[概要]カスタムドメイン設定に必要な準備

「サブドメイン」を利用する方法

「サブドメインを利用」する場合は、カスタムドメインの安全性を示す証明書を新規で発行する必要があるかどうかで手順が変わります。
貴社のwebサイトにて「通常のSSL証明書を使用している場合」は、証明書を新規で発行する必要があり、「ワイルドカード型もしくはマルチドメイン型のSSL証明書を使用している場合」は、証明書を新規で発行する必要がありません。

SSL証明書とは?

SSL証明書とは、認証局と呼ばれる第3者団体が「webサイトを運営している会社の実在確認(身元確認)」をしたことを証明するもので、SSL証明書を持ったwebサイトのみが、SSL(Secure Socket Layer)通信と呼ばれる、ウェブブラウザとウェブサーバー間のデータの通信を「暗号化」したセキュアな通信方法を利用することができます

b→dashのCMS / フォーム機能を利用する際には、b→dashのサーバー上にフォームページを構築し公開する形式になりますが、このフォームページにSSL証明書を登録することで、フォームページがあるサーバーと、フォームにアクセスしたユーザーが安全に通信することができるようになり、ユーザーがフォームで入力した氏名/住所/メールアドレスなどの個人情報を盗聴・改ざんされること防ぐことができるようになります。

また、SSL証明書を発行することで、ドメインの前につく通信プロトコルの表記が下記のように変わりますので、ユーザーは、この「https://」の表記によって、アクセスしているサイトが、SSL証明書発行済である安全なサイトであるかどうかを確認することができます。
・SSL証明書なし: 「http://form-exam.com」
・SSL証明書あり: 「https://form-exam.com」

SSL証明書の型について

SSL証明書の型は3つに分かれています。それぞれの詳細については以下を参照ください。

詳細
SSL証明書(通常) 1つのドメイン(webサイト)を暗号化することが出来ます。
ワイルドカード型
SSL証明書
1枚のSSL証明書でサブドメインが異なる複数のwebサイトを暗号化することが出来ます。
マルチドメイン型
SSL証明書
1枚のSSL証明書でドメイン(FQDN)・サブドメインが異なる複数のwebサイトを暗号化することが出来ます。
「通常のSSL証明書」を使用している場合

こちらの「サブドメインを使用する場合[SSL証明書を発行する]」記事を参照して、カスタムドメインの設定を実施ください。

「ワイルドカード型またはマルチドメイン型のSSL証明書」を使用している場合

こちらの「サブドメインを使用する場合[SSL証明書を発行しない]のカスタムドメイン設定」記事を参照して、カスタムドメインの設定を実施ください。
※「ワイルドカード型」または「マルチドメイン型」のSSL証明書をご利用していても、b→dashで利用するサブドメインに流用しても良いかは貴社のセキュリティポリシーに従ってください

「新規ドメイン」を作成する方法

こちらの「新規ドメインを取得する場合」記事を参照して、カスタムドメインの設定を実施ください。

[参考]一般的なwebサイトとb→dashのCMSとの違い