テストメールを配信したい

はじめに

b→dashのメール配信に必要な準備や全体像を確認したい場合はまずはこちらをご覧ください

テスト配信とは

テスト配信とはメールコンテンツの本番配信などにおいて、配信したいコンテンツの内容や表示についての最終確認を行うための機能です。本記事ではb→dashのメール配信機能などで使用できるテスト配信機能において、本番配信するコンテンツに不備がないかどうか確認する操作手順を説明します。

「repica」を使用している場合、テスト配信で使用されるサーバーにも『DKIM』の設定が必要です

配信に利用されるメールサーバーが「repica」の場合、テスト配信と本番配信で使用されるサーバーが異なります。そのため、テスト配信の事前準備として、テスト配信用のサーバーにも『DKIM』の設定をする必要があります。
テスト配信で使用されるサーバーへの『DKIM』の設定については、弊社カスタマーサクセス担当までお問い合わせください。

テストデータを作成する

テストデータには、テスト配信に使用するメールアドレスやテストデータ挿入に使用するデータなどを登録することができます。以下では、テストデータの作成方法について説明します。

共通設定」をクリックします

テストデータ設定」をクリックします

新規作成」をクリックします

4つのタイプの「カラム名」と「データ」を入力します

登録するメールアドレスは、サンプルや仮のメールアドレスではなく、実際にメールを受信することができるメールアドレス/グループアドレス/メーリングリスト等をご登録ください。
※登録したメールアドレスに対して、テストメールが実際に配信されます
タイプに設定可能な項目

必須の4タイプに加えて、任意のタイプを設定することができます。
設定可能な項目は、以下の10種類です。

適用」をクリックします

テストデータ名」を入力し、「保存」をクリックします

テストデータ一覧に表示されます

テストデータの作成数に上限はありません。

テストメールを配信する

「❷テストデータを作成する」で作成したテストデータを使用し、テストメール配信を行います。その後、配信されたテストメールを用いて本番配信されるコンテンツに不備はないかの確認を行います
以下では「データ挿入」「条件分岐」を使用したコンテンツを例に、テストメールの配信設定から配信されたコンテンツの確認の手順を説明します。

メール/MA」をクリックします

メールを作成する」をクリックします

メールコンテンツ」をクリックします

今回、選択するコンテンツは「データ挿入/条件分岐」を使用したものを選択しています。
詳細」をクリックします

右上の「テストデータ挿入」をクリックします

※配信するメールコンテンツに「レコメンド挿入」「データ挿入」「条件分岐」を使用していた場合にのみ、「テストデータ挿入」を使用することができます

テストデータを用いる」を選択し、適用」をクリックします

「テストデータを用いる」を選択した場合、本番配信時に表示される「データ挿入」「条件分岐」の値を確認することはできません。
『即時配信メール』では、「テストデータを用いる」しか利用することができません

『即時配信メール』では、データの挿入方法として「テストデータを用いる」しか利用することができません
「指定した顧客IDのデータを用いる」と「ランダムな顧客IDのデータを用いる」は利用することができませんので、ご注意ください。

プレビューに使用する「テストデータ」を選択します

」をクリックします

データ挿入で指定したカラムに該当するデータを選択し、閉じる」をクリックします

適用」をクリックします

テストデータが挿入されたことを確認できます

「指定した顧客IDのデータを用いる」を選択した場合

データの挿入方法として「指定した顧客IDのデータを用いる」を選択することで、本番配信時に表示される「データ挿入」「条件分岐」の値を確認できます
以下では、「指定した顧客IDのデータを用いる」を選択した場合の設定方法について説明します。

指定した顧客IDのデータを用いる」をクリックします

任意の値を入力します

本番配信時に使用するセグメントの「顧客ID」カラムの値を入力してください。
適用」をクリックします

データが挿入されたことを確認できます

テスト送信」をクリックします

コンテンツの1行当たりのHTMLの長さが『800byte』を超過していると、テスト送信をすることができません
『800byte』を超過していると、テスト送信が実施されなかった旨のエラーモーダルが表示されます。
送信するテストメールの形式」を選択します

