Push通知配信用データファイルを作成したい

Push通知配信用データファイルとは?

Push通知配信用データファイルとは、Push通知を配信するために必要な項目である「UUID」「FCMトークン」「ログインユーザーID(顧客ID)」を顧客ごとに抽出したデータファイルのことを指します。

Push通知配信用データファイルの作成手順

Push通知配信用データファイルは「アプリアクセスログデータファイル」の中から、顧客ごとに最新のレコードを特定し、その最新のレコード内に存在する「UUID」「FCMトークン」「ログインユーザーID(顧客ID)」の3カラムの値を抽出することで作成できます。

「アプリアクセスログデータファイル」の中で最新のレコードを参照する理由

「アプリアクセスログデータ」には、顧客1人ごとに1レコード存在するのではなく、顧客1人にあたり複数のレコードが存在します。そのため、本記事で記載している加工を実施せずに、「アプリアクセスログデータファイル」を用いてセグメントを作成した場合、Push通知配信で利用する「UUID」「FCMトークン」「ログインユーザーID(顧客ID)」を複数抽出してしまい、多重配信の原因となってしまいます。

【参考】本記事で記載している加工を実施せずにセグメントを作成した場合の例

❶ 「FCMトークン」と「UUID」のペアを作成し、「FCMトークン」が最新のデータファイルを作成する

「アプリアクセスログデータ」から「FCMトークン」と「UUID」のペアを作成し、「FCMトークン」が最新のデータファイルを作成する手順を紹介します。

データパレット」をクリックします

データを確認する」をクリックします

アプリアクセスログデータ」をクリックします

絞込み」をクリックします

FCMトークン」カラムを選択します

以下の条件を選択し、「適用」をクリックします

【条件】:「空文字ではない

適用」をクリックします

集約」をクリックします

集約のキーとなるカラムとしてUUIDFCMトークン」カラムを選択し、「適用」をクリックします

集約して残したいカラムとしてログ発生時刻」カラムを選択します

集計方法として「最新」を選択し、「適用」をクリックします

適用」をクリックします

ランキング」をクリックします

グループ内で順位付け」を選択し、「適用」をクリックします

FCMトークン」カラムを選択し、「適用」をクリックします

ログ発生時刻(最新)カラムを選択し、下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【順位の付け方】:「大きい順

下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【同率順位の扱い】:「同率なし

ランキングで作成されたカラムの名称を変更します

今回は「ログ発生時刻(最新)(降順)」というカラム名に変更しています。

絞込み」をクリックします

ログ発生時刻(最新)(降順)」カラムをクリックし、下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【条件】:「次と等しい」を選択し、「1」を入力

適用」をクリックします

保存」をクリックします

任意のファイル名を入力し、「保存」をクリックします

今回は「FCMトークン&UUID」と入力しています。

❷ 「ログインユーザーID」と「UUID」のペアを作成し、「ログインユーザーID」が最新のデータファイルを作成する

「アプリアクセスログデータ」から「ログインユーザーID」と「UUID」のペアを作成し、「ログインユーザーID」が最新のデータファイルを作成する手順を紹介します。

アプリアクセスログデータ」をクリックします

絞込み」をクリックします

ログインユーザーID」カラムを選択します

以下の条件を選択し、「適用」をクリックします

【条件】:「空文字ではない

適用」をクリックします

集約」をクリックします

集約のキーとなるカラムとしてUUIDログインユーザーID」カラムを選択し、「適用」をクリックします

集約して残したいカラムとしてログ発生時刻」カラムを選択します

集計方法として「最新」を選択し「適用」をクリックします

適用」をクリックします

ランキング」をクリックします

グループ内で順位付け」を選択し、「適用」をクリックします

UUID」を選択し、「適用」をクリックします

ログ発生時刻(最新)カラムを選択し、下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【順位の付け方】:「大きい順

下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【同率順位の扱い】:「同率なし

ランキングで作成されたカラムの名称を変更します

今回は「ログ発生時刻(最新)(降順)」というカラム名に変更しています。

絞込み」をクリックします

ログ発生時刻(最新)(降順)」カラムをクリックし、下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【条件】:「次と等しい」を選択し、「1」を入力

適用」をクリックします

保存」をクリックします

任意のファイル名を入力し、「保存」をクリックします

今回は「ログインユーザーID&UUID」と入力しています。

❸ ❶と❷で作成したデータファイルを統合する

❶で作成したデータファイルと❷で作成したデータファイルを統合する手順を紹介します。

統合する」をクリックします

カスタマイズ」をクリックします

データファイル」アイコンをクリックします

FCMトークン&UUID」をクリックします

データファイル」アイコンをクリックします

ログインユーザーID&UUID」をクリックします

統合」アイコンをクリックします

【横】方向に統合」を選択し、「適用」をクリックします

UUID」を選択し、「次へ」をクリックします

共通のデータのみ統合する」を選択し、「適用」をクリックします

任意のファイル名を入力し、「保存」をクリックします

今回は「FCMトークン&ログインユーザーID&UUID」と入力しています。

保存」をクリックします

OFF」をクリックし、「ON」に変更します

データ確認」をクリックします

作成したデータファイルが表示されます

❹ 「UUID」が最新のデータファイルを作成し、Push通知配信用データファイルを完成させる

『❸ ❶と❷で作成したデータファイルを統合する』で、「FCMトークン」と「ログインユーザーID」が最新の値が格納されたデータファイルが作成されました。しかし、「UUID」のみ、最新の値で絞り込めていないため、最後に「UUID」を最新の値に絞り込むことで、「FCMトークン」「ログインユーザーID」「UUID」全てが最新のデータファイルを作成できます。その後、Push通知配信用データファイルに必要のないカラムを削除することでPush通知配信用データファイルが完成します。

FCMトークン&ログインユーザーID&UUID」をクリックします

ランキング」をクリックします

「UUID × FCMトークン × ログインユーザーID」の組み合わせがユニークで作成されています。
グループ内で順位付け」を選択し、「適用」をクリックします

UUID」を選択し、「適用」をクリックします

ログ発生時刻(最新)カラムを選択し、下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【順位の付け方】:「大きい順

下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【同率順位の扱い】:「同率なし

絞込み」をクリックします

ログ発生時刻(最新)(2)」カラムをクリックし、下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

【条件】:「次と等しい」を選択し、「1」を入力

適用」をクリックします

削除をクリックします

削除したいカラムを選択し、「適用」をクリックします

※ここでは、「FCMトークン」「UUID」「ログインユーザーID」カラム以外のすべてのカラムを削除します

保存」をクリックします

任意のファイル名を入力し、「保存」をクリックします

今回は「FCMトークン/ログインユーザーID/UUIDのみ」と入力しています。

作成したデータファイルが表示されます

Push通知を配信するためのデータファイルを作成したい」の実現方法の紹介は以上になります。