サイトレコメンド用データを作成したい

はじめに

b→dashでレコメンドを配信するにあたっての必要な準備や全体像を確認したい場合はまずはこちらをご覧ください

サイトレコメンド用データとは

サイトレコメンド用データとは、webサイト上にレコメンド表示させる商品名、商品金額、商品画像などのデータのことを指します。

【レコメンド表示されている「商品名」「商品金額」「商品画像」イメージ】

サイトレコメンド用データの作成方法

サイトレコメンド用データの作成には、「データ選択(集計設定・更新タイミング設定)」「サブロジック設定」「フィルタ設定」「サイトへの表示」の4つの手順を踏む必要があります。

アルゴリズムと利用データの選択

まずは、レコメンドアルゴリズムの選択と、レコメンドに利用したい「商品データ」と「閲覧履歴データ」を選択する作業を行います。その後、データの集計設定・更新タイミング設定まで行います。

レコメンド」をクリックします

新規作成」をクリックします

サイト用レコメンド」を選択し、「適用」をクリックします

任意の「アルゴリズム」を選択し、「適用」をクリックします

利用するアルゴリズムに応じて必要なデータは変わります

下表を参照し、利用したいアルゴリズムに応じたデータファイルをご用意下さい。

アルゴリズム名 必要なデータファイル
商品 購買
履歴
閲覧
履歴
購入データを
利用したランキング
-
閲覧データを
利用したランキング
-
商品データを
利用したランキング
- -
閲覧データを
利用した類似ユーザーの相関
-
閲覧データを
利用した類似アイテムの相関
-
「閲覧データを利用した類似アイテムの相関」を選択した場合を例に設定方法を説明していきます。
レコメンドに使用する「商品のデータ」をクリックします

ナビゲーションに沿って、該当する「カラム」をクリックします

その他の、レコメンドで利用したい「カラム」をクリックします

追加」をクリックすることで、選択できるカラムの項目数を増やすことができます

データ選択画面で表示されるレコード数は40件までとなります
レコメンドデータに利用するカラムを選択する際、b→dash画面上に表示されるデータファイルは40件までのレコードしか表示されません
選択画面上では限定されたレコード数しか表示されませんが、選択したカラムの全てのレコードがレコメンドデータとして利用されます。
サイト上に表示したいカラムをすべて選択しましょう
本手順の必要なカラム(「カラム1」「カラム2」・・・)に設定したカラムのみをサイトに表示させることができますので、サイト表示させたいカラムは忘れずにすべて登録しましょう。例えば、「商品名」「商品金額」「商品画像」をサイトにレコメンド表示させたい場合は、カラム1に商品名、カラム2に商品金額、カラム3に商品画像といったように選択しておく必要があります。
レコメンドで利用したいカラムを選択できたら、「適用」をクリックします

レコメンドに使用する「閲覧履歴のデータ」をクリックします

ナビゲーションに沿って、該当する「カラム」をクリックします

その他のレコメンドで利用したい「カラム」をクリックします

顧客情報に基づいて、レコメンドを出し分けたい

顧客の年代や性別といった「顧客属性」をもとにレコメンドを出し分けたい場合、「顧客マスタの動的フィルタ」を使用することで、実現することが可能です
例えば、レコメンドアルゴリズムを「閲覧データを利用したランキング」に設定し、レコメンドを出し分ける条件を「性別」に設定した場合、男性には「男性ユーザーの閲覧データを利用したランキング」を表示することができ、女性には「女性ユーザーの閲覧データを利用したランキング」を表示することができます。