次へ」をクリックします

メールコンテンツの形式によって、テスト送信できるメールの形式が異なります

テスト送信の設定時において、送信するテストメールの形式を選択することが可能ですが、メールコンテンツの形式によって、テスト送信できるメールの形式が異なります
テスト送信したいメールコンテンツの形式が「HTMLメール」の場合は、『HTMLメールのみ』が選択でき、「テキストメール」の場合は『テキストメールのみ』が選択できます。また、「HTML/テキストメール」(マルチパート)の場合は、『HTMLメール/テキストメールを1通ずつ』『HTMLメールのみ』『テキストメールのみ』『マルチパートメール』のすべてが選択できます。
送信するテストメールのそれぞれの形式を選択した場合に受信者に送信されるテストメールについては、下記の表をご参照ください。

[参考:受信者に送信されるテストメールについて]

# 送信する
テストメールの形式
受信者に送信されるテストメール
1 HTMLメール
テキストメール
1通ずつ
「HTMLメール」と「テキストメール」の両方が1通ずつ送信されます。
2 HTMLメールのみ 「HTMLメール」のみが送信されます。
3 テキストメールのみ 「テキストメール」のみが送信されます。
4 マルチパートメール 受信者の使用しているデバイスや契約している通信キャリアで「HTMLメール」を表示することができる場合は「HTMLメール」、表示することができない場合は「テキストメール」が送信されます。
送信先として利用する「テストデータ」をクリックします

「❷テストデータを作成する」で作成したテストデータを利用します。
送信元」を選択します

送信」をクリックします

メール配信サーバーに未登録ドメインのメールアドレスが送信元として差し込まれた場合、配信が制御されます

「メールアドレス」または「代替のメールアドレス」に「データ挿入」している送信元設定を利用し、
配信時に未登録のドメインを用いたメールアドレスが差し込まれると、テスト送信は中止されます
さらに、ドメインが未登録であるため設定できない旨の警告モーダルが表示されます。

[参考:テスト送信の警告モーダル]

テスト送信が完了しました

送信先のメールアドレスに対して、「受信拒否」設定をしているとテストメールを受信することができません。
また、送信先のメールアドレスが「配信不達データ」に含まれていた場合、テストメールを受信することができませんので、ご注意ください。
テストメールの受信後、コンテンツの確認ができます

※「テキストメール」において、PDFファイルのリンクの末尾に『)』を記載し、『)』の後ろに配信パラメータが付与されてしまった場合は、こちらの記載をご参照ください

テストメールに関してご不明な点がある場合は、下記記事をご参照ください。
メール配信に関するFAQ
「テストメールが届かない」原因を特定したい
「以下の理由により、テスト送信ができませんでした。」というエラーモーダルが表示される原因

『Mail Publisher』を利用し、送信元設定で「データ挿入」機能を使用してテスト配信を実施した場合、「送信元設定」の不備が原因で、「以下の理由により、テスト送信ができませんでした」というエラーモーダルが表示される場合があります。
送信元設定の「データ挿入」機能については、「送信元メールアドレスを設定したい」の『❷ 送信元情報を、受信者に応じて差し込みたい』をご参照ください

[参考:エラーモーダル]

エラーモーダルが表示される原因として、下記の表の3つが挙げられます。いずれかの原因に該当した場合、テスト配信は実施されません
3つの原因とそれぞれの詳細については、下記の表をご参照ください。

# エラーモーダルが
表示される原因
詳細
1 送信元メールアドレス」が不正と判定された 「送信元メールアドレス」の値が、『Mail Publisher』が定めている「メールアドレス」の形式に一致していない場合、不正なメールアドレスと判定され、メールが届いていない可能性があります。
2 「メールに表示される送信元の名称」が
360バイト(全角で最大120文字)』を超過している
「メールに表示される送信元の名称」の値が、『360バイト(全角で最大120文字)』を超過している場合、メールが届いていない可能性があります。
3 「メールに表示される送信元の名称」に『カンマ(,)』を利用している 「メールに表示される送信元の名称」の値に、『カンマ(,)』を利用している場合、メールが届いていない可能性があります。
テストメールを配信しても、配信上限数にはカウントされません

