DKIMとは
DKIM (DomainKeys Identified Mail)とは、送信するメールに暗号化された電子署名を添付するメールサーバー側の設定です。DKIMを設定することで送信元メールアドレスに、なりすましや改ざんの可能性がないことを証明することができます。
貴社がDKIMを設定しない場合、b→dashで配信したメールが、メール受信側で迷惑メールとして振り分けられる可能性があります。b→dashでメール配信を行う事前準備として、本記事を参照してDKIMを設定してください。
DKIMの仕組み
SPFとDKIMの設定を完了後、DMARCの設定も必ず行ってください。DMARCを設定する手順については、下記をご参照ください。
またSPFの設定については、『SPFを設定したい』をご参照ください。
※Googleが設けた”Gmailのユーザーをスパムから守る対策”の一環として、DMARCの設定が求められるようになりました
”Gmailのユーザーをスパムから守る対策”に対して、弊社で実施した対応については、「【2024/01/31リリース】Gmailの登録解除義務化への対応方法について」の『2024年1月31日にリリースされた機能について』をご参照ください
DMARCの設定手順
DMARCの設定手順については、下記をご参照ください。
なお登録作業は、申請～承認作業含め最低5営業日程度はかかる見込みです。
➊ DKIM設定のためのDKIM作成者署名設定を行う
➋ DKIM/DMARC対応レコードを配信サーバーから取得
❸ ➋で取得したレコードをDNSサーバーへ登録
また、DMARCレコードが正しく設定されているか検証したい場合は、「DMARC Record Check」(外部サイト)を使用してください。
※❸では、下記のレコードをDNSサーバーに登録してください
また、レコードの”xxxx@example.co.jp”の部分には、DMARCレポートを受信したいメールアドレスを入力してください
_dmarc IN TXT "v=DMARC1; p=none; rua=mailto:rua-xxxx@example.co.jpメールアドレスを決定する
b→dashからメールを配信した際に、メール受信側に表示される送信元メールアドレス（DKIMを設定するメールアドレス）を決定します。決定したメールアドレスをb→dashへ登録する方法はこちらを参照ください。
DKIMレコード情報を取得する
b→dashのメールサーバーにて、以下のようなDKIMレコード情報を発行します。
「[貴社のセレクター]._domainkey IN TXT ( “v=DKIM1; g=*; k=rsa; p=[認証コード]” )」
※「貴社のセレクター」と「認証コード」の部分はメールアドレスによって異なる値が発行されます
DKIMレコード情報を登録する
「ドメイン」を選択し、「ドメインのDNS設定」をクリックします
貴社がDNSサーバーとして「Xserver」を利用している場合は、下記の「Xserver Business サポートサイト」をご参照のうえ、DKIM設定を実施してください。
Xserver Businessサポートサイト：DKIM設定
「ドメイン名」の横の丸をチェックし、「次へ」をクリックします
「DNSレコード設定を利用する」の横の「設定する」をクリックします
「各値」を入力し、「追加」をクリックします
TTL ：任意の値を記入（デフォルトの値のままでも問題ありません）
VALUE ：v=DKIM1; g=*; k=rsa; p=[認証コード]
DKIMレコードが正しく設定されているか検証を行う
「ドメイン」「selector」を入力し、「Survey domain」をクリックします
検証結果が表示されます
DKIMレコードがない場合は下記のものが表示されます
