シナリオの配信前に、各アクションタスクの「配信対象者/配信除外者/配信失敗者」を確認したい

本記事について

本記事では、シナリオフローにおいて、各アクションタスクの配信対象者と配信除外や配信失敗などの配信対象外者がそれぞれ何人存在するのか、また配信失敗する原因を確認するための「配信対象者の検証機能」について紹介しています。

配信対象者の検証機能とは

下記では、「配信対象者の検証機能」についてと、検証機能で確認できる内容について説明します。

配信対象者の検証機能とは

「配信対象者の検証機能」とは、シナリオに設定されている各アクションタスクにおいて、配信対象者の人数と配信失敗/配信除外される人数を、アクションタスクの実施前に確認できる機能です。
また、配信失敗/配信除外される原因とその人数を確認することも可能です。

[参考:配信対象者の検証結果画面]

同時に検証可能な施策数(シナリオの配信設定)の上限は5つとなっており、シナリオボード上で一度に検証できるタスク上限は10個です。

配信対象者の検証機能で確認できる内容

「配信対象者の検証機能」にて確認できる「対象外理由」で表示される15個の文言と、内容は下記の表をご参照ください。

# 表示される文言 説明
1 同一シナリオで過去にターゲットとして抽出済み 「同じ顧客に対して繰り返し配信する」が『OFF』になっており、同一シナリオで過去にセグメントとして抽出されている
2 顧客IDで除外 配信除外データファイルの「顧客ID」カラムにセグメントで設定されている「顧客ID」が合致する
3 配信対象カラム(受信者アドレス/LINEユーザーID/SMS送信用電話番号/FCMトークン等)で除外 配信除外データファイルの「配信対象」カラムにセグメントで設定されている『受信者メールアドレス』『LINEユーザーID』『SMS送信用電話番号』『トークン』『Yappli ID』が合致する
4 差出人アドレスと受信者アドレスの掛け合わせで除外 差出人のメールアドレス(Fromアドレス)と配信対象外のメールアドレス(Toアドレス)の組み合わせが合致する
5 顧客IDカラムがない 配信対象となるセグメントの顧客IDカラムに該当の顧客IDカラムがない
6 顧客IDが空文字 セグメントで設定されている「顧客ID」カラムの値が『空文字』になっている
7 差込や条件判定に使うリソースの削除 アクションタスクの配信コンテンツに「データ挿入」や「レコメンド挿入」などを設定しており、「データ挿入に使用しているデータファイル」や「レコメンド施策」が削除されている
8 配信先重複 セグメントで設定されている「顧客ID」は異なるが、『メールアドレス』『トークン』『SMS送信用電話番号』『LINEユーザーID』『Yappli ID』が重複している
9 Push通知受信設定オフ セグメントから渡されたトークンの値が、受信設定『ON』のトークンの中に存在しない
10 差込文字長上限超過 差込データの文字数が20文字を超過している
11 差込データが空文字/NULL 配信スキップの設定がされていて、差込データが「空文字」「NULL」になっている
12 差込データに対象の顧客IDが存在しない 配信スキップの設定がされていて、差込データに対象の「顧客ID」が存在しない
13 メールアドレスが空文字
トークンが空文字
SMS送信用電話番号が空文字
LINEユーザーIDが空文字
Yappli IDが空文字
『メールアドレス』『トークン』『SMS送信用電話番号』『LINEユーザーID』『Yappli ID』が「空文字」になっている
14 メールアドレスが不正
トークンが不正
SMS送信用電話番号が不正
LINEユーザーIDが不正
Yappli IDが不正
『メールアドレス』『トークン』『SMS送信用電話番号』『LINEユーザーID』『Yappli ID』の値が不正である
15 レコメンドデータの取得に失敗 「レコメンド挿入」が設定されているコンテンツで、「レコメンドデータ」の取得に失敗した
※検証時にレコメンド集計が完了していない場合は、レコメンド差込データなしで取得失敗となる
16 プリヘッダーの差込データが空値/NULL 配信スキップの設定があり、差込データの値が「空文字」もしくは「NULL」である
17 プリヘッダーの差込データに対象の顧客IDが存在しない 配信スキップの設定があり、差込データに差込対象の「顧客ID」が存在しない
18 事前にドメイン登録されている送信元アドレスでない b→dashのメール配信サーバーである『Mail Publisher』または『repica』に未登録のドメインを用いたメールアドレスが送信元として差し込まれた。

配信対象者の検証手順

下記では、配信対象者の検証を実施し、「配信対象外内訳」で「配信対象外理由」と理由ごとの人数を確認する手順を説明します。

配信対象者の検証

配信対象者の検証」をクリックします

検証」をクリックします

「配信対象者の検証」モーダルに表示される人数は、「検証」ボタンをクリックした時点のセグメントデータを参照し、表示しています。
配信対象者が『0人』の場合は、「検証」ボタンをクリックすることはできません。
検証したいアクションタスク」を選択し、「検証」をクリックします

検証したいアクションタスクは複数選択することが可能です

検証したいアクションタスクは複数選択することが可能です。ただし、一度に選択できる「アクションタスク」の上限は10個です。
「アクションタスク」を複数選択した場合、検証結果画面は下記参考画像のようになります。

[参考:「アクションタスク」を複数選択した場合の検証結果画面]

配信が成功する人数と失敗する人数が確認できます

配信対象外内訳」をクリックします

「配信対象外理由」と人数が確認できます

1つのタスクに対して、「配信除外理由」や「配信失敗理由」が複数存在する場合

1つのアクションタスクに対して、「配信除外理由」や「配信失敗理由」が複数存在する場合、下記参考画像のように表示されます。人数は、「対象外理由」ごとに計上されるため、各理由の人数の合計が、「配信対象人数」よりも多くなる場合があります
下記参考画像において、配信が失敗する人数は『18人』です。「対象外理由」と人数の内訳は、下記をご参照ください。

●「配信先重複」:18人
●「配信先重複」かつ「顧客IDで除外」:5人

[参考:「対象外理由」が複数存在する場合の画面]

配信対象者の検証が完了した際に通知を受け取る設定

シナリオ配信において、配信対象者の検証が完了した際に通知を受け取ることができます。下記では、通知を受け取る方法を設定する手順を説明します。

共通設定」をクリックします

通知設定」をクリックします

編集」をクリックします

シナリオ」をクリックします

完了通知」をクリックします

配信対象者検証」をクリックします

通知の方法を「ベル」「メール」「slack」から選択し、「適用」をクリックします

通知設定については、「通知設定をしたい」をご参照ください。