下記では、「顧客マスタの動的フィルタ」の設定方法について紹介します。

レコメンドで利用したいカラムの選択画面において、「表示するユーザーで出し分け」をクリックします

「OFF」から「ON」に切り替え、「適用」をクリックしします

顧客ID」を選択し、「適用」をクリックします

顧客データ」を選択します

顧客ID」を選択します

出し分ける条件として「性別」を選択し、「適用」をクリックします

出し分ける条件として選択するカラムは、複数指定することが可能ですが、複数指定した場合、パケット消費量の増加やレコメンドの集計時間が長くなる可能性があります。

レコメンドで利用したいカラムを選択できたら、「適用」をクリックします

データの「集計対象期間」の条件設定を設定し、「適用」をクリックします

連携頻度と時間を設定し、「適用」をクリックします

連携頻度を追加した後、「適用」をクリックします

サブロジック設定

サブロジック設定とは、メインロジックの表示結果が表示件数に足りない時に、商品を表示件数まで補充する設定です。
具体的には、サイト上に5件のおすすめ商品を表示したいものの、アルゴリズムで対象商品を抽出したところ該当商品が3件だった際に、2件の空き枠にどのようなルールで商品を表示するかの設定のことを指します。

サブロジック設定は、全ユーザーに対して同じ商品をレコメンド表示する「固定アイテム」と、1つ目に指定したアルゴリズムとは別のアルゴリズムを利用する「レコメンドロジック」の2種類から選択することができます。

以下では「固定アイテム」「レコメンドロジック」それぞれの設定の手順を紹介します。

固定アイテム
表示件数」をプルダウンから選択します

固定アイテム」のタブをクリックします

表示対象」に、空き枠発生時に表示させる商品の「商品ID」を入力します

表示対象」を入力できたら、「適用」をクリックします

レコメンドロジック
表示件数」をプルダウンから選択します

レコメンドロジック」のタブから利用したい過去のレコメンドデータをクリックし、「適用」をクリックします

ステータスが「停止中」のレコメンドデータは使用できません。

フィルタの設定

次に、アルゴリズムで抽出したデータに対してフィルタ設定を行う手順について説明します。フィルタ設定を行うことで、「定番商品は除外したい」「在庫数が少ない商品は除外したい」といった条件を指定し、レコメンドの配信を行うことができます。

フィルタ」を設定したいカラムをクリックします

フィルタをかける条件を指定し、「適用」をクリックします

指定した条件に応じて、レコメンドデータが絞り込まれます

動的フィルタとは

フィルタリング選択のプルダウン最下部に「動的フィルタ」という項目があります。動的フィルタとは、動的フィルタで設定したカラムの値と、ユーザーの閲覧している商品ページの内容を照らし合わせ、商品ページの内容に適したフィルタリングを自動で行うフィルタリング方法です。

例えば、ユーザーの閲覧している商品が黒い鞄の場合、「黒」という色の要素でフィルタリングし、黒いアイテムを抽出してレコメンド表示することができます。

※サブロジック設定にて「固定アイテム」「レコメンドロジック」のいずれを選択した場合でも、動的フィルターは適用されます

プルダウンから「動的フィルタ」を選択します

プルダウンから条件を選択します

対象設定」で動的フィルタの対象ページを選択し、「適用」をクリックします

レコメンド表示させるページURLの指定

最後に、レコメンドを表示させたいページを指定する作業を行います。

レコメンドを表示させたいページを指定するための条件を、プルダウンから選択します

対象ページのURL」を入力します

「対象ページの指定」において複数の条件を指定した場合、「OR条件」になります。そのため、指定した複数の条件のうち1つでも一致する場合、該当のページでレコメンドが表示されます。
リレーション設定を利用するアルゴリズムの場合

閲覧データを利用した類似ユーザーの相関」「閲覧データを利用した類似アイテムの相関」のいずれかを選択した場合はリレーション設定の選択が必要になります。

レコメンドタグに対して、リレーション設定を行っている項目のみ表示されます

リレーション設定の選択」を行うため、「選択」をクリックします

利用したいリレーション設定を選択し、「適用」をクリックします

適用」をクリックします

名前」を入力し、「保存」をクリックします

以上で、レコメンドデータの作成は完了です!