カスタムレポートを作成したい

カスタムレポートとは

b→dashのレポート機能には「定型レポート」「カスタムレポート」「サマリレポート」の3種類が存在します。「カスタムレポート」とは、集計の軸や、指標項目を自由に設定することができるレポートを作成する機能です。

今回は、カスタムレポートで、「年月日別にアクセスログのPVや訪問数をデバイスごとに取得するためのレポート」を作るケースを説明します。
レポートの完成イメージ

レポートで利用するデータファイルを選択する

BI」をクリックします

新規作成」をクリックします

カスタムレポート」を選択し、「適用」をクリックします

データファイル」を選択し、クリックします

個人情報設定カラムを用いたレポートの作成
個人情報の参照権限がないユーザーは、個人情報設定を行ったカラムが含まれているデータファイルを用いて、レポートを作成することができません。
レポートの集計対象に設定したデータファイルを、変更や削除した場合の動作

【「変更」した場合】
レポートの集計対象として選択したデータファイルに対して、カラムの追加や削除を実施した場合、追加や削除されたカラムは、後述するレポート編集画面におけるデータカラムの欄にも反映された状態で表示されます。

【「削除」した場合】
レポート作成後に、レポートの集計対象として選択したデータファイルを削除した場合、データファイル削除以降、レポートの値が反映されなくなりますので、集計対象として選択したデータファイルを誤って削除しないようにご注意ください。

レポートの集計内容を作成する

集計内容の作成画面

集計期間」「表頭項目」「表側項目」「指標項目」を設定していきます!
「集計期間」「表頭項目」「表側項目」「指標項目」は、完成後のレポートにおいて以下のように表示されます

移動させたい「データカラム」を選択し、ドラッグします

個人情報設定カラムを用いて作成したレポートの挙動について
カスタムレポートでは、個人情報設定を行ったカラムを「表頭項目」「表側項目」に用いてレポートを作成した場合、個人情報の参照権限がないユーザーは、該当レポートを閲覧、ダウンロードおよびレポート送信をすることができません。
一方で、個人情報設定を行ったカラムを「指標項目」「集計期間」のみに用いてレポートを作成した場合、個人情報の参照権限がないユーザーであっても、該当レポートを閲覧、ダウンロードおよびレポート送信をすることができます。
任意の箇所にドロップします

※集計期間は「PV/Click日時」、表側項目は「年月日」、表頭項目は「デバイスカテゴリ」を選択します

指標項目」はドロップ後に「集計指標」を入力し、「適用」をクリックします

※指標項目は「ビジターID」と「セッションID」を選択します

集計指標の「カウント」「ユニークカウント」の集計対象には、「空文字」「スペース」も1件としてカウントされますので注意しましょう!
また、「合計」の集計対象に「Null」の値が含まれていた場合、集計結果は「-」となり、集計結果が表示されません!
「集計方法」の種類
「集計方法」は指標項目に入力するカラムの種類によって異なるので、抽出したいデータに合わせた集計方法を選択しましょう。

「指標項目」ごとに絞り込み条件を設定したい

「集計指標」を設定する際、「指標項目」ごとに絞り込み条件を設定することができます
「指標項目」ごとに絞り込み条件を設定すると、特定の条件でデータを絞り込んで集計することができ、分析の精度を上げることができます。

ただし、設定することができる絞り込み条件の上限は、1つの「指標項目」につき10個です。設定されている絞り込み条件が多いほど集計に時間がかかりますので、ご注意ください。
また、絞り込み条件を設定することができる「集計方法」は、以下の6つです。

❶ 特定の値を合計(SUMIFS)
❷ 特定の値をカウント(COUNTIFS)
❸ 特定の値をユニークカウント(COUNTUNIQUEIFS)
❹ 特定の値の平均(AVERAGEIFS)
❺ 特定の値の最大値(MAXIFS)
❻ 特定の値の最小値(MINIFS)

「指標項目」ごとに絞り込み条件を設定する方法については、以下をご参照ください。

「指標項目」ごとに絞り込み条件を設定する
集計方法」を選択します

カラム」を選択します

条件」を選択します

」を入力します

条件を複数設定したい場合は、「追加」をクリックしてください。
指標名」を入力します

適用」をクリックします

完了」をクリックします

更新頻度」を選択し、「適用」をクリックします

「データファイルの更新時に集計を行う」はどういった時にチェックをいれるの??
「レポート作成時に指定したデータに更新がはいると、当該レポートも自動で更新させたい」といった場合にチェックを入れます。更に併せて日時指定した場合は、「データファイルの更新時に集計を行う」+「指定日時」に更新が行われます。
「データファイルの更新時に集計を行う」のみの入力

「データファイルの更新時に集計を行う」+「指定日時」の入力

名前」を入力し、「保存」をクリックします

レポート一覧に表示されます

レポートの参照元となるデータファイルの確認方法

作成したレポートの参照元となるデータファイル名を確認するには、レポート一覧の表示形式を切り替える必要があります。以下では、確認手順をご紹介いたします。

表示切替」をクリックします

データファイル名を確認することができます

レポートに計算指標を追加する

b→dashのレポートでは、作成したレポートに存在する指標項目をもとに四則演算を行うことで、新しく計算指標を追加することができます。

作成したレポート」をクリックします

集計したい指標のカラムをクリックします

指標を計算」をクリックします

任意の計算式を設定し、「完了」をクリックします

指標項目を1つのみ選択した場合は、計算式の右辺には定数(「1」や「3」など)しか入力することができません。
作成した計算指標に対して、任意の名前を付けて「保存」をクリックします

作成した計算指標が追加されます

レポートの項目を並び替える

カスタムレポートの詳細画面では、「表側項目」「表頭項目」「指標項目」を任意の順番に並び替えることができます。以下では、レポートの項目を並び替える手順について、指標項目と表側項目の各項目を並び替える例を用いて、説明します。

並び替え」をクリックします

表側項目の「」をドラッグ&ドロップし、順番を並び替えます

指標項目の「訪問数」をドラッグ&ドロップし、並び替えます

「表側項目」と「指標項目」を並び替えることができました

「表頭項目」の並び替えについて

カスタムレポートに、下記5つの項目のいずれかを設定していた場合、「表頭項目」を並び替えると設定が解除されますので、ご注意ください。

・ソート
・フィルタ
・列幅変更
・項目非表示設定
・条件付き書式設定

レポートの項目を変更する

レポートの項目を変更する際は、以下の手順で行います。

編集したいレポートを選択し、「編集」をクリックします

カラム選択・配置」をクリックします

集計方法と指標名を変更する場合
指標項目の右側にある「歯車」をクリックします

集計方法」と「指標名」を任意の値に編集し、「適用」をクリックします

完了」をクリックします

保存」をクリックします
任意の名前を付けて、「保存」をクリックします

指標項目を入れ替える場合
移動させたい「データカラム」を選択し、ドラッグします

任意の箇所にドロップし、「完了」をクリックします
保存」をクリックします
任意の名前を付けて、「保存」をクリックします

計算指標を削除する場合
指標を削除したいレポートをクリックします

削除したい「指標を集計したカラム(計算指標のカラム)」をクリックします

計算指標の削除」をクリックします

削除」をクリックします

計算指標カラムが削除されます