送信元メールアドレスを設定したい

はじめに

b→dashのメール配信に必要な準備や全体像を確認したい場合はまずはこちらをご覧ください

本記事について

本記事では、メールの送信元を設定する方法を紹介します。
設定方法については、以下をご参照ください。

メール配信サーバーに未登録ドメインのメールアドレスを送信元として設定することはできません

b→dashのメール配信サーバーである『Mail Publisher』または『repica』に未登録のドメインを用いたメールアドレスは、
送信元情報の「メールアドレス」「代替のメールアドレス」として設定することができません
未登録のドメインを用いたメールアドレスを設定しようとすると、
ドメインが未登録であるため設定できない旨の警告モーダルが表示されます。

[参考:表示される警告モーダル]

送信元メールアドレスを設定するまでの流れ

b→dashでメール配信を行うにあたり、最初に実施する必要がある送信元メールアドレスの登録方法を説明します。

作成できるメールの送信元設定数は、『300個』です。
共通設定」をクリックします

送信元設定」をクリックします

右上にある「新規作成」ボタンをクリックします

メール(セグメント配信)」を選択し、「次へ」をクリックします

「即時配信メール」の送信元を作成したい場合は、送信元を設定するアプリを選択する画面にて、「メール(即時配信)」を選択してください。
『即時配信メール』の送信元情報として、すでに利用しているドメインは利用できません
なぜ利用できないのか?

前提として、Googleの「メール送信者のガイドライン」において、マーケティングメールやプロモーションメールの規定と、即時配信メール(トランザクションメール)の規定は異なっています。
マーケティングメールやプロモーションメールには、「登録解除ボタン」の設置が義務付けられていますが、即時配信メール(トランザクションメール)に「登録解除ボタン」の設置は義務付けられていません。

もしも、「メール/MA」もしくは「シナリオ」アプリからセグメントを用いて配信されるメール(マーケティングやプロモーションメール)と同じドメインを利用すると、Googleの「メール送信者のガイドライン」に抵触し、ドメインを利用することができなくなる可能性があります。
そのため、すでに利用しているドメインは、『即時配信メール』の送信元情報として利用できません。

どうすればよいのか?

一方で、すでに送信元として利用しているドメインの「サブドメイン」は利用することができますので、『即時配信メール』をご利用いただくにあたり、「新しいドメイン」もしくは「サブドメイン」のご準備をお願いします

名称」「メールアドレス」「メールに表示される送信元の名称」を入力し、「保存」をクリックします

「メールに表示される送信元の名称」には何を記載するべきか?

実際にb→dashからメール配信を行った際、メール受信者にはメールアドレスと共に「メールに表示される送信元の名称」に設定した名称が表示されますので、受信者に表示させたい名称を登録しましょう。

一覧画面に「メールアカウント」が追加されていれば完了です

これで送信元メールアドレスの設定は完了です!

送信元情報を、受信者に応じて差し込みたい

メールの送信元設定では、受信者に応じて送信元情報を差し込むことができます。具体的には、送信元設定にて、「データ挿入」を利用することで実現することができます。

送信元設定の「データ挿入」の利用シーンとしては、顧客一人ひとりに担当者が付いており、送信元に担当者の情報を挿入して配信したい場合などが挙げられます。

送信元に「データ挿入」をする方法については、以下をご参照ください。

データ挿入機能は、『Mail Publisher』のみで利用することができます。『repica』では利用することができませんので、ご注意ください。
いずれかの条件を満たすと、b→dash側で配信を除外します

「メールアドレス」や「メールに表示される送信元の名称」に『データ挿入』を設定し、以下のいずれかの条件を満たした場合、b→dash側で配信を除外します

※b→dash側で配信を除外するため、「失敗数」にはカウントされません

「メールアドレス」の条件

・「メールアドレス」の形式が不正

「メールに表示される送信元の名称」の条件

・バイト数が『360バイト』を超過している
・名称に『カンマ(,)』を利用している

「配信設定」の条件

・配信スキップが『ON』かつ、差し込みデータが『空文字/NULL』である
・配信スキップが『ON』かつ、差し込みデータに対象の『顧客ID』が存在しない

名称」を入力します

メールアドレスを入力」をクリックします

データ挿入」をクリックします

データファイル」を選択し、「適用」をクリックします

差し込みたいカラム」を選択し、「適用」をクリックします

「メールアドレス」と「代替のメールアドレス」には、『Mail Publisher』に登録してあるドメインを設定してください

「メールアドレス」と、この後に設定する「代替のメールアドレス」(※1)には、『Mail Publisher』に登録してあるドメインを設定してください。『Mail Publisher』に登録していないドメインを設定して配信を行った場合、『Mail Publisher』側で配信を除外します。

『Mail Publisher』側で配信を除外した場合、『Mail Publisher』側では「配信成功」として扱われ、b→dashにエラーとして返ってこないため、メールが届かなかった原因を確認することができません。

※1「代替のメールアドレス」とは、挿入したデータが存在しない場合やカラムの値が『空文字/NULL』の場合に、代わりに使用されるメールアドレスです

代替のメールアドレス」を入力します

表示される送信元の名称を入力」をクリックします

データ挿入」をクリックします

データファイル」を選択し、「適用」をクリックします

差し込みたいカラム」を選択し、「適用」をクリックします

メールに表示される代替の送信元の名称」を入力します

「メールに表示される代替の送信元の名称」とは、挿入したデータが存在しない場合やカラムの値が『空文字/NULL』の場合に、代わりに使用される名称です。
適用」をクリックします

適用」をクリックします

「データ挿入」を利用して配信したメールで『登録解除』が行われた場合

「データ挿入」を利用して配信したメールで『登録解除』が行われた場合、『登録解除』の対象となるのは、「代替のメールアドレス」に設定したメールアドレスです。「メールアドレス」に設定したメールアドレスではありませんので、ご注意ください。

例えば、「メールアドレス」が『test@example.com』、「代替のメールアドレス」が『aaa@bdash.co.jp』で配信したメールで『登録解除』が行われた場合、『登録解除』の対象となるのは、『aaa@bdash.co.jp』です。

[参考:代替のメールアドレス]