「共通設定」の『配信制御設定』にて、メール配信の上限回数を設定していても、テストメールの配信については、配信上限数の対象としてカウントされません

20件以上の送信先メールアドレスを選択すると配信エラーとなります
テストの送信先メールアドレスは、20件以上のメールアドレスを登録できますが、テスト配信を行う際に、20件以上の送信先メールアドレスを選択し、テスト配信を行った場合、配信エラーとなります。テスト配信を行う場合、送信先メールアドレスの設定を20件以下にするよう、お願いいたします。
データ挿入に使用しているデータファイルの権限が付与されていない場合、テスト配信ができません

テスト配信するメールコンテンツにデータ挿入を設定していた場合、データ挿入に使用しているデータファイルに閲覧権限が付与されていないと、テスト配信ができません。また、データ挿入している箇所には「データファイルの閲覧権限がありません」と表示されます。
データ挿入を設定しているメールのテスト配信を行いたい場合は、データファイルに権限を付与するといった、権限設定を変更するようお願いします。
※権限設定については「権限設定をしたい」をご参照ください

【参考画像】

メールコンテンツの文字化けは文字コードが原因の可能性があります

メールコンテンツの文字化けは、メールサーバーに対応していない文字コードを利用していることが原因と考えられます。配信したメールが文字化けした場合は、文字コードをご確認ください。

メール配信サーバーに「repica」を利用している場合

iso-2022-jp』という文字コードを利用しています。『iso-2022-jp』に定義されていない文字列がメールコンテンツに含まれている場合、本番配信時に文字化けする可能性があります。
そのため、『iso-2022-jp』の文字コードに対応する漢字や記号のみを利用してください。

※ 本番配信時に文字化けが発生したものの、文字コードが原因と考えられない場合は、弊社カスタマーサクセス担当にお問い合わせください

メール配信サーバーに『Mail Publisher』を利用している場合

UTF-8』という文字コードを利用しています。ほとんどの場合、本番配信で文字化けは発生しません。

配信したメールのリード文に画像のファイル名などの意図していないテキストが表示されてしまう??

配信したメールを確認すると、メールのリード文に「画像のファイル名」や「代替テキスト」など、意図していないテキストが表示されてしまうことがあります。
これはメーラーの仕様上、メール受信者がHTMLメールを閲覧できない環境を利用しているなどの理由により、画像を開くことができない際に、画像のファイル名や代替テキストが表示されてしまうことが原因となります
※メーラーによっては、リード文に何も表示されないケースもあります

以下では、メールのリード文に画像のファイル名が表示されることを回避する方法について、実際の例をもとに説明していますので、必要に応じてご参照ください。

メールのリード文に画像のファイル名が表示されている例

※「メール配信ヘッダー用画像」という画像のファイル名が表示されてしまっています

この事象に関しては、代替テキストを空白に設定して頂くことによって回避することができますので、以下の手順を参考にご確認ください。

画像」を選択し、「代替テキスト」をクリックします

代替テキスト名」を未入力のまま、「適用」をクリックします

テスト配信したメールから配信停止をすることはできません

オプトアウトリンク(配信停止リンク)を挿入しているメールコンテンツをテスト配信した場合、オプトアウトリンクからメールを配信停止することはできません。メールに挿入されているオプトアウトリンクをクリックし、フォームを記入しても、b→dashデータのオプトアウトデータに反映することはできませんので、ご注意ください。

※オプトアウトリンクの詳細については
オプトアウトの仕組みを確認したい」をご参照ください

以上で、テストメールの配信方法の説明は終了です!

[任意]差込みに利用したデータの確認方法

テスト配信で差込みに使用したデータファイルに不備がないか確認するには、「コンテンツ詳細画面」または「コンテンツ編集画面」の『設定内容』から確認することができます。
以下では、「コンテンツ詳細画面」から確認する場合を例に説明します。

差込みに利用したデータを確認したいメールコンテンツをクリックします

詳細」をクリックします

設定内容」をクリックします

データを確認したい箇所」をクリックします

差込みに利用したデータを確認することができます