン

コンバージョン設定には「URLで計測する」パターンと「クリックで計測する」パターンの2つの手法があり、それぞれで設定方法が異なります。

それぞれのパターンごとに、どのような設定が必要かを説明していきます!

URLで計測するパターン

共通設定」をクリックします

コンバージョン設定」をクリックします

新規作成」をクリックします

指定したURLの閲覧によって計測します」を選択し、「次へ」をクリックします

URLの判定条件」と「対象ページのURL」を入力し、「次へ」をクリックします

「計測対象ページのURL」として入力するURLは、大文字/小文字の間違いがないように入力してください
例えば、ページURLが「https://aaa.com」の場合、「計測対象ページのURL」として「https://Aaa.com」と入力すると、CV計測が行われません。
URLの判定条件」は4種類あります

貴社のサイトURLに適した一致条件を選びましょう!
チェックボックスをクリックすると、「前ページURL」を入力することができます

前ページURLとは??

CVページのひとつ前のページを指定することであり、指定したひとつ前のページ経由でCVページに到着した場合のみ、CVとして計測します。前ページURL設定することで、CVの重複計測( CVページ再読み込み/直接流入)を防ぐことができます。

前ページURLを設定する際には、前ページURLにパラメータが含まれることを考慮して、URLの判定条件を「前方一致」で設定することを推奨しています。以下の設定例をご参照ください。

【例①:判定条件を「完全一致」で設定した場合】

・前ページURL:https://aaa.com
・判定条件:完全一致

パラメータを付与したリンク「https://aaa.com/?12345」をメール配信すると、前ページと認識できず、CV計測されません。

【例②:判定条件を「前方一致」で設定した場合】

・前ページURL:https://aaa.com
・判定条件:前方一致

パラメータを付与したリンク「https://aaa.com/?12345」をメール配信すると、前ページと認識でき、正確にCV計測できます。

※参考:「前ページURL」に設定したURLと、webアクセスログデータの「前ページURL」カラムの値が一致した場合に、コンバージョン計測する仕様になっています。

名前」を入力し、「保存」をクリックします

有効にして計測開始」を選択し、「適用」をクリックします

作成後も編集画面で、有効/無効を自由に変更することができます!
コンバージョン設定一覧に表示されます

ここまでがURL計測で、次がクリック計測です!

クリックで計測するパターン

指定したURL上での要素クリックによって計測します」を選択し、「次へ」をクリックします

URLの判定条件」と「対象ページのURL」を入力します

クリック計測で前ページURLを設定するケース
ランディングページごとにコンバージョン数を計測し比較したい、といったコンバージョンに至るまでの経路ごとにコンバージョン計測したい場合は、クリック計測において「前ページURL」を指定することで実現が可能です。
選択した要素属性の「URLの判定条件」と「属性の値」を入力します

属性の値を入力したら「保存」をクリックします

属性の値は複数登録することもできます!
名前」を入力し、「保存」をクリックします

有効にして計測開始」を選択し、「完了」をクリックします

コンバージョン設定一覧に表示されます

コンバージョン設定の反映確認方法

コンバージョン設定で取得した値は、データパレットアプリの「webコンバージョンデータ」というデータファイルに出力されます。コンバージョン設定の反映確認方法は「webコンバージョンデータ」に値が出力されているかで確認できます。

必ず設定したコンバージョンの条件を満たした後に、反映の確認を行ってください
データパレット」をクリックします

データを確認する」をクリックします

b→dashデータ」のタブをクリックします

コンバージョン」データファイルをクリックします

コンバージョン設定で値が出力されていることを確認します

[参考]コンバージョン設定で取得できるカラム

取得したwebコンバージョンデータは「データパレット」アプリのb→dashデータから確認することができます

コンバージョン設定をすることで以下のカラムを取得できるようになります。

webコンバージョンデータの更新タイミングを設定することはできません
webコンバージョンデータは、b→dashデータの中にある「アクセスログデータ」と同時に更新されるため、webコンバージョンデータのみに対して、更新タイミングを設定することはできません。
webコンバージョンデータが取得できない、または、想定通りの値が取得できていない場合はどうすればいい??

webコンバージョンデータが取得できていない場合、または取得した値が想定と異なる場合は、何らかの設定が誤っていると考えられます。以下によくある設定誤りを記載しますので、こちらに該当しないかご覧ください。

計測方法 考えられる原因 改善策
URL計測/クリック計測 共通 CV計測対象ページに、ワンタグが設置されていない CV計測対象ページにワンタグの設置をお願いします。
CV計測対象ページが、アクセスログタグの対象ドメイン内に含まれていない 共通設定 > タグ管理 >アクセスログタグ を確認し、CV計測対象ページがアクセスログ対象ドメイン内に含まれているかをご確認ください。
前ページURLとして設定しているページに、ワンタグが設置されていない 前ページURLとして設定しているページにワンタグの設置をお願いします。
前ページURLとして設定しているページが、アクセスログタグの対象ドメイン内に含まれていない 共通設定 > タグ管理 >アクセスログタグ を確認し、前ページURLとして設定しているページがアクセスログ対象ドメイン内に含まれているかをご確認ください。
計測対象ページのURLを指定する際、「完全一致」を設定し、かつ、パラメータを含んだURLを記載してしまっている 「前方一致」を設定した上で、パラメータ部分を除いたURLを記載いただくようお願いします。