どのような定型レポートがあるか知りたい

定型レポートとは

b→dashのレポート機能には「定型レポート」「カスタムレポート」の2種類が存在します。「定型レポート」とは目的別に用意されたテンプレートを用いることで、ガイドに沿って簡単に設定を行いレポートを作成することができる機能です。
本記事では、具体的にどのような定型レポートがあるかを業界別に紹介します。

定型レポートの紹介

業界共通 / 顧客分析

RFM分析

Recency (直近の購入日)、Frequency(来店頻度)、Monetary (購入金額)の 3つの指標を用いて顧客をグループ分けする分析です。活用方法としては、分類した各グループの顧客数を把握する、各グループに対してメールやLINEなどの各施策を行う、といったことが挙げられます。

<レポートイメージ>

顧客区分の項目を切り替える方法

Recency (直近の購入日)、Frequency(来店頻度)、Monetary (購入金額)それぞれの顧客区分の項目は、「歯車のアイコン」をクリックし、項目を選択することで、切り替えることができます。

顧客グループを絞り込んでレポートを作成する方法

作成したレポート内の特定の顧客グループに絞り込んだレポートを作成したい場合、「推移後期間」を設定することで、レポートを作成することができます。「推移後期間」を設定すると、顧客グループに対して再度指定した集計期間に基づいて、レポートの再集計が行われます。
以下では「推移後期間」の設定方法について説明します。

※「推移後期間」を設定した場合、顧客区分の項目や集計期間などを変更することはできません

絞り込みたい顧客グループを選択します

任意の期間を入力します

推移後期間が設定され、ユーザーを絞り込むことができました

デシル分析 / ランク分析

全顧客を合計購入金額に応じて10等分する分析です。全体の売上金額に対する各ランクの売上比率を可視化することで、売上貢献度の高い顧客層を知ることができます。
※ランクの定義や等分の数を変更することはできません

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デシル分析/ランク分析の「集計期間」には、レポート作成時に「受注日」カラムとして選択したカラムの値が表示されます。

業界共通 / アクセス分析

ブラウザ利用状況分析

サイトにアクセスしたユーザーが利用しているブラウザごとにPV数やセッション数を可視化する分析です。利用状況が多いブラウザに最適表示されるようにサイト開発を行う、という活用方法があります。

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利用デバイス分析

サイトにアクセスしたユーザーが利用しているデバイスごとにPV数やCV数を可視化する分析です。利用状況が多いデバイスに最適表示されるようにサイト開発を行う、という活用方法があります。

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ページアクセス分析

PV数や平均ページ滞在時間などの指標を用いて、各ページのパフォーマンスを可視化する分析です。改善すべきページを特定しUI/UXを改善する、平均ページ滞在時間が長いページにおいてweb接客を行うことで行動を促す、といった活用方法があります。

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ランディングページ分析

PV数やCVRなどの指標を可視化することで、各ランディングページのパフォーマンスを判断する分析です。改善すべきランディングページを特定しページ記載内容を改善する、という活用方法があります。

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広告ごとの初回購入ROAS分析

広告種別ごとに、初回購入金額やLTVといった成果に関する指標を可視化することで、どの広告が成果につながっているかを判断する分析です。広告を配信する媒体の見直しや予算配分の見直し、といった活用方法があります。

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業界個別

EC業態
初回購入後F2転換タイミング分析

1度商品を購入した顧客が、2回目の商品購入までにどれくらいの日数を要したかを可視化する分析で、1度目に購入した商品のカテゴリごとに日数を可視化することができます。トップスを初回購入した顧客は購入から14日目までに2回目購入に至る可能性が高い、と判明した場合に、初回購入から14日以内に完結するシナリオを展開することで、2回目購入数や率向上を目指す、という活用方法があります。

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1度に表示できる「商品カテゴリ」の数には上限があります

初回購入後F2転換タイミング分析において、1度に表示できる「商品カテゴリ」の上限は10項目までとなっています。レポート作成時に「初回商品購入カテゴリ」カラムとして選択したカラムの値が「商品カテゴリ」として表示されます。

【参考:商品カテゴリの表示位置】

店舗購入後EC送客転換タイミング分析

店舗で商品を購入した後に、ECでも商品を購入した顧客を分析することで、店舗購入の何日後にECでの購入を行う可能性が高いかを可視化する分析です。店舗で商品を購入した顧客は、購入から21日目~42日目の間にECでの購入に至る可能性が高い、と判明した場合に、店舗購入後21日後に開始し、42日以内に完結するシナリオを展開することで、EC送客数や率向上を目指す、という活用方法があります。

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定期購入年月ごとの前月当月推移

定期購入商品のシリーズ(≒カテゴリ)や購入年月の2つの指標を用いて、定期購入者数の推移を可視化する分析です。

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メイン-サブ商品購入相関分析

メイン商品(楽器販売店における、ギターやピアノなど)の購入と、サブ商品(楽器販売店における楽譜や譜面台など)の購入の相関関係を可視化する分析です。

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金融(カード)業態
カード利用状況分析

カード発行年月に応じて、カード発行数や、発行月からの経過月数ごとのカード利用人数を可視化する分析です。

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来店型業態
体験来店率分析

年月ごとに体験来店予約を行った顧客の人数と、実際に来店に至った顧客の割合を可視化する分析です。